今なお色褪せない傑作の、最も遊びやすいバージョン!『ゼルダの伝説 時のオカリナ』IGN USレビュー全文を掲載!

語り継がれるべき伝説が、ここにある『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイクのIGN USレビューが掲載された。本作はIGN JAPANでもレビュー予定だが、一足先にIGN USレビューの全文の翻訳版をお届けしよう。スコアは9点だ。 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』にはふたつの時代が交錯しており、任天堂はその両方を巧みに操っている。時を超えるリンクの冒険は、クラシックな「ゼルダ」の世界やダンジョンの設計と、近年のシリーズ作品の操作性や演出を見事に融合させているのだ。 Nintendo Switch 2向けの『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は、NINTENDO64版を忠実に再現したリメイクでも、すべてを根本から作り直した作品でもない。もともと存在していた魅力をさらに掘り下げた、現代的な再解釈である。豊かなアートスタイル、一新された操作性、拡充された会話、変更が加えられた謎解きによって、古くから語り継がれる伝説に新たな意味が生まれている。長年愛してきた作品のリメイクとして向き合うファンであっても、独立した冒険として新鮮な目で楽しむ新規プレイヤーであっても、どちらの視点から見ても本作が紛れもなく素晴らしいゲームであることに変わりはない。 私は30時間かけて、美しく生まれ変わったハイラルの隅々まで夢中になって探索した。そしてスタッフクレジットを迎えたとき、真っ先にしたことは、最初からもう一度プレイすることだった。 邪悪なガノンドロフを阻止し、ハイラルを救うリンクの冒険は、伝統的な「ゼルダ」のゲームデザインが今なお大きな価値を持っていることを証明している。世界を探索して次のダンジョンを見つけ、そこで重要なアイテムを手に入れ、それを使って謎を解き、ボスを倒す。そして新たに入手した道具によって、それまで行けなかった場所への道が開かれる。 メインストーリー以外にも、隠された100匹の黄金のスタルチュラを探したり、遊び心あふれる秘密を発見したり、魅力的なハイラルの住人たちを助けたりする楽しみがある。そうした活動を通じて、ハートのかけらやルピー、持ち物の所持数を増やすアップグレードなどを手に入れられる。 こうしたよりリニアな構成は、近年のオープンワールド型「ゼルダ」とは異なる種類の満足感をもたらしてくれる。そして、少年と大人のリンクを行き来しながら物語を進める、本作ならではの時間移動の仕組みも、今なお興味深い。どちらの時代でも見覚えのある世界が広がっているが、その姿は大きく変化しているのだ。 コキリの森に足を踏み入れた瞬間、私は確信した。本作は「ゼルダ」シリーズ史上、最も美しい映像と音を備えた作品だ。素朴な街並みから不気味なダンジョン、温かな光に包まれた草原まで、このハイラルの風景は私の記憶に永遠に刻まれた。ファンタジー世界でありながら、そこに実際の生活が息づいていると感じさせる細かな描写が随所に盛り込まれている。 リンクはオカリナを演奏するときに息を吸い、指を動かす。走り回る爆弾のボムチュウは、ぜんまい仕掛けのおもちゃとして描かれている。そして、リンクが刈り取る草も周囲の景観に自然になじんでいる。パフォーマンスも安定しており、TVモードでも携帯モードでも、ほぼ常に60fpsを維持している。 音響も素晴らしい。黄金のスタルチュラが木から落ちると大きな音が響き、敵の剣がリンクの盾に当たると鋭い金属音が鳴る。近藤浩治による美しいオリジナルサウンドトラックも、少人数の才能豊かな演奏家たちによって完璧に演奏されている。こうした演出の数々によって、私は以前にも増して物語とのつながりを強く感じるようになった。毎年一度は最後までプレイしているゲームについて、そう感じられたのだから大したものだ。 重要な物語の場面は、美しい構図で描かれることが多い。例えば冒頭では、眠っているリンクの姿から、ハイラル平原を舞台にした悪夢へと、途切れることなく場面が移り変わる。カットシーンには、吹き替えアニメを思わせる大げさな声の演技が盛り込まれており、私はおおむね楽しめた。キャラクターによって演技の出来には差があるものの、ガノンドロフのセリフは間違いなく群を抜いている。いかにもアニメ的な邪悪さを持つ悪役で、憎らしいからこそ大好きになってしまう。 リンクは相変わらず無口な主人公だが、その愛らしい表情を見れば、何を考えているのか手に取るようにわかる。例えば、新たな仲間に受け入れられた際には、うれしそうに相棒の妖精ナビィを見つめるのだ。リンクのアニメーションにも、思わず微笑んでしまうような細かな描写が詰まっている。階段を駆け下りるときには足元を確認し、背の高い草むらを歩くときには顔を覆う。 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』から直接取り入れられたような、魅力的なリアクションもある。適切な装備を身につけずに火山地帯のデスマウンテン火口へ足を踏み入れると、リンクは暑さに苦しむ様子を見せる。そこから逃げ出さなければ、実際に服に火がついてダメージを受けてしまう。これは、暑さに耐えられる残り時間がカウントダウンで表示されていたオリジナル版からの、小さい変更点だ。近年の「ゼルダ」に見られる、環境や状況に応じて反応するシステム主体のゲームデザインが、こうした細かな部分で昔ながらの冒険を豊かにしている。 操作性は「ブレス オブ ザ ワイルド」や「ティアーズ オブ ザ キングダム」をプレイした人なら、すぐになじめるものになっている。あらゆる壁を登れるわけではなく、登れる場所は明確に示された箇所に限られる。それでも、リンクはボタンひとつで自由にダッシュやジャンプができるようになった。以前のように位置を正確に合わせ、走りながら自動的にジャンプする必要はない。この変更によって、慎重に足場を渡る場面が、テンポのよいプラットフォームアクションへと生まれ変わっている。

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ゼルダの伝説 時のオカリナ -Switch2

―時を超え、少年は勇者に―コキリの森に住む少年リンクは、ある日森の守り神である「デクの樹サマ」から、自分がハイラルを救う運命を背負っていることを告げられる。強大な野望を抱くガノンドロフに立ち向かうべく、相棒の妖精「ナビィ」とともに森の外へと旅立つ。

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