ローポリ世界で、”ひと味違う”建築体験。『House Builder 2』早期アクセス中 #housebuilder2

前作『House Builder』から一転、活気あふれるローポリのオープンワールドをひっさげて登場した『House Builder 2』。2025年10月22日に早期アクセスが開始された本作は、資材の購入から運搬、そして建築までを手掛ける建築アドベンチャーだ。前作ファン、そして建築シムファンが注目する中、早速その世界に飛び込んでみた。

鮮やかなローポリ世界へダイブ

まず目を引くのは、公式の説明通り「見事なカラフルなグラフィック」で描かれたローポリの世界だ。前作のリアリティ路線とは明確に一線を画し、すべてがポップで、ある種のおもちゃ箱のような印象を受ける。

愛車(になるであろうトラック)に乗り込み、最初の依頼地へ向かう。資材屋で必要なものを購入し、荷台に積み込む。この「自分で運転して資材を調達する」というプロセスは、オープンワールドならではの体験であり、没入感を高めてくれる要素だ。どこまでも続くかのような風景の中をドライブするのは、単純に気持ちがいい。

建築プロセスは超シンプル?

現場に到着し、いよいよ建築開始。前作プレイヤーならば、ここで「おや?」と思うかもしれない。前作で楽しめた、一つ一つの釘を打ち、板をノコギリで切り、モルタルを塗るといった、あの”手触り感”のある作業が、本作では大幅に簡略化されているのだ。

今作の建築は、必要な資材さえあれば、設計図の青写真に合わせてクリック(または長押し)するだけで、まるで魔法のようにパーツが組み上がっていく。このシステムには賛否が分かれるだろう。

複雑な手順を抜きにして、テンポ良くサクサクと建築の”結果”だけを楽しみたいプレイヤーには、この手軽さは大きな魅力となるはずだ。一方で、あの地道で職人的なプロセスこそが建築シムの醍醐味だと考えるプレイヤーにとっては、物足りなさを感じるかもしれない。これはもう、別のゲームとして捉えるべきなのだろう。

“ひと味違う”物理演算と住人たち

そして、このゲームの「独自性」を最も強く感じたのが、その物理演算と住人たちの挙動だ。早期アクセスということもあり、まだ荒削りな部分が目立つ。

トラックの荷台に資材を積む際、慎重に運んだつもりが、なぜか資材が意思を持ったかのように跳ね回り、あらぬ方向へ飛んでいくことがある。最初は面食らったが、何度か繰り返すうちに「どうすればこのじゃじゃ馬な資材たちを手なずけられるか」という、別のゲームが始まったかのような感覚さえ覚えた。

また、町の住人たちも非常に個性的だ。彼らはプレイヤーのトラックの存在などお構いなしに道を横切り、時にはこちらの進路を塞いだまま、独特の(おそらくAI生成によるものと思われる)ボイスで何かを訴えかけてくる。こちらがクラクションを鳴らしても微動だにしないその姿には、思わず笑ってしまった。彼らにもう少し交通ルールと、周囲の状況を認識する能力が備わることを今後のアップデートに期待したい。

期待と課題が混在する「新たな一歩」

『House Builder 2』は、前作のシミュレーターライクな体験を期待してプレイすると、確実に戸惑うことになるだろう。これは、全く新しいアプローチの「ローポリ世界でお気楽建築ライフ」ゲームと捉えるのが正解だ。

確かに、物理演算の不安定さ、住人たちの奇妙な挙動、簡略化されすぎた建築プロセスなど、早期アクセスとして解決すべき課題は多い。

だが、このポップでカラフルな世界観と、すべてが”ゆるく”進んでいく独特の雰囲気には、妙な中毒性があるのも事実だ。バグや奇妙な挙動さえも「この世界の個性」として笑い飛ばせるなら、リラックスして遊べる稀有な一作になるかもしれない。

開発元はコミュニティのフィードバックに耳を傾けているとのこと。この荒削りな原石が、プレイヤーの声を受けてどのように磨かれていくのか。そのポテンシャルを信じて、今後の動向を強く見守っていきたい。

ゲーム概要

  • タイトル: House Builder 2
  • 開発元: FreeMind S.A.
  • パブリッシャー: FreeMind S.A., PlayWay S.A.
  • 発売日: 2025年10月22日(早期アクセス)
  • 価格: 1,700円
  • プラットフォーム: PC (Steam)
  • ストアURL: https://store.steampowered.com/app/2827960/House_Builder_2/
  • 日本語対応: 字幕対応

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