実写版「モアナ」ドウェイン・ジョンソンの長髪ウィッグ姿が揶揄されるも、ディズニーは『ソニック・ザ・ムービー』のような修正はしない模様

別の手法で表現する案もあった実写版『モアナと伝説の海』の予告編が公開されて以降、ドウェイン・ジョンソンの長髪ウィッグ姿がネット上で揶揄されているが、ディズニーは同作のビジュアルに変更を加えない方針だと報じられている。 実写版『モアナと伝説の海』の最新映像では、マウイ役を演じるジョンソンが、40ポンド(約18キロ)のボディスーツや長い黒髪のウィッグを着用した姿が披露された。しかし、このビジュアルに対するネット上の反応は厳しく、普段はスキンヘッドで知られるジョンソンの姿が奇妙だとする意見が多くのファンから寄せられている。 またマウイの外見以外にも、予告編はCGの多用や、オリジナルのアニメ版と比べて彩度が抑えられた色使いについても批判を受けている。ファンの中には、本作をAI生成による「粗悪品」であると批判する者や、「携帯キャリアのCMのようだ」と評する声もある。Varietyが報じたところによると、ディズニー側もこうした反発を認識しているという。しかしそれでも、『ソニック・ザ・ムービー』のように公開直前で大幅なデザイン変更を行う予定はなく、公開まで残り4カ月という状況で大きな方針転換は計画されていないとみられる。 同誌の報道では、ディズニーの実写リメイク作品のビジュアルに対するファンの不満は珍しいものではないとも指摘されている。『モアナと伝説の海』のポストプロダクションは現在も進行中で、カラー調整やVFXはまだ完成していない段階にある。ただし、ジョンソンのウィッグについては、過去に別のアプローチも検討されていたものの、最終的には維持される見通しだ。 「アニメ版のキャラクターの本質を保つうえで、ウィッグは非常に重要でした。マウイは自分の髪に大きな誇りを持っているからです」とジョンソンはEntertainment Weeklyに語り、髪の表現を完全にCG化する案も検討されていたことを明かした。 「初期の段階ではいくつかの案を検討していました」と彼は続ける。「最も費用対効果が高いのはどれか、最も時間効率が良いのはどれか。しかし最終的には、映画や観客体験にとって何が最善かという点に立ち返る必要があります」 2019年には、『ソニック・ザ・ムービー』において、パラマウントが当初のキャラクターデザインを大幅に修正したことでファンから広く称賛された。当初のデザインでは、ソニックが人間のような指や歯を持つ不気味な姿で描かれていたが、ネット上で大きな反発を受けた後、監督のジェフ・ファウラーはファンの意見を受けて変更を発表。公開は延期となったものの、映画は好評を博し、興行的にも成功を収め、その後複数の続編が制作されている。 もっとも、実写版『モアナと伝説の海』にはこうした批判がある一方で、それが実際に興行収入へ影響を与える兆候は現時点ではみられない。昨年公開された実写版『リロ&スティッチ』は全世界興行収入が10億ドルを超える大ヒットを記録し、続編の製作も決定している。さらに多くのリメイク作品が企画段階にあり、『塔の上のラプンツェル』も実写版が控えている。

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