『トモダチコレクション わくわく生活』は異常に厳しい共有制限に泣く、最高に笑えるシミュレーションゲーム――IGN USのレビューを全文掲載

自分だけのシュールなコミュニティーを作ろう海外メディアを中心に、『トモダチコレクション わくわく生活』のレビューが掲載された。IGN JAPANでも独自のレビューを掲載予定だが、一足先にIGN USのレビューをお届けしよう。レビュースコアは7点だ。 『トモダチコレクション わくわく生活』における私の島は、巨大なデジタルのドールハウスのようなものだ。しかもそれは、量産されたおもちゃを並べるだけのものではなく、奥深いMiiスタジオによって再現された自分や友人、有名人、さらには架空のキャラクターたちによって命の吹き込まれた、魅力的な空間になっている。 彼らに服を着せたり、食事を与えたり、ちょっとした恋愛ドラマに首を突っ込んだりするのは、子供のように無邪気に楽しめる要素だ。しかし単なるおもちゃとは違い、それぞれのMiiは独自の生活や思考、そしてどこか不思議な個性を持った声を備えている。その結果として本作は、プレイヤーの創造力に応じて楽しさがどんどん広がっていく。非常にユーモラスであり、自分だけの文明が作れるようなシミュレーターと言える。 アイデアを注ぎ込めば注ぎ込むほど楽しさも増していく。自分自身の性格や内輪ネタ、くだらない発想までもが反映されたMiiたちのコミュニティが徐々に出来上がっていく。しかも本作は、思わず共有したくなるような瞬間を次々と生み出してくれる。だからこそ、お気に入りの出来事やキャラクター、創作を共有するのが非常に難しい(場合によっては不可能な)仕様には、どうしても不満が残る。 友達と遊べない、あるいはせめて見せびらかすこともできないおもちゃに、どれほどの意味があるだろうか。本来は極めてソーシャルな体験になるはずのゲームが、逆にどこか孤立したものになってしまっている点は残念だ。この大きな問題が、魅力あふれる楽園に影を落としている。 島の住人たちを観察する前に、まずは彼らを作り出さなければならない。『トモダチコレクション わくわく生活』で過ごした35時間のうち、かなりの時間をこの刷新されたMiiスタジオでのキャラクター作成に費やすことになった。3DSで発売された『トモダチコレクション 新生活』から直接移ってきた人にとって、これは大きな進化だ。前髪と後髪を組み合わせられる豊富な髪型、サブカラーの設定、さらには目の形や瞳のディテールに至るまで、カスタマイズの自由度が大幅に向上している。しかも今回は、Miiに耳まで付けられるようになっているのだ! 作れるキャラクターはこれまで以上に魅力的だ。ゲーム全体はHD化によるシャープなビジュアルの恩恵も受けつつ、このシリーズ独特のシンプルな魅力をしっかりと保っている。私はもともとMii作りが得意なほうではないが、この新しいツールの充実した機能のおかげで、自分の分身となるキャラクターもかなり満足のいく仕上がりにすることができた。 筆者のMii。あなたの島でも再現してみては? Miiの作成スキルを磨かざるを得なかった理由のひとつが、他人と共有する手段が極めて限定されていることだ。共有はローカル通信のみに制限されているので、同じ場所にいる相手としか共有できない。3DSではMiiをQRコードとして保存し、オンラインに投稿することで、世界中のプレイヤーと共有できただけに、これは残念だ。 『トモダチコレクション わくわく生活』をプレイする多くの人のように、私のキャラクリのスキルは超一流ではない。体験版でほかのプレイヤーが作ったMiiの中には本当に素晴らしいものがたくさんあって、本来ならワクワクするはずだが、実際には「そのキャラクターを自分の島に迎えられない」という事実に寂しさを感じてしまう。もちろん、自分で再現しようと頑張ることもできるだろう。でも自分の限界は分かっている――同じクオリティには到底届かない。 興味深いことに、先述した3DSのQRコードを使って、昔のMiiを新しい島に連れてくるかなり無茶な裏技は一応存在する。まず古い3DSを引っ張り出してMiiのQRコードを読み取り、そのMiiをamiiboにコピーし、それをSwitchでスキャンして、ようやくゲーム内に取り込む――という手順だ。私はこの方法で、3DS時代のMiiをいくつも『トモダチコレクション わくわく生活』に連れてきた。宮本茂やレジー・フィサメイ(米任天堂の元社長)といった、任天堂公式のMiiも含まれている。 また、Switch版『ミートピア』を購入した約200万人のひとりであれば、同作にある共有機能を経由してMiiを密輸することも可能だ。ただし独自のメイクシステムの影響で、移植されたMiiの再現度はあまり高くならないケースも多い。 しかし、2026年にもなって、世界中でMiiを直接共有する最も確実な方法が、15年前の携帯ゲーム機を経由することだなんて、本当に理にかなっているのだろうか……。前作ではそれほど感じなかった「キャラクリのスキルの差」が、本作では楽しみの幅にそのまま影響してしまうので、やはり残念だ。本作を最大限に楽しむには、Mii作りそのものが好きであるか、あるいはキャラクタークリエイトにかなりの時間を費やす角があるかだろう。 島での暮らし こうした大きな欠点があるのは本当に惜しい。というのも、それ以外の部分は本当に気に入っているからだ。ひとたび数人のキャラクターが島を歩き回るようになると――島全体がひとつながりの空間になった点は、メニュー形式だった前作からの大きな進化だ――魅力が一気に開花する。 私はまず、自分と婚約者、そして大好きなメジャーリーグの選手2人を追加するところから始めた。そして何より感心したのが、性格カスタマイズの正確さと細やかさだ。いくつかのスライダーを調整するだけで、各Miiには16種類の性格タイプのいずれかが割り当てられるのだが、これが驚くほど的確で、再現しようとした人物の本質をしっかり捉えていると感じることが多かった。 私は「クール系きっちり型」と診断され、詳細な性格が「控え目、注意深い、しぶとい、論理的、口調が淡々としている。何でもマジメにこなすタイプ。おとなしめだけど、言いたいことは言う。ルールを破ることはほとんどない。」だった。もし私のことを知っている人なら、まさに的確だと感じるはずだ。 また、あらかじめ人間関係を設定しておくことで、現実の家族同士のMiiが恋愛関係になってしまうのを防ぐこともできるし、恋愛対象の設定も選べるようになっている。これは、次の「トモダチコレクション」をより包括的なものにするという、任天堂が10年前に掲げた約束をしっかりと果たした結果だと言える。

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トモダチコレクション わくわく生活 -Switch

あなたが作ったMiiたちの自由気ままなわくわく生活。【Miiを作り、お世話をしながら暮らしを見守る】作ったMiiたちは、現実と同じ時間が流れるこの島で、自由気ままに生活を送ります。誰かと友達になったり、恋をしたり、別れたり……。

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