スローライフ x ホラー『ほの暮しの庭』プレイレポート 村の掟などの不穏さで「夜廻」とはまた違った怖さに

ぼんやりした不安が、自分のうちで膨らんでいくタイプの恐怖スローライフゲーム『ほの暮しの庭』には、掟がある。それは夜間の外出を禁ずるものであったり、見ず知らずの者への接近を禁ずるものであったりする。試遊を経て、本作の深いところにこの掟が根を張っているらしいことがわかった。このプレビュー記事では、Nintendo Switch 2版を2時間ほど試遊して見えてきた『ほの暮しの庭』の内容、そして村の掟がどう機能しているのかを紹介する。 試遊に際して届いた、入村体験の案内状。 話を進める前に、あらかじめ物語の輪郭として感じたことを示しておこう。 当然ながら、たとえそれが理不尽であろうと、掟は守らなければならない 当然ながら、何かをなすためには犠牲が伴う 当然ながら、村には知ってはならない秘密がある 物語の出だしは、山奥の集落「彼ヶ津村(かがつむら)」の村人に保護された主人公が、村でのんびりした生活を始めるというもの。簡素な一軒家に住んで、木を伐採し、作物を育て、釣りをしたり、稲作や牧畜に励んだりする。試遊できたバージョンでは、初日の暮らしをプレイできなかったが、いくつかの指示を受け、この村での暮らしに馴染んでいく流れを体験できた。 畑の耕し方を教わって実際にクワを振るい、その後は村をぶらぶらと散策してみる。すれ違う人はとても少なく、車もまったく見かけないが、自然豊かでいいところだと思う。村を流れる川のせせらぎも心地よく、桜が散る様子も美しい。道ばたには健気にタンポポが花を咲かせていて、いかにも春という風情である。 村のちょっと古びた感じも魅力的。 …

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