カードを「並べる順序」がすべてを破壊する快感!連鎖倍率で桁外れダメージを叩き出す新感覚ローグライクデッキ構築『Runeveil』先行プレイレビュー #Runeveil

デッキ構築型ローグライクというジャンルに、またひとつ強烈な個性と中毒性を兼ね備えたタイトルが登場した。dicehitが手がける『Runeveil』は、マナを支払って1枚ずつカードをプレイしていく従来のスタイルとは一線を画し、手札のルーンを「どの順番で並べるか」というシーケンス構築に特化した戦略パズル要素を持つ作品だ。

引いた5枚の手札を左から右へと流れるように発動させ、倍率と追加効果を雪だるま式に膨らませて敵を消し飛ばす設計は、一度ハマると止め時を見失う魅力に満ちている。今回は早期アクセス版を実際にプレイして見えてきた本作の手触りや奥深いシナジーの魅力を詳しくお届けする。

カードを出すのではなく「並べる」――ドミノ倒しのように連鎖するシーケンスバトル

本作の最大の特徴は、戦闘におけるターン進行のメカニクスにある。毎ターン配られる手札はすべて一斉にプレイされる仕様となっており、プレイヤーが行うのは「どのルーンをどの位置に配置するか」という順番の組み替えと、不要なカードの交換だ。

ルーンは左から順番に自動発動していく。前半に基礎攻撃力やバフを付与するルーンを置き、中盤で倍率を高める乗算ルーンを挟み、最後にフィニッシャー級の特大ダメージを叩き込む――この配置の美しさがそのまま威力に直結する。

最初は数百程度だったダメージが、ルーンの並び順を最適化するだけで数万、十万の桁へと跳ね上がる瞬間のカタルシスは格別だ。計算通りに連鎖が噛み合い、ボスの分厚いHPバーが一瞬で消し飛んだときの爽快感は、思わず声が出るほど気持ちがいい。

個性豊かなエレメンタル・ウィザードと無限のシナジーを生むアーティファクト

プレイアブルとなる魔法使い(ウィザード)たちは、それぞれ全く異なるメカニクスと戦術を持っている。自身を燃焼させながら高火力を叩き出す「炎」、持続的な成長や回復と防御に長けた「自然」など、選んだ属性によってデッキの構築思想は劇的に変化する。

さらにゲームプレイを熱狂的なものにしているのが、100種類以上用意された古代の遺物(アーティファクト)やポーションの存在だ。アーティファクトはルーンの基本性能を根本から書き換え、配置順によるボーナスを増幅したり、特定条件下で追加発動を促したりと、桁違いのシナジーを生み出してくれる。

道中のショップや戦闘報酬では、デッキの圧縮(不要カードの削除)やルーンの強化がテンポよく行えるため、自分の狙った理想のコンボルートへデッキを研ぎ澄ましていく楽しさが存分に味わえる。

階層を重ねるごとに牙をむく「7人の罪の王」とアセンションの挑戦

冒険の舞台となるアリーナでは、最奥に待ち受けるボス「罪の王」を討伐することが目的となる。戦闘前のルート選択では、あらかじめ得られる報酬(ゴールド、ルーン、削除権など)が可視化されているため、序盤から最終盤を見据えた綿密な育成計画を立てられる点が非常に遊びやすい。

クリア後も難易度が段階的に上昇する「アセンション・システム」が用意されており、敵の行動パターンや制限事項が厳しくなる中で、より洗練されたプレイングとアドリブ力が試される。さらに、冒険を通じて蓄積される経験値でスキルツリーを解放していく永続強化要素もあり、挑戦を重ねるほどに戦術の幅が広がっていく。

試行錯誤が報われる、デッキ構築ファン必携の一作

『Runeveil』は、デッキ構築の手応えとパズル的なひらめき、そしてインフレしていく数字の快感を高い次元で融合させた良作だ。カードの並び順ひとつで戦況が激変するスリリングなゲーム性は、これまでのカードバトルに慣れ親しんだプレイヤーにとっても新鮮な驚きを与えてくれるだろう。

早期アクセスながら基礎の完成度は非常に高く、今後のアップデートによる追加キャラクターやアリーナの拡張にも大きな期待が持てる。頭を捻って最強の連鎖を編み出したい戦略ゲームファンは、ぜひ触れてみてほしい。

ゲーム概要

  • タイトル:Runeveil
  • ジャンル:ローグライク・デッキビルダー / 戦略パズル
  • 開発元:dicehit
  • パブリッシャー:dicehit
  • 発売日:2026年6月23日(早期アクセス)
  • 価格:999円(税込)
  • 対応言語:日本語字幕対応 / 英語 ほか
  • Steamストアページhttps://store.steampowered.com/app/3656560/Runeveil/

関連性のありそうな記事