モバイルゲーム『幻想水滸伝 STAR LEAP』を10時間以上プレイして見えてきた課題と、シリーズファンにとって外せない理由

シリーズの魂をしっかりと宿した基本プレイ無料タイトルこれほどドット絵に感動したのはいつぶりだろう? スマートフォン向けタイトル『幻想水滸伝 STAR LEAP』(以下、幻水SP)は、このシリーズの最初の2作品のビジュアルを正当に進化させたようなものだ。 初代PlayStation向けに発売された『幻想水滸伝』及び『幻想水滸伝II』は、筆者の最も愛するRPG作品に含まれる。当時は3Dのゲームが流行していたが、「幻想水滸伝」はキャラクターの喜怒哀楽や街並み、自然の情景をその細やかなドット絵に宿していた。 「幻想水滸伝」の理想的なビジュアルとサウンド 「幻水SP」はこの手法に忠実であるだけでなく、大幅に進化させている。特に街並みには目を見張るものがある。大量のNPCが歩き回り、立ち話をし、テラス席で食事をし、川のほとりで釣りをし、市場で買い物をしている。その圧倒的な物量によって、古き良きドット絵のRPGにはなかった生活感が出来上がっている。 イベントシーンも説得力が大幅に増しており、例えば教会で開かれる結婚式はぎっしりと来場客で埋まっている。こうしたイベントはドットのクオリティや物量だけでなく、出来事に合わせて視点を切り替えるカメラワークも見事だ。 背景は3Dポリゴンも使用しているので、『OCTOPATH TRAVELER』(オクトパストラベラー)』に代表されるスクウェア・エニックスのHD-2Dビジュアルと共通点があるかもしれない。だが、HD-2Dがあえて2Dと3Dの融合による違和感を新しい画作りとして活用しているのに対して、本作ではより自然にブレンドしている印象だ。 思えば、このアートスタイルや表現の手法は『百英雄伝』にも近い。同作は「幻想水滸伝」シリーズの生みの親である故・村山吉隆によるRPGだ。しかし、「幻水SP」がこのビジュアルスタイルをより高度に実現していると言わざるを得ない。シリーズの最初の2作を愛しているユーザーとして、これ以上に理想的なビジュアルはちょっと想像もできないほどだ。 音楽や効果音についても同様に最初の2作の持っていた雰囲気が維持されている。町からバトルまで、懐かしいBGMが適切な場面で流れ、フルオーケストラでグレードアップしており、新しいBGMも違和感なくほかの曲と溶け込んでいる。レベルアップ時の効果音から仲間を増やしたときのファンファーレまで、すべて僕らの愛する「幻想水滸伝」そのものだ。

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オクトパストラベラーⅡ -Switch

旅立とう。君だけの物語へ。2018年に発売され、全世界出荷+ダウンロードが300万本を突破した「オクトパストラベラー」のシリーズ完全新作RPG。ドット絵と3DCGを融合した「HD-2D」のグラフィックが、さらなる進化を遂げて登場。ソリスティアと呼ばれる新たな大地で、新たな時代に、新たな8人の旅が始まる。

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