『ドラゴンクエストモンスターズ4 枯れ木の国のビアンカ・フローラ』プレビュー:収集可能なモンスターは500種、しかも一癖ある奴ばかり

スクウェア・エニックスが誇るモンスター育成RPGシリーズは、今なお力強い進化を続けている。プレビューの主なポイント: 長年続く『ドラゴンクエスト』派生シリーズの最新作は、鳥山明デザインで一瞬にして心を掴んでくる。 驚異的な500種もの収集可能なモンスターが用意されており、その圧倒的なバリエーションとロースターの規模には圧倒された。 試遊セッション中、ワールドマップの探索時に3D酔いを感じる参加者が散見された。 本家「ドラゴンクエスト」シリーズが多くのファンを惹きつける主軸であることは言うまでもないが、1998年の初登場以来、派生作品である「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズも独自の熱狂的なファン層を築いてきた。「ポケットモンスター」シリーズとも通ずるように、スクウェア・エニックスの本作は「ドラゴンクエスト」に登場する奇々怪々で愛らしいモンスターたちを捕獲し、最強へと育て上げることが醍醐味となっている。最新作『ドラゴンクエストモンスターズ4 枯れ木の国のビアンカ・フローラ』では、モンスターの収集要素やコマンドバトル形式の戦闘システムをさらに磨き上げ、故・鳥山明が息を吹き込んだ独特のハイファンタジーな物語へと落とし込んでいる。 PAX West 2026にて、我々は『ドラゴンクエストモンスターズ4 枯れ木の国のビアンカ・フローラ』を実際にプレイする機会を得た。複数の主人公によって紡がれる拡張されたストーリーに触れ、シリーズ屈指のユニークなモンスターたちを仲間へと加えていった。500種を超えるモンスターが登場する本作は、シリーズ史上最も異色かつ最大級のスケール感を漂わせているが、何よりも「ドラゴンクエストモンスターズ」の核である温かみと溢れんばかりの魅力に焦点が当てられている。 『枯れ木の国のビアンカ・フローラ』では、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の主人公たちであるビアンカとフローラの新たなる冒険が描かれる。彼女たちの父親が謎の奇病に倒れたことで、二人はその治療法が異世界「枯れ木の国」にあることを突き止める。しかし、その地自体も崩壊の危機に直面していた。枯れかけた大地で聖なる木々を蘇らせる魔法の水差しを手に入れた二人は、他のモンスターマスターたちと協力しながら膨大なモンスターを仲間に加え、世界の秩序を取り戻し親を救うために立ち上がる。 スライムだけでパーティを埋め尽くすことも可能であり、十分に育て上げれば非常に強力なチームにもなり得る。 「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズがこれほどまでに愛されている理由は、あらゆる世代が楽しめる陽気で親しみやすい冒険心にある。さらに、シリーズ屈指の珍妙な敵たちとチームを組めるという、本家譲りの愛らしさと奇妙さを存分に活かしている点も大きい。スライムだけでパーティを埋め尽くすことも可能であり、十分に育て上げれば非常に強力なチームにもなり得る。 しかし、『ドラゴンクエストモンスターズ4 枯れ木の国のビアンカ・フローラ』が過去作以上に注力しているのは、主役となるモンスターマスター――ビアンカとフローラ自身の体験である。「ポケットモンスター」とは対照的に、本作ではモンスターマスターがパーティ内でより重要な役割を果たす。ビアンカとフローラそれぞれに固有のパーク(能力)と好みのモンスター系統が用意されている。例えばビアンカはドラゴン系や悪魔系を好むなど、特定のマスターに合わせてパーティを構築するメリットと戦略性が大きく広がっている。 ストーリー性が強化されているものの、各エリアを自由に探索し、じっくりとパーティを強化する余裕も残されている。今回の試遊で探索できたのは、「枯れ木の国」の王宮周辺に広がる最初の砂漠エリアと、強力なモンスターが徘徊する熱帯の島エリアの2つだ。最初に選択した主人公によって、戦闘後のMP全回復や倒れた仲間の蘇生を得意とする魔法特化のフローラ(いわゆるガラスの砲台タイプ)、パーティのHP維持と敵の弱体化が得意なパワー型のビアンカといったように、特定の状況に適した初期構成が与えられる。どちらを選んだとしても、冒険を進める中で主人公同士や新たなモンスターマスターたちと合流し、パーティを柔軟に融合させていくことができる。 これまでのシリーズ同様、バトルは馴染み深いターン制で進行する。モンスターマスターは攻撃対象や特定の特技を指示できるほか、アイテムでの回復、あるいはオートバトル機能に任せることも可能だ。アプローチとしては極めて標準的だが、テンポの良さと達成感をもたらしてくれる。特に評価したいのはパーティ構成の仕組みだ。中型モンスター4体でパーティを組むこともできるが、大型モンスターを投入すると占有枠が増えて編成数は減る。ただし、選択したマスターの能力や組み合わせ次第では、少人数でも圧倒的な戦力を発揮できる。 500種以上のモンスターを育成・進化させられる本作は、仲間を集めるという要素のボリュームを非常に強く押し出している。短い試遊時間の中でも、モンスターのバリエーションの豊かさには驚かされた。また、鳥山明の影響を感じさせるグラフィック表現は非常に豊かでカラフルだ。パーティを広げる基本手段は、もちろんバトルとスカウトである。モンスターの種類に応じた条件を満たすことで、戦闘中にスカウトを試みることができる。敵より十分に強い場合や、極限まで弱らせた場合は、戦闘中にそのまま勧誘して即座に味方に加え、戦闘を終了させることが可能だ。

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