モンスターはかつてないほど危険になったが、新要素「ブーストブレイサー」によって、ハンターもまた強くなっているプレビューの主なポイント 「ブーストブレイサー」は、大型拡張コンテンツにおける大きな新要素となっている 新たなモンスターたちとの戦いは、私が望んでいたとおり、手強いものになっていることを確認した 『モンスターハンターワイルズ』のエンドゲームは少し簡単すぎたが、「アセンダンス」は私が待ち望んでいたエンドゲームになるかもしれない 発売当初、私は『モンスターハンターワイルズ』をかなり気に入っていた。広大なオープンエリア、最新世代機による優れたビジュアル、そして登場キャラクターたちが、禁足地での冒険を魅力的なものにしていた。しかし、トム・マークスが「美しい砂漠を駆け抜ける激しい雷雨のように、その輝きは強烈ながらも短命だ。カプコンが本格的なエンドゲーム向けの強敵を投入し、我々に挑戦を突きつけるまでは。」とレビューで見事に形容していたように、本作の手応えの面に私は物足りなさを感じていた。より手強いモンスターと戦ってよりよい装備を手に入れ、さらに手強いモンスターと戦う――という魅力的なループには、練習や装備の強化を求められる難しい狩りがもたらす、さらなる高みを目指したくなるような後押しが欠けており、そのために私はどこか物足りなさを感じていたのだった。 東京ゲームショウ2026にて、大型拡張コンテンツ「アセンダンス」を試遊したのだが、いやはや、2年という歳月でこれほど変わるものかと驚かされた。2頭のモンスターに挑み、実に苛烈な戦いを繰り広げたが、その手応えは早くも頭の中でビルド構築の思考を巡らせるほどのものだった。新たなモンスター、新たなエリア、マスターランクの狩猟、そしてすべての武器のアクションに劇的な拡張が加わり、本作はまさに、私が待ち望んでいた『モンスターハンターワールド:アイスボーン』のような大型拡張コンテンツそのものに思える。 試遊版は特別な演出もなく始まった。私は拠点にいて、選択できるミッションは2つ用意されていた。まずは2つのうち簡単なほう、巨体で翼を持つアラケータに挑むことにする。この戦いの舞台は禁足地の新たなエリア「雲居の遺跡群」で、『モンスターハンターワールド』の陸珊瑚の台地を思わせる奇妙な植物が広がる場所だ。浮遊する岩盤の層や、上へ向かって螺旋状に伸び、橋を形成する入り組んだ根の構造が、このエリアにかなりの高低差をもたらしている。頼れるセクレトの案内でモンスターのもとへ向かいながら、連続する上昇気流を利用して素早く上層へと登り、中央にいる一際大きく、より危険そうなボス個体のアラケータのもとへ向かった。 本作はまさに、私が待ち望んでいた『モンスターハンターワールド:アイスボーン』のような大型拡張コンテンツそのものに思える 今回の狩猟で、私が手にしたのは双剣。普段からもっとも愛用している武器がこれなのだ。セクレトの背から飛び降り、ターゲットのモンスターに斬りかかると、ベイブレードのようにその背骨に沿って回転しながら進んでいく。最中、近くにいたシビレガスガエルが攻撃を受け、そのガス反応によってモンスターを一時的に麻痺させ、私はこの幸先のよいスタートで斬りかかった。その後、行動可能になったアラケータが、羽ばたいて一瞬宙に浮かんだかと思うと、ミサイルのように私に向かって一直線に突っ込んできたのだが、私には新たな切り札があった……。 「アセンダンス」における大きな新要素のひとつが、ブーストブレイサーだ。狩猟中は時間経過や攻撃によってブーストゲージが溜まり、最大3回分のブーストをストックできる。ブーストが1回分以上溜まっていれば発動でき、武器のアクションや攻撃が強化される。その効果は武器ごとに異なり、双剣の場合は超高速の新たな攻撃が可能になるほか、あらゆる回避行動がダメージを与えるアクロバティックな動きへと変化する。さらに、急降下してくるアラケータにとっては災難なことに、双剣には初めて相殺攻撃が追加される。これは迫り来る攻撃を相殺して敵を怯ませ、ダメージを完全に無効化するとともに、さらにダメージを与えるための隙を作り出す攻撃だ。 しかし、ボス個体のアラケータも一筋縄ではいかない。シリーズ完全新規のモンスターであるため、こちらはぶっつけ本番で立ち回りを覚えていくことになる。地上では、翼や頭部を前方へ激しく叩きつけてくる。しかし、もっとも危険なのは飛翔したときだ。リーチの短いこちらの攻撃が届かない範囲を旋回し、ほとんど予兆もないまま驚異的なスピードで突進してくる。素早く羽ばたいて高度を取り、いつでも前方へ突進できるため、「安全」と言える距離は存在せず、動きを予測するのが難しい。戦闘になると、まず仲間を集めるために急降下を連続で繰り出し、最後には群れを呼び寄せ、編隊を組んで飛行しながら大規模な空中急降下爆撃を仕掛けてくる。 一進一退の攻防が続き、やがてアラケータは逃走する。追跡しようとセクレトに乗ると、セクレトにも新たなアクションが備わっており、雲居の遺跡群を移動する際に役立つことに驚かされた。羽ばたきができるようになったことで滞空時間が延び、さらに高度を上げられるようになっている。セクレトはもともと滑空が可能だったが、翼をしっかりとたたんで空中を急加速できるようになったのだ。これを利用して獲物との距離を保ちながら追跡し、巣へ向かうアラケータを追いかける。ここで私は再びブーストを発動し、双剣を象徴するコンボである鬼人化状態での乱舞の大幅強化版を繰り出す。ほんの数秒の間に数十回ものヒットを叩き込み、最後は豪快な2連の縦斬りで締めくくった。モンスターが倒れるまでに、そう時間はかからなかった。 続く2つ目の、より手強い狩猟の相手はテオ・テスカトルだ。このライオンのような頭部を持つ古龍種はシリーズおなじみの存在であり、私自身も含め、長年にわたって数え切れないほどのハンターを倒してきた。この狩猟では片手剣に切り替える。ここでは盾による防御性能が間違いなく必要になるだろうし、この炎をまとったモンスターとの接近戦が危険すぎると判明した場合に備え、サブの選択肢として弓も持ち込むことにした。 この強敵との狩猟の舞台は、本編でなじみの油涌き谷であった。テオ・テスカトルを見つけるのに時間はかからなかった。この手の怪物が誰かから身を隠す必要などないからだ。モンスターの側面から炎が噴き出す中、私は牙や爪を避けようとステップや滑り込み斬りを駆使しながら斬りつけていく。なんとか乗り状態に持ち込み、フィニッシュ攻撃でダウンをとることに成功する。しかし、容赦ない猛攻の激しさに後手に回らされ、さらに炎上させられたり、解除しなければ爆発を起こす爆破やられを付与されたりするため、単に斬撃やガードをしているだけでは済まない多忙な立ち回りを強いられる。こいつは実に手強い。 これこそが「モンハン」に熱狂する熟練ハンターらが求めていたものかもしれない 私はブーストを発動した。ガードを構えて反撃に備えつつ、剣を握る手にエネルギーがほとばしる。テオ・テスカトルの尻尾による2回の強力な振り払いを防ぎ、高いダメージを与える素早いバックハンドの回転攻撃「旋刈り」で反撃する。片手剣のブーストがもたらす効果は実に多彩だ。新たな攻撃が使えるようになるだけでなく、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』のクラッチクローに似た遠距離グラップルアクションも使用可能になる。さらに、アイテムを使って武器をコーティングする能力も得られ、新たな属性ダメージを追加したり、自己回復効果すら付与したりできるようになる。 テオ・テスカトルをダウンさせ、ブーストを発動する。3連撃のコンボから空中へと跳躍し、空中からモンスターに向かって回転しながら急降下する新バージョンのフォールバッシュへとつなげる。戦闘の混乱の中にあっても、特徴的なカチッとはまる効果音のおかげでブーストの準備が整った瞬間は判断しやすく、ブーストされた攻撃は技名の横にブーストアイコンが付き、赤文字で強調表示される。しかし、テオ・テスカトルの猛攻は容赦がなく、盾を構えている時間が長くなったことで、攻勢に転じる多くの機会を失ってしまうことになった。20分が経過し、テオも私自身も倒れてはいなかったが、制限時間を迎えてしまった。狩猟は失敗に終わった。 …
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【PS5】モンスターハンターワイルズ
ダイナミックに変化する世界で、少年ナタと白の孤影を巡る物語。あなたはハンターとして、モンスターを狩り、素材から武器や防具を作り、人と自然の関わりを解き明かしていく。
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