『サイバーパンク エッジランナーズ シーズン2』制作者インタビュー:若き新主人公と血濡れた影響源 | IGN Fall Fan Fest 2026

「最初は子供の主人公なんて絶対に反対だった」『サイバーパンク エッジランナーズ』が、10月20日にNetflixで待望の最新シーズンとなって帰ってくる。本日配信された「IGN Fall Fan Fest」では新たなティザー映像が公開され、配信開始と同時にNetflixで一気見したくなる理由を改めて見せつけてくれた。 シーズン1では、サイバーウェア拡張への高い適性を持つ学生デイビッド・マルティネスと、ネットランナーのルーシー(ルシーナ・”ルーシー”・クシナダ)を中心に、裏社会の犯罪者としてナイトシティを生き抜く姿が描かれた。シーズン2では、クラシック映画を好む少年ローマン・カラックスと、サイバーウェアを多用する犯罪ギャング「メイルストローム」の一員であるタリア・ヤンを軸に、『エッジランナーズ』の世界から新たな物語が紡がれる。 アニメエキスポで開催された『サイバーパンク エッジランナーズ シーズン2』の特別ファン上映会を経て、IGNはCD PROJEKT REDのフランチャイズVPであるバルトシュ・シュティボルと、アニメ・エグゼクティブプロデューサーのサヤ・エルダーにインタビューを敢行した。デイビッドとルーシーの物語を経た後の続編制作、ゴア表現のルーツとなった「New French Extremity」様式のホラー映画、そして制作者たちの映画への情熱が込められたキャラクターについて話を聞いた。 ──シーズン1の大ヒットは、励みになりましたか? それともプレッシャー(恐怖)でしたか? バルトシュ・シュティボル: 両方ですね。私は自分が書いたものに100%満足することがないタイプなんです。だから『サイバーパンク エッジランナーズ』の成功は、自分が書いた物語がこれほど多くの人に響いたという自信になった一方で、「クソッ、これ以上のものは二度と書けないぞ」という恐怖でもありました。他の面でも同じです。CD PROJEKT REDにとっても、『サイバーパンク2077』というIPにとっても、人々がこうした作品を求めていて、自分たちにはそれを作る力があるという大きな自信になりました。ただ同時に、「どうやってこれを超えるんだ!?」という課題も突きつけられたわけです。 サヤ・エルダー: 間違いなくモチベーションになりました! それに、さらなるアニメプロジェクトに向けて戦っていく自信もつきましたね。 ──デイビッドがいなくなった今、前作に強く惹きつけられた視聴者に向けて、まったく新しい傭兵チームを描くうえで最大の難関は何でしたか? バルトシュ・シュティボル: 最大の挑戦は、デイビッドとルーシーのことを考えるのをやめることでした。ファンに愛された要素を無理に反復するトラップにも、逆に極端に正反対のものを作ろうとするトラップにもハマらないようにすることです。もちろん、『サイバーパンク エッジランナーズ シーズン2』も似たテーマに触れています。前作と共鳴し、対話するような関係にありますが、それはあくまで『エッジランナーズ』というフランチャイズの核心に忠実であり続けるためです。幸いだったのは、『エッジランナーズ』を書いている段階で既にいくつかアイデアがあったことです。だから脚本執筆にあたっては、頭を半分に割る必要がありました。半分は『エッジランナーズ』を分析してシーズン2でもその精神を保つため、もう半分は先入観を捨てて古いアイデアに立ち返り、新鮮な新しいアイデアを生み出すために使ったのです。 ──シーズン2の企画段階で、シーズン1では描けなかったものの、『サイバーパンク2077』の世界で絶対に掘り下げたいと思った要素や領域はありましたか? バルトシュ・シュティボル: 私は物語を書いたり構想したりするとき、ロケーションのことはあまり考えないんです。主にテーマやキャラクターを考えるので、私にとっての「未開拓の領域」とは、特定の建物や街並み、地区ではなく、ブレインダンスやその業界で働く人々、コーポ(企業人)のバックストーリーやプライベート、あるいは再び「エッジランナー」としての生き方を異なる視点から描くことでした。物語を考え始めるとき、シーンの断片が閃いて視覚的なメタファーを探すことがあるので、そうした場所がひょっこり現れることはあります。でも、ネタバレはしたくないですね。 ──第1話の頭部破砕シーンは強烈でした。ゴア表現に関して、「決まった!」と手応えを感じる瞬間や、逆に「いや、やりすぎだ」となるラインはありますか? バルトシュ・シュティボル: 私はデヴィッド・クローネンバーグ、三池崇史、ジュリア・デュクルノーの大ファンなんです。2000年代初頭のフランスの新しいホラーの波、いわゆる「New French Extremity」(『マーターズ』、『ハイテンション』、『ブラディ・モール』、『屋敷女』、『フロンティア』など)には大きな衝撃を受けました。『死霊のはらわた』も生涯大好きなホラーシリーズのひとつです。だからゴア表現について聞かれたら、私はいつだって「多ければ多いほどいい」と答えますよ。五十嵐海(監督)もそれを面白がってくれて本当に嬉しかったです。時には過剰なゴア表現に走り、時にはコーマック・マッカーシーやミヒャエル・ハネケをリファレンスにして、非常に冷徹で無感情に暴力を描く──そうした感覚を完璧に共有できました。本当に、『エッジランナーズ シーズン2』では、『サイバーパンク2077』ユニバースにおいてこれまで見たこともないような手法でバイオレンスが描かれています! サヤ・エルダー: ゴアや性描写に関しては、絵コンテの段階でTRIGGERが有機的にシーンを探求できるよう、余白を残すのが通例です。シュティボルが脚本の中で理想的な暴力レベルを表現しようと、「頭がクシャッ(CRUSH)となる」とか「建物がドカン(BOOM)と吹き飛ぶ」みたいな擬音をつけたり、インスピレーションとして突拍子もないグロテスクなアイデアを投げかけたりするのを見てきました。TRIGGERは通常、それを彼らにしかできない方法で何倍にも増幅させてくれるんです。

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