クエンティン・タランティーノ、引退作となる監督10作目の「脚本は執筆済み」と明かす――ただし撮影前に「まずは自分の人生を味わいたい」

「まずは舞台をやり遂げて、自分がどう変化するか確かめないとね」クエンティン・タランティーノが、長年注目を集めている監督10作目にして最後の映画に向け「脚本を書き上げた」と認めた。ただし、実際にカメラを回す前には「人生を楽しむ時間」を挟むつもりだという。 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や『キル・ビル』で知られる名匠は、英トーク番組『ザ・グラハム・ノートン・ショー』に出演した際、開発が長期化している引退作の構想を覗かせた。本人によれば「映画化できる」スクリプトが存在し、自身でも「心から気に入っている」作品だというものの、本格着手する前に片付けなければならないリストがあるようだ。 「形にしようと思えばできる脚本はすでに書いてあって、自分でもすごく気に入っているんだ。だけど、まずは舞台をやり遂げて自分がどう変わるか確かめないとな」とタランティーノは語り、ウエスト・エンドで上演予定の舞台『The Popinjay Cavalier』に言及した。 Quentin Tarantino. Photo by Frazer Harrison/Getty Images for Epic Games. 「舞台を終えたら一度引いて、しばらく家族と過ごす。それから一生活人としての時間を楽しんで、その時の自分が何を撮りたがっているか確かめるつもりさ」 一連の発言は、番組ホストのグラハム・ノートンから「10作目」にして「最後の映画」について問われた際のものだ。タランティーノは迷うことなく即答しており、時期がいつになろうとも、次回作が自身のラストフィルムになるという計画自体には一切ブレがないことを裏付けている。 ちなみに『The Popinjay Cavalier』は、2027年2月23日にプレビュー公演がスタートし、翌月3月18日に正式開幕を迎える予定だ。つまり、彼が目指す「人生を楽しむ」フェーズに入るまでだけでも、ファンはしばらく待たされることになる。そこから彼が最終脚本を確定させ、撮影に入り、公開日を決定するまでにどれほどの年月を要するかは未知数だが、当面の間、大きな進展の報せが届くことは期待できないだろう。 タランティーノが監督作10本で映画キャリアを終えると口にし始めたのは、2014年の8作目『ヘイトフル・エイト』公開より前のことだ。そして2019年に9作目『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が公開されて去っていくと、スクリーンからの退場を自ら決める彼の姿勢は、ファンの間でいっそう議論を呼ぶこととなった。 『パルプ・フィクション』、『イングロリアス・バスターズ』、

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