80年代アメコミ調の狂気!音を立てれば死が迫るサバイバルホラー『I Hate This Place』は、見た目以上にガチな拠点運営ゲーだった #IHateThisPlace #PiratePR

2026年1月29日、Rock Square Thunderが放つ見下ろし型サバイバルホラー『I Hate This Place』がついにリリースされました。 同名の人気コミックシリーズ(アイズナー賞ノミネート作品)にインスパイアされた本作。パッと見のスクリーンショットだけで「おっ、これはただのホラーじゃないな」と感じさせる強烈なアートスタイルに惹かれ、さっそくラザフォード牧場の呪われた地へと足を踏み入れました。

結論から言うと、「雰囲気ゲーかと思いきや、意外と泥臭いサバイバルと拠点作りが楽しめる良作(ただし荒削り)」です。

今回は、Steamでの評価が賛否両論(Mixed)となっている理由も含め、実際にプレイして感じた本作の魅力を、ゲームメディア視点で独自のレビューとしてお届けします。

コミックがそのまま動き出したかのような没入感

本作最大の魅力は、なんといってもそのビジュアルです。 画面には「Thud(ドスン)」「Bang(バン!)」といった擬音(オノマトペ)が書き文字として表示され、まるでアメコミの中に入り込んで操作しているような感覚に陥ります。

色彩は80年代ホラー映画を意識したビビッドかつダークな色使い。不気味なクリーチャーのデザインも秀逸で、レトロなB級ホラー映画が好きな人なら、開始5分で「この空気感、嫌いじゃない(I don’t hate this place)」とニヤリとするはずです。

「音」が支配する緊張感あるステルス

ゲームプレイの基本は、行方不明になった友人を探しながら、呪われた牧場や地下シェルターを探索すること。しかし、ここに登場する異形の怪物たちの多くは「目が見えず、音に反応する」という特性を持っています。

ここで前述の「書き文字」演出がシステムとして活きてきます。足音や物音が視覚化されるため、自分がどれだけ音を立てているかが一目瞭然なのです。 空き缶を投げて敵を誘導したり、息を殺して怪物の横をすり抜けたりするステルスアクションは、序盤の物資がない時期には心臓が痛くなるほどの緊張感を与えてくれます。特に夜間、視界が制限される中での探索は、まさに「ここにはいたくない(I Hate This Place)」と叫びたくなる怖さです。

意外と奥深い?まさかの牧場シミュレーション要素

ホラーゲームとして身構えていた筆者が一番驚いたのが、クラフトと拠点構築(ベースビルディング)要素の充実ぶりです。

主人公のエレナは、探索で得た設計図と資材を使って、拠点となるラザフォード牧場を要塞化できます。最初はただの廃屋同然だった場所が、バリケードを築き、武器を作り、食料を生産する施設を整えていくうちに、だんだんと「我が家」になっていく過程が妙に楽しいのです。

ゲーム中盤、生産ラインが整い始めると、あんなに怖かったクリーチャー相手に「弾薬も回復薬も余ってるし、まとめて吹き飛ばしてやるか!」という強気のムーブができるようになります。 サバイバルホラー特有の「カツカツの物資管理」を楽しみたい人には少しバランスが大味に感じるかもしれませんが、「俺の作った最強の拠点で怪物を返り討ちにする」というカタルシスは、本作独自の楽しさと言えるでしょう。

荒削りな部分は否めない

一方で、手放しで褒められない点もいくつかあります。 まず、最適化不足。独特なアートスタイルの割にPC負荷が高く、環境によってはフレームレートの低下が見られます。また、キーコンフィグ(キー割り当て変更)ができない点や、UIの操作性がコントローラーだと少々直感的でない部分など、システム面での不親切さが目立ちます。

また、敵AIの挙動が怪しい時があり、「今の絶対バレてないだろ!」というタイミングで襲われたり、逆に棒立ちでスルーされたりと、没入感を削ぐ瞬間がありました。価格が3,800円とインディーゲームにしては強気な設定であることも、評価を分けている要因でしょう。

総評:刺さる人には深く刺さる、愛すべきB級ホラー

『I Hate This Place』は、万人受けする優等生なゲームではありません。 しかし、80年代ホラーの空気感、アメコミスタイル、そして「探索して持ち帰り、拠点を強化する」というループが好きなゲーマーにとっては、多少の粗さを無視してでも遊ぶ価値のある一作です。

不便さを「呪い」と割り切って楽しめる心の広いサバイバーなら、きっとこの牧場での生活を楽しめるはず。今後のアップデートでの最適化とバランス調整に期待しつつ、私はもう少しこの「最悪な場所」での生活を続けてみようと思います。


ゲーム概要

  • タイトル: I Hate This Place (アイヘイト・ディス・プレイス)
  • ジャンル: 見下ろし型サバイバルホラー / クラフト / ステルス
  • プラットフォーム: PC (Steam), PS5, Xbox Series X|S, Switch
  • 発売日: 2026年1月29日
  • 価格: ¥3,800
  • 開発元: Rock Square Thunder
  • パブリッシャー: Feardemic
  • 日本語対応: UI・字幕対応
  • ストアリンク: Steamストアページへ

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