スキルツリーから浮かび上がるビルドの奥深さ『Blood of Dawnwalker』の主人公コーエンには、ヴァンパイアの力を持つという呪い(あるいは、むしろ祝福)を受けた者として、敵を圧倒するための手段が豊富に用意されている。もちろん、生命の源である血を吸い尽くす力を持つ牙もそのひとつだ。さらに、ナイフのような爪や、強力な獣へと変身する能力もある。その手段をすべて数え上げるとすれば――『The Blood of Dawnwalker』の詳細なスキルツリーのおかげで実際に数えられるのだが――検討すべきアクティブアビリティは10種類、パークは20種類に及ぶ。 しかし、吸血術は『The Blood of Dawnwalker』を構成する要素のひとつにすぎず、主人公コーエンの一面でもある。Rebel Wolvesが手がける本作には、魔術、剣術、吸血術という3つのスキルツリーが用意されており、それぞれに固有のアクティブアビリティと、キャラクターを強化するパッシブパークが備わっている。今月のIGN Firstでは、それぞれのスキルツリーをさらに詳しく掘り下げ、3つすべてを巧みに使いこなすビルドから、ひとつの流派を極めるビルドまで、自分だけのコーエンを育てるさまざまな方法を紹介していく。 「ゲーム業界には昔からひとつの鉄則があります。それは、優れたスキルとはゲームプレイに能動的な変化をもたらすスキルだということです」と、Rebel Wolvesのキャラクター育成へのアプローチについて尋ねると、ゲームディレクターのコンラッド・トマシュケイビッチは説明した。「一方で、スキルツリーに大量のスキルを用意し、そのすべてがゲームに能動的な変化をもたらすようにはできません。キャラクターを強化するスキルと、実際にアクティブアビリティを与えるスキルを組み合わせる必要があります。私たちはその両者のバランスを取りながら、それぞれのスキルが相乗効果を発揮するよう設計し、特徴的なビルドを生み出そうとしています」 このアプローチは、ひとつのスキルツリー内でパークとスキルのシナジーを生み出すことだけが目的ではない。コーエンにかけられた呪いによって、3つ存在するスキルツリーはアビリティが異なるだけでなく、それを行使する際の制約によっても特徴づけられているからだ。魔術を使えるのは、コーエンが完全に人間である昼間だけ。一方、吸血術のアビリティを使えるのは、「Vrakhiri(本作の吸血鬼のこと)」の呪いが真に力を発揮する夜だけだ。時間帯に関係なく使えるのは剣術のアビリティだけであり、それが唯一の常時使える能力であると同時に、魔術と吸血術をつなぐ架け橋にもなっている。優れたビルドはこうした要素をすべて踏まえて組み立てられる。そして、その最終的な形は戦闘スタイルだけでなく、キャラクターの生き方まで左右する。たとえばウォーロック寄りのコーエンは昼間の活動に適しているため、クエストの展開や、プレイヤーが体験できるストーリーラインにも影響を及ぼす可能性がある。 魔術を極める オカルトに惹かれるなら、注目は魔術のスキルツリーだ。このツリーは31個の項目で構成されており、その内訳は21種類のパッシブパークと10種類のアクティブアビリティとなっている。さらに、その大半は複数段階にわたってアップグレードができる。 多くのゲームにおける魔法と同様に、コーエンの魔術も攻撃と防御の両方に活用できる。たとえばRavenous Flockは、獰猛な鳥の群れを召喚し、敵に範囲ダメージを与えると同時にスタンさせる。クリエイティブディレクターのマテウシュ・トマシュケイビッチは、この呪文の効果的な使い方について次のように説明する。 「鳥の群れを召喚して敵1体の周囲を旋回させます。その敵がダメージを受けるたびに、鳥たちが範囲攻撃を発生させます。鳥はその敵の周囲を飛び回りながら、ほかの敵にも攻撃を加えます。ですから、この範囲攻撃ができるだけ頻繁に発動するよう、対象に継続的にダメージを与える手段を用意しておきたいですね」 この範囲攻撃は、継続ダメージを与える別の呪文で発生させてもいいし、自ら剣で斬りつけて発生させてもいい。もちろん、近接戦闘はダメージを負うリスクが伴うが、それもスキル同士のシナジーで補える。Unholy Vitalityはアクティブアビリティの使用時に体力を回復するため、Unholy Vitalityの効果中にRavenous Flockを使えば、範囲ダメージを誘発するために近接戦闘へ踏み込んでも、HPを回復しながら戦える。 ただし、魔術には代償が伴うという点は覚えておきたい。コーエンが手を出しているのは、コウモリの糞と硫黄を少量使って放つような、D&Dでおなじみのファイアボールとは違う、神秘的で超自然的な力なのだ。そのため、魔術の呪文には血を代償として要求するものもある。たとえばRavenous Flockを唱えるには、Activation Chargeを2つと体力の40%を消費する。 …
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