ハイスピードな戦闘と豊富なビルド要素でハック&スラッシュファンを唸らせたアクションRPGに、待望の有料拡張DLC『Hell Clock: Cursed War』が登場した。
本体で描かれた物語の過去にあたる19世紀の「パラグアイ戦争」を舞台に、新たな章(第4幕)や新バイオーム、そして多彩なスキルが追加される本拡張コンテンツ。疫病と戦火が蠢く過酷な世界観の中で、プレイヤーは主人公・パジェウの原点となるストーリーを体験することになる。
有料DLCならではの新要素と圧倒的ハクスラ体験
実際にプレイして真っ先に感じるのは、新バイオームの圧倒的な空気感と、追加された攻撃手段がもたらす爽快感の進化だ。ジメジメとした不気味な密林や戦禍の痕跡が残るフィールドは、本編以上にダークで重厚な雰囲気を醸し出している。
本DLCの目玉は何と言っても、新たなビルドの幅を劇的に広げる追加スキル群だ。特に両手から強力な電撃を放つ「Tupã’s wrath」をはじめとする雷撃系のアビリティは、爽快感という点において群を抜いている。大量の敵を一気に感電させ、画面いっぱいにダメージ数値が弾け飛ぶ様は、まさにこのジャンルの醍醐味と言える。
これまでの遠距離銃撃中心のプレイスタイルから一転し、魔法使いのようなド派手な属性攻撃やパワフルな立ち回りが可能になったのは、本DLCを購入する大きな価値だ。追加された膨大な数の遺物(Relic)や独特なアイテムとの組み合わせ次第では、雷撃を毒や病原に変換してスリップダメージの嵐を巻き起こすような極悪ビルドも構築できる。多様なシナジーを試行錯誤する時間がとにかく熱い。
歯ごたえあるエンドコンテンツと価格以上の熱量
本DLCの導入によって第4幕が解放されるだけでなく、高難易度を求めるコアゲーマー向けの要素もしっかり補強される。ランダムな危険エリアへ挑む「夢魘(ナイトメア)」や、段階的に難易度が上がっていく飛昇システムなど、鍛え上げたビルドの限界に挑むハイクラスなやり込み環境が整う。
高難易度ゾーンでの道中は非常にスリリングで、一瞬の立ち回りのミスが命取りになる。しかし、それを乗り越えて強力なドロップアイテムを手に入れた瞬間の脳汁が出るような感覚は病みつきになる。
新章のボリューム感やUI周りの整理など、人によっては価格に対して求める要素の差異はあるかもしれないが、ベースゲームの骨太な面白さをさらに拡張し、時間を忘れて「もう1ラン」を繰り返してしまう中毒性は健在だ。本体を遊び尽くしたプレイヤーにとって、確かな刺激と新たな選択肢を与えてくれる良質な追加コンテンツと言えるだろう。
ゲーム概要
- タイトル: Hell Clock: Cursed War(※本編『Hell Clock』の有料拡張DLC)
- 発売日: 2026年7月9日
- 価格: ¥ 1,350
- 開発元: Rogue Snail
- パブリッシャー: Mad Mushroom
- 対応言語: 日本語字幕対応
- ストアページ: Steamリンク