「ゲームの価格設定はインフレに追いついていない」――テイクツーのトップは『GTA6』の通常版およびアルティメット・エディションの価格設定が適切であると強調した

「あくまでケース・バイ・ケースだ」『グランド・セフト・オートVI』(以下、『GTA6』)の通常版(スタンダード・エディション)は80ドルと、従来のトリプルA(AAA)向けコンソールゲームの標準価格より10ドル引き上げられた価格設定となっている。ロックスターが今年6月に『GTA6』の予約受付を開始した際、この値上げは少なからず波紋を呼んだ。では、この決定の背景にはどのような意図があるのだろうか? 『GTA6』の通常版にはシングルプレイのゲーム本編が含まれるが、アルティメット・エディションには専用ミッションや専用ショップなどの限定コンテンツが収録されている。この追加コンテンツに20ドルの差額を支払うことの是非については『GTA6』ファンの間で大きな物議を醸しており、パッケージ版にディスクが同梱されないというロックスターの決定も手伝って、議論はさらに過熱している。 IGNの新たなインタビューに応じたロックスターの親会社テイクツー・インタラクティブのCEO、ストラウス・ゼルニックは、『GTA6』の価格設定はすべて「価値」に基づいていると語った。 「我々は常に、提示する価格を大幅に上回る価値を提供することを目指している」とゼルニックは述べる。「今回の価格設定により、まさにそれを実現できると考えている。そしてもちろん、よりプレミアムな体験を望むユーザーのために上位エディションという選択肢も用意している。そちらに関しても同様に、求める対価を遥かに凌ぐ価値を感じてもらえる価格設定になっているはずだ」 ゼルニックはまた、『GTA6』が80ドルだからといって、テイクツー傘下の他のパブリッシングレーベルの作品がすべてそれに続くとは限らないと補足した。「あくまでケース・バイ・ケースだ」と彼は語り、2Kが『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』で50ドルという価格設定を採用した例を挙げた。 本日先立って行われたテイクツーの第1四半期決算説明会(投資家向けQ&A)において、ゼルニックはビデオゲームの価格設定がインフレに追いついていないと持論を展開した。 「ロックスターは通常版およびデラックス・エディションの価格設定において正しい判断をしたと考えている」と彼は語った。「ユーザーが双方のエディションに対して非常に強い期待を寄せていることは疑いようがない。支払い能力や情熱の度合いに応じて、ユーザー自身が好きな方を選択できる。すでに予約状況は極めて好調であり、その内訳(通常版と上位版の比率)にも満足している」 さらにこう続けた。「実のところ、AAA規模のビデオゲームの実質的なコストは、20年前と比較してもはるかに低く抑えられている。価格設定がインフレのペースに追いついていないのだ。我々の目標は、ユーザーの期待を上回り続けることにある。なぜなら、あらゆる体験に対する満足度とは『体験そのもの』と『支払った対価』の折り合いによって決まるからだ。ロックスター・ゲームスは期待以上のものを提供することで知られており、エンターテインメント体験として『グランド・セフト・オートVI』が極めて破格の掘り出し物になると言っても過言ではない」 「我々の目的は価格を極限まで吊り上げることではない」とゼルニックは述べる。「したがって今回の決定は、我々が提供しようとしている作品の規模や内容に照らし合わせれば極めて理に叶ったものだ。今後もそうした観点から価格判断を行っていく」 『GTA6』のどちらのエディションを購入するか尋ねたIGNのアンケート調査では、70%以上の回答者が100ドルの「アルティメット・エディション」を購入すると答えた。これはファンに対して追加の20ドルを支払わせることに成功しており、ロックスターの価格戦略が功を奏していることを示唆している。この結果を受け、一部では「アルティメット・エディションこそが事実上の標準であり、80ドルの通常版はむしろ廉価版と捉えるべきだ」という声も上がっている。 本日このほかにも、ゼルニックが『GTA6』の物理パッケージ版にディスクを同梱しない決定について弁明したコメントや、

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