三部作を完結させる「決意」、10年を預けた「覚悟」スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーVII リベレーション』は、1997年に発売された『ファイナルファンタジーVII』のリメイクプロジェクトの完結編にあたる。 2020年の『ファイナルファンタジーVII リメイク』、2024年『ファイナルファンタジーVII リバース』に続く三部作の3作目で、2027年4月8日(木)に全プラットフォーム向けに同時発売予定だ。 今回は、メディア向けの試遊会にあわせて、シリーズのディレクターを務める浜口直樹氏に話を聞く機会を得た。なお、試遊レポートは別記事を参照されたい。 二重の意味を持つ「決意」というテーマ ――すでに各メディアで答えられていることですが、浜口さんから本作は「決意」がテーマだと発信されています。繰り返しになりますが、あらためて、そこにはどういう想いが込められているのでしょうか? とにかくこのシリーズは絶対に完結させる、絶対に作り切るという決意です。私自身と、チーム自身への想いの意味がまずあります。 もうひとつはゲーム体験という意味での決意です。1作目と2作目は、どちらかというとクラウドが主人公で、クラウドの視点から描くゲーム体験でした。本作でも、もちろんクラウドが主人公なんですけど、クラウド以外のキャラクターに感情移入できるゲーム性を目指しています。最後の戦いに挑んでいく中で、キャラクターのひとりひとりがどういう想いを抱き、どういう決意を持って決戦に挑んでいくのか。そこの体験を差別化したかったんです。 たとえば本作のサブクエストでは「どのキャラクターで攻略しますか」という選択肢があります。そういうものを積み重ねていった先で、キャラクターの想いの深さや見えてくる方向性を、ちゃんとユーザーさんごとの体験の質として感じてほしい。それぞれのキャラクターに対するユーザーさんの想いの深さが、そのキャラクターの想いとシンクロしていく。そういう思想でゲームデザインを設計しています。 ――それは「リバース」の好感度システムではできなかったということですか? 好感度システムは、どちらかというとクラウドひとりの視点です。「クラウドにとって、ユーザーさんにとって、誰が好みですか」みたいなことを表現していました。でも今回はクラウドだけではなくて、それぞれのキャラクターに等しくスポットを当てたい。そこは明らかに「リバース」と本作「リベレーション」でアプローチが変わっています。 ――確かに試遊をしたとき、それぞれのキャラクター視点でクエストが描かれていました。その「キャラクターの選択肢」というのは、ストーリーにかなり反映されるということでしょうか。 本当にドラスティックに変わります。そこから先のストーリーとか、攻略するエリアやステージすら分かれるぐらい。クエストの結果による影響度合いが全然異なるものもあれば、同じストーリーラインなんだけど、どのキャラクターの視点で描いたかによって、ユーザーさんが受け取れる印象を変えるものもありえます。そういう意味では「片方をやったから終わり」というよりは、「もう片方もやってみたいな」とユーザーさんに思わせる作りになっているはずです。 今回の「リメイク」シリーズのように、ストーリーやキャラクター性が強いゲームは、実況配信の時代と相性が悪いと思っています。ある意味、映画的な体験に近い。なんだったら、自分の好きな実況者の感想を見ながらゲームを見ているほうが、情報量が多くて楽しかったりする。 じゃあどのように設計すれば手に取ってもらえるかというと、自分なりの試行錯誤が反映されている仕組みがあればいいと思いました。「配信者さんはこっちを選んだけど、自分でプレイして違う選択肢を選んだらどうなるのかな」と思ってもらえれば、それをきっかけにしてプレイしてくれる人が増える。そこがダイレクトにわかりやすいのが、「どのキャラクターでどう攻略するかで大きく変わる」というものなんです。 実況の配信者さんも、ふたつの選択肢があったからといって「1回セーブします」、「もう1回ロードしてやり直します」とはならないじゃないですか。「自分だったらどうプレイするのかな」というのをこのゲームでも感じてもらいたい。そこは今回のゲームデザインのメッセージ性としても入れています。 「原作とはまったく違うゲームの始まり方をする」 ――オリジナル版と比較した場合、今回はかなり物語の核心部分から始まることが予想されるわけですが、そうなるとアイシクルロッジで見るガスト博士のビデオが、本作ではどうなっているのかが気になります。というのも、ガスト博士は物語のドラマが始まるキーキャラクターともいえるわけですから。 いいところを突きますね(笑)。今回、その部分はすごくおもしろい描き方をしています。もちろんアイシクルエリアでのガスト博士の映像は、エアリスにとって非常に重要なものなのでしっかり描いています。 …
つづき『ファイナルファンタジーVII リベレーション』浜口直樹Dインタビュー ガスト博士、温泉、潜水艦、そしてウェポン戦、完結編は「まったく違う始まり方をする」
投稿日時: 2026年09月10日 21時00分頃
[PR]
ファイナルファンタジーVII リメイク – PS4
1997年に発売された『FINAL FANTASY VII』(原作)のリメイク。壮大な物語や魅力的なキャラクター、当時の最先端技術が駆使された映像で多くの人を魅了した不朽の名作が、時を経て「新たな物語」として生まれ変わります。
詳しく見てみるファイナルファンタジーVII リバース - PS5
「忘らるる都」までの原作を元にオリジナルの要素を加えた作品『FINAL FANTASY VII REMAKE』プロジェクト三部作の第2作目。広大なワールドを旅する自由な冒険。クラウド、セフィロス、そしてザックスの新たな物語
確認する関連性のありそうな記事
5詳細 お気に入り登録
『FF7』リメイクシリーズと『ソニックレーシング クロスワールド』がコラボ決定。バスターソードと黒い羽根、そしてリングが登場する新規映像が公開。詳細は後日発表予定
2026年10月09日 21時29分
SNSでは歓喜の声を挙げるユーザーが続出し、「クラウドとセフィロスがレースに?」と予測する声も相次いだ。詳細は後日発表予定
29詳細 お気に入り登録
【ソニックレーシング クロスワールド】『FF7リメイク』や『ペルソナ』シリーズとのコラボDLCパックがシーズン2で登場決定
2026年10月10日 11時48分
『ソニックレーシング クロスワールド』のシーズン2に関するDLC情報が公開。『ファイナルファンタジーVII リメイク』や『ペルソナ』シリーズとのコラボ情報な...
9詳細 お気に入り登録
【ソニックレーシング】『FF7R』や『ペルソナ』、サンリオが参戦! シーズンパス2の追加DLCが発表
2026年10月10日 12時08分
ゲーム『ソニックレーシング クロスワールド』の“シーズンパス2”DLCに新たに『バーチャルサンリオピューロランド パック』『セガランド パック』『ファイナル...
7詳細 お気に入り登録
『ソニックレーシング クロスワールド』シーズン2開幕、1対1新モード「デュエルモード」が登場。DLCでは「ゴジラ」「エヴァンゲリオン」「FF7リメイク」など、コラボたくさん
2026年10月10日 14時56分
セガは10月10日、レースゲーム『ソニックレーシング クロスワールド』にてシーズン2を開始した。シーズン2では新モード「デュエルモード」が追加されている。...
12詳細 お気に入り登録
『ソニックレーシング クロスワールド』×「FF7 リメイク」シリーズのコラボ決定!シーズン2 DLC第5弾として登場、シーズンパス2の販売も開始&本編の価格改定も
2026年10月10日 20時01分
より2025/9/25リリース『ソニックレーシング クロスワールド』(PS4&PS5 / PS5 Pro Enhanced、XBOX、Switch2、Steam)10/10 世界大会の決勝のタイミングでシ...
5詳細 お気に入り登録
『ソニックレーシング クロスワールド』アーケード版の制作が決定!アーケードならではの縦型大画面で迫力のレースを楽しめる
2026年10月13日 02時28分
青を基調とした開発中の筐体画像も公開。家庭用版では『ゴジラ』や『エヴァ』、『FF7リメイク』などともコラボし話題に