見渡す限りの敵影、暗黒の宇宙空間を埋め尽くす無数の光条。Codebrew Softwareが手掛ける『Sublight』は、押し寄せる大群をなぎ倒すいわゆる「サバイバー系(バレットヘブン)」の基本構造を持ちながら、操作対象を“超弩級の宇宙戦艦”へとシフトさせたローグライク・アクションだ。
本作は2026年9月15日よりSteamにて早期アクセスが開始された。機動性で敵をかわし続ける従来の同ジャンルとは一線を画し、巨艦ならではの重厚な立ち回りと緻密な兵装管理を融合させた独自のプレイフィールを備えている。
圧倒的な重厚感――「動く要塞」を操る独特の操作プレッシャー
本作を起動して真っ先に伝わってくるのは、自艦の持つ質量感だ。小型機のようにクイックな旋回や急加速はできない。巨大な鉄の塊を慣性に乗せてじっくりと前進させ、敵の包囲網に対してどっしりと構える感覚が徹底されている。
この重厚な挙動こそが、本作の戦術的な面白さを生み出している。回避が難しいからこそ、どの角度から敵が接近しているのか、どの方向へ火力を集中すべきかという空間把握が極めて重要になる。軽快に逃げ回るのではなく、艦隊旗艦としての威容を保ちながら群がる敵を正面から迎え撃つ手応えは、このジャンルにおいて極めて新鮮だ。
ハードポイントと「射界」が生み出すビルド構築の妙
オート射撃をベースとしたシステムではあるものの、プレイヤーの関与する余地は非常に大きい。その核となるのが、戦艦の各部に設けられたハードポイント(兵装スロット)と兵器ごとの「射界(射撃角度)」の概念だ。
全周をカバーできる機銃もあれば、前方あるいは側面にしか火力を投射できない強力なレールガンや大口径砲も存在する。どのスロットにどの兵器を配置するかによって、有効な交戦距離や必要な艦の向きが完全に変化する。敵の群れに対して艦首を向けて突貫するか、あるいは側面を晒して舷側斉射(ブロードサイド)を浴びせるか――装備の選定と操艦が直結しており、パッシブスキルの数字を積むだけにとどまらない骨太なビルド構築が楽しめる。
さらに、不要な装備を排除するBANシステムや、同一装備を重ねて強化する仕組み、ドロップ品を付け替える柔軟なシステムも用意されており、狙った戦術を組み立てやすい点も好印象だ。
弾幕を突き破る爽快感と、早期アクセスゆえの伸びしろ
機関砲の連射音とともに敵艦の編隊が爆散し、広域兵器でスクリーン一面の敵が一瞬で消し飛ぶ瞬間は、思わず声が出るほど痛快だ。ドローン格納庫を積んで小型艦を従えたり、体当たり性能を特化させて敵陣を粉砕したりと、思い描いたロマン編成が機能したときの全能感はたまらない。
一方で、現状の早期アクセス版ではUI周りの操作感や各種パラメータの視認性、コントローラーへの最適化など、洗練の余地を残す部分も見受けられる。また、進行ルートやステージごとの環境ギミックのバリエーションなど、コンテンツの拡充にも期待したいところだ。しかし、開発チームによるアップデート頻度は非常に高く、公開されているロードマップ(新勢力やミッション拡張、キャンペーンモード刷新など)を見ても、作品の骨格がさらに強固になっていく期待感は大きい。
本作はどのようなプレイヤーにオススメか
- 巨大戦艦や宇宙艦隊戦のロマンに目がない人重装甲の巨艦を操り、無数のタレットから弾幕を吐き出すシチュエーションが好きなプレイヤーには文句なしに刺さる。
- 配置やシナジーをじっくり考えるビルド構築が好きな人兵装ごとの射界や艦体の特性を考慮し、最適な火線を作り上げるパズル的な戦略性を楽しみたい人に最適。
- 手軽さと爽快感を兼ね備えたアクションを求めている人1回ごとのプレイテンポが良く、敵の大群を豪快になぎ倒してストレスを解消したい人にも向いている。
ゲーム概要
- タイトル: Sublight
- ジャンル: 宇宙アクション / ローグライク(バレットヘブン)
- プラットフォーム: PC(Steam)
- 発売日: 2026年9月15日(早期アクセス)
- 開発元: CODEBREW SOFTWARE LTD
- パブリッシャー: CODEBREW SOFTWARE LTD
- 価格: 1,400円
- 対応言語: 日本語字幕対応
- ストアページ: Steamストアリンク