人類が姿を消し、狂気じみた家電製品が支配する終末世界を舞台にしたPvE脱出シューター『Gravebound』が登場した。
セルルック調の荒廃したフィールドで最大6人のスクワッドを組み、襲い来るキラーマシンを撃破しながら資源を回収、脱出ポッドを目指すタイトルだ。PvP要素を排し、純粋に仲間との協力やビルド構築に集中できる本作の手触りをレビューしていく。
家電が人類を駆逐した狂気の荒野を探索
本作の世界観はユニークそのものだ。立ち塞がる敵は、ミキサー、ジュークボックス、テレビ、巨大な冷蔵庫といった日常でお馴染みの家電製品たち。それらが凶悪な兵器と化し、物量で押し寄せてくる。
アメコミ風のセルシェーディングで描かれた荒野は視覚的なインパクトが強く、終末感とブラックユーモアが漂う独特の空気を醸成している。フィールドを探索してスクラップやクリスタルを回収しつつ、縮小する危険エリアを回避して脱出地点へ向かうという、バトロワと脱出シューターの緊張感をミックスしたゲームサイクルが特徴だ。
探索・戦闘・ビルドが絡み合う中毒性の高いゲームサイクル
実際に潜ってみると、テンポの良さとビルド構築の楽しさが際立つ。マップ各地に点在するワークステーションを使えば、回収した資材で武器やアーマーを即座に強化可能。ダメージ上昇やマガジン拡張など、目に見えて戦力が底上げされていく実感を得られる。
ボス格の家電を破壊して手に入るレリックや、レベルアップ時のパッシブ選択によって、その場限りの相乗効果を生み出すローグライト的な楽しさも備わっている。拠点に戻ればキャラクター自体の恒久的なスキルツリー解放も可能で、「もう1回潜って資材を持ち帰りたい」と思わせる導線がしっかりと引かれている。
現状の課題と早期アクセスとしての伸びしろ
コアとなる協力プレイの面白さは確かだが、早期アクセスならではの荒削りな点も残る。
- ソロ時の難易度調整: ゲームバランスは多人数プレイを前提に設計されている印象が強く、単独潜入時の負荷はかなり高め。現状はフレンドとスクワッドを組んでの挑戦が最も安定する。
- 脱出失敗時のペナルティ: 脱出に失敗した場合や不意のトラブル時に装備ランクが低下する仕様があり、リトライのモチベーションに影響しやすい。
- UIと最適化の余地: フレームレートの安定性やキーコンフィグ、言語設定まわりなど、操作性や快適性(QoL)の向上には今後のアップデートが待たれる。
開発チームによる細かな修正パッチやコミュニティ対応は精力的に行われており、今後の調整次第でさらに化けるポテンシャルを秘めている。
どんなプレイヤーにオススメか?
- 対人戦のストレスなく脱出シューターを楽しみたい人:PvPによる理不尽な横槍がなく、純粋なモンスターハント・脱出の緊張感を味わえる。
- フレンドとワイワイ遊べるCo-opシューターを探している人:最大6人編成で巨大な家電ボスを集中砲火する爽快感は格別。
- ハクスラ・ローグライト的な強化ループが好きな人:資材収集、スキルツリー解放、武器育成をコツコツ進めるプレイフィールと相性が良い。
ゲーム概要
- タイトル: Gravebound
- 開発元: Crater Studios
- パブリッシャー: Crater Studios
- 発売日: 2026年9月22日(早期アクセス)
- 価格: 1,700円
- ジャンル: アクション / 協力型PvE脱出シューター / ローグライト
- プレイ人数: 1〜6人(オンラインCo-op対応)
- 言語対応: 日本語対応なし(英語ほか対応)
- ストアURL: https://store.steampowered.com/app/3613050/Gravebound/