群がる異形のモンスターを撃ち倒し、手に入れた能力を重ねて最強のビルドを組む快感。2Dサバイバー系作品が切り拓いた中毒性の高いサイクルを、高低差のある3D空間へ移植した協力型アクションTPSが『Atomic Picnic』だ。
プレイヤーは「一匹狼」と呼ばれる冒険者となり、大爆発で変貌した危険地帯へと足を踏み入れる。ジャンプ、ダッシュ、そして立体機動を可能にするギアを駆使して三次元空間を駆け抜け、仲間と共に大群を殲滅する爽快感を追求した一作となっている。
平面から三次元へ広がるウェーブサバイバルの疾走感

本作の最大の魅力は、ワイヤーアクションやダッシュを組み合わせたハイスピードな立体機動にある。
平面的なフィールドで敵の隙間を縫う従来の見下ろし型サバイバー系とは異なり、本作では高台への退避や崖を利用した緊急回避、空中からの射撃といった縦軸の攻防が息づいている。押し寄せる敵の群れに対し、ギアを使って頭上を飛び越え、背後から一掃する瞬間は純粋に気持ちがいい。
足が止まれば一瞬で囲まれて圧殺されるため、常にポジションを変えながら引き撃ちを続けるスリリングな緊張感が保たれている。
シナジーが噛み合った瞬間に爆発するビルド構築

道中のレベルアップやイベントで手に入るパッシブ能力(Curio)や武器モジュールは、組み合わせ次第で劇的なシナジーを生み出す。
特定アビリティを最大まで強化して発動する進化要素に加え、リロード成功時に特殊弾を放つ効果や、移動速度に比例して火力が跳ね上がるビルドなど、プレイヤーの立ち回りと直結した強化項目が揃う。ハイリスク・ハイリターンな呪い系アップグレードをあえて組み込み、ピーキーな超火力を叩き出したときの無双感は格別だ。
また、タイミングよく装填を行うクイックリロードシステムが戦闘のテンポを程よく引き締めており、単なるオート射撃鑑賞にとどまらないシューターらしい操作の手応えが残されている。
手応えと課題が同居するボス戦とゲームバランス

道中の雑魚掃討がテンポよく進む一方で、各エリアの節目に待ち受けるボス戦はシビアな設計だ。偏差射撃や広範囲攻撃を連続で放つボスが多く、回避アビリティのクールダウン管理を誤ると一気に体力を削られる。ビルドの強さがそのまま生存率に直結するため、初見ではやや手厳しく感じる場面もあるだろう。
また、早期アクセス特有の課題として、画面内のエフェクト過多による視認性の低下や、マルチプレイ時の同期負荷、永続強化リソースの配分といった粗削りな部分も見受けられる。それでも開発陣による頻繁なアップデートとバランス調整が継続して行われており、プレイフィールの改善スピードは非常に好印象だ。
どんなプレイヤーにオススメできるか?

- 『Risk of Rain 2』のような3Dアクションローグライクが好きな人
- 平面のサバイバー系に飽き、スタイリッシュな立体アクションを求めている人
- フレンドとボイスチャットを繋ぎ、ワイワイとビルドのシナジーを試したい人
- アップデートによる進化を開発初期からリアルタイムで追いたい人
ゲーム概要
- タイトル: Atomic Picnic
- ジャンル: 協力型三人称視点ローグライクシューター(Bullet Heaven / TPS)
- 開発元: BitCake Studio
- パブリッシャー: BitCake Studio
- 発売日: 2024年11月7日(早期アクセス)
- 価格: 2,300円(税込)
- 対応言語: 日本語字幕対応(他複数言語対応)
- プレイ人数: 1〜4人(オンラインCo-op対応)
- ストアページ: Steamストアリンク






