『プレデター:バッドランド』異色の愛されクリーチャー「バド」、スタッフに「ジャー・ジャー・ビンクスっぽい」と言われながらも採用した理由を監督が語る

「最初はかわいらしく見えますが、実際には非常に凶暴かつ有能で、さらに深い物語が隠されているんです」『プレデター:バッドランド』は、実際に映画を見た人なら誰もがわかるように、従来の「プレデター」シリーズとは一線を画す作品である。この点については広く議論や論争が起きているが、少なくとも過去作では、「バド」のようなキャラクターは決して登場しなかっただろう。 本作にはジョークも存在する(しかもプレデター自身が意図的にジョークを言う)ほか、スラップスティックコメディ調の瞬間もあり、さらには、バドという名のかわいらしいエイリアンの相棒も登場する。このバドについては、「スター・ウォーズ」シリーズに登場するベビーヨーダ(グローグー)になぞらえる声もあった。 監督のダン・トラクテンバーグは、編集者から「バドの声は『スター・ウォーズ』のジャー・ジャー・ビンクスのようだ」と指摘されたという。ジャー・ジャーは言うまでもなく「スター・ウォーズ」のプリクエル三部作に登場したキャラクターであり、当時は多くのファンから不評を買った存在として知られている。そのため、この指摘は編集者からの警告のようにも思える。 しかしトラクテンバーグは譲らなかった。彼はEmpireに対し、なぜバドを映画に残したかったのかについて説明している。 「僕はバドのことを本当にクールだと思っていました」とトラクテンバーグは言う。「ある日、編集者が来て“なんかジャー・ジャーっぽい声ですね”と言ったんです。かなり賛否が分かれるキャラクターですよね」 「でも私たちは、この組み合わせがとても気に入っていました。“ディズニー映画でしか見られないようなものが、こういう作品に盛り込まれて、まったく新しい側面を引き出していて、しかもめちゃくちゃタフで、面白くて、魅力的で心温まる、それでいて尖ったところも兼ね備えてるなんて、最高じゃん!”という感じでした」 このコメントは、トラクテンバーグが『プレデター:バッドランド』の公開前に行ったインタビューで語っていた内容とも重なる。当時彼は、マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の影響を受けており、バドを含めた主要キャラクターたちには、観客が最初に思う以上の側面があるというアイデアを語っていた。 「僕は、プレデターがただ1人ではなく、複数のはみ出し者たちと出会うというアイデアが好きだったんです」とトラクテンバーグは昨年11月に語っていた。「おそらく『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』やロケット・ラクーンのことが頭にあったのだと思います。見た目から受ける印象とは違うものがある、という感じですね。デクも最初はあるタイプのキャラクターに見えますが、実際には違いますし、ティアも最初はある印象を与えますが、その裏に別の事情があることがわかります。そしてバドも同じです。最初はかわいらしく見えますが、実際には非常に凶暴かつ有能で、さらに深い物語が隠されているんです」 『プレデター:バッドランド』は全世界で1億8450万ドル(約295億円)の興行収入を記録。この数字は続編製作を検討させるには十分だったようだ。シリーズ第1作で主演を務めたアーノルド・シュワルツェネッガーによれば、20世紀スタジオは現在『コナン・ザ・グレート』、『コマンドー』、「プレデター」の新作映画を企画中であり、シュワルツェネッガーはその3作品すべてに出演する可能性を視野に入れているという。

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