極限の密室列車で挑むサバイバルホラー×ローグライク!『ドッグハザード:デストレイン』先行プレイレビュー #FrightTrain

極寒の吹雪が吹き荒れる中、暴走する列車内で繰り広げられる死闘。WildArts Gamesが手掛ける『ドッグハザード:デストレイン』は、愛らしいケモノ系ビジュアルの皮を被りつつ、中身は胃がキリキリと痛むような本格サバイバルホラーとローグライクを融合させた意欲作だ。

プレイヤーは大型犬エージェント「ドッグ・バーカー」となり、変貌した異形のクリーチャーが徘徊する閉鎖空間を駆け抜けることになる。

狭隘な車内と迫る制限時間が生む息苦しいほどの緊張感

本作の舞台となるのは、前後にしか逃げ場のない極端に狭い列車の車両だ。通気口や窓から突如としてクリーチャーがなだれ込み、後退すらままならない絶望的な状況下での射撃戦を強いられる。

さらにプレイヤーを追い詰めるのが、定期的に発生する超常嵐や巨大生物の脅威、そして寒波だ。車両の破損を修繕して凍結を防ぎつつ、限られた時間内に物資を回収して前方の車両へ脱出しなければならない。「探索したいが時間がない」「迎撃したいが弾が足りない」という二重三重のジレンマが、息つく暇もないスリルを生み出している。

配置スロットが生存を分けるリアル志向のインベントリシステム

本作屈指のユニークな要素が、アイテムの物理装着システムだ。手に入れた弾薬や回復アイテム、予備マガジンは、プレイヤーの身体の各部位(チェストリグ、ベルト、バックパックなど)に直接割り振る必要がある。

重要なのは、スロットごとに「取り出し速度」が異なる点だ。胸元にセットしたマガジンであれば瞬時にリロード可能だが、バックパックの底に押し込んだアイテムは取り出すまでに命取りとなるラグが生じる。大群に囲まれたパニック時、狙った弾薬をスムーズに装填できるかどうかは事前の整理整頓にかかっている。この実戦的なギア管理は、クラシックなサバイバルホラーの持つ「リソース管理の妙」を見事な形で昇華させている。

試行錯誤が実を結ぶランダム攻略と武器強化の爽快感

車両の構成やドロップする武器、自販機から手に入るアイテムにはランダム性があり、プレイするたびに異なる立ち回りが求められる。木箱を蹴り壊してスクラップを集め、クレジットを工面して銃器のアップグレードや扉のロック解除を行うサイクルは非常に中毒性が高い。

序盤は弾薬一発を惜しむ貧弱な装備であっても、自販機を駆使して銃を極限まで強化できれば、押し寄せる大群を一掃する圧倒的な火力を手に入れられる。手探りで死線をくぐり抜け、自分なりの生存セオリーがカチリと噛み合った瞬間の達成感は格別だ。

本作はどんなプレイヤーにオススメか

  • 『バイオハザード』初期〜中期の張り詰めたリソース管理やTPS戦闘が好きな人
  • 『CoDゾンビ』のようにウェーブを凌ぎながらエリアを解放・強化していくサイクルが好きな人
  • ただ撃ちまくるだけでなく、インベントリ整理や瞬時の状況判断に手応えを求める人
  • ジャンプスケア(ビックリ演出)過多のホラーは苦手だが、タイトなサバイバル体験を味わいたい人

可愛らしいキャラクターデザインに油断すると痛い目を見るが、骨太なアクションと濃厚なリソースマネジメントを両立させた良作サバイバルアクションに仕上がっている。

ゲーム概要

  • タイトル:ドッグハザード:デストレイン(Fright Train)
  • 開発元:WildArts Games
  • パブリッシャー:Black Lantern Collective , Gamersky Games
  • 発売日:2026年9月15日
  • 価格:¥ 1,800
  • 日本語対応:日本語字幕対応
  • ストアページ:https://store.steampowered.com/app/4132890/_/

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