『SpeedRunners』のオリジナル開発陣が贈る、待望の新作2Dプラットフォーマー『Sprint City』がついに登場。本作は、慣性を味方につけた圧倒的なスピード感と、プレイヤー同士の火花散る駆け引きが融合したシェアードワールド・レースゲームだ。
指先に直結するような異次元の操作感
本作を触って最初に驚かされるのは、その極限まで研ぎ澄まされたコントロールの精度だ。「Runagade」として縦横無尽に街を駆ける感覚は、もはや快感に近い。壁走り、グラップリング、レールグラインド。これらをシームレスに繋ぎ合わせるフリーランニング・コンボが、文字通り「風」になる体験をさせてくれる。
特にグラップリングの仕様が秀逸だ。全方向に対応しており、天井だけでなく地面を掴んで急加速したり、コーナーを鋭角に曲がったりと、使い道は無限大。物理演算に基づいた重力と遠心力の挙動がとにかくリアルで、高い所から落下した勢いをそのまま斜面で前方への推進力に変えた瞬間、思わず「これだ!」と叫びたくなるような高揚感に包まれる。
容赦なき死闘「Clockout」モードの緊張感
本作の核となるマルチプレイヤーモード「Clockout」が、これまた熱い。最大8人で競うこのレースは、いわば「時間が命」のサバイバルだ。 各プレイヤーの持ち時間はわずか10秒。誰かが1周目を終えた瞬間、残りのプレイヤーの時間は無慈悲に削られ始める。1位になったからといって油断はできない。周回を重ねるごとに制限時間は短くなり、常に極限のプレッシャーが背中に張り付く。
逆転のチャンスが常に存在し、誰が最後まで立っていられるか予測不能な展開は、手に汗握るという言葉がこれほど似合う場面もないだろう。友人との対戦は、一瞬でガチバトルの現場へと変貌する。
遊びの幅を広げるオープンワールドとデイリー挑戦
レース以外の時間は、シームレスなシェアードワールドとしての「スプリント・シティ」を探索できる。街中には様々なチャレンジや隠しショートカットが点在しており、ただ走り回っているだけでも発見があるのが嬉しい。
特に筆者がハマったのは「デイリーチャレンジ」だ。毎日更新されるこのコースでは、世界中のプレイヤーとリーダーボードでタイムを競うことになる。一見すると直線的なルートでも、物理挙動を駆使して「自分だけの最短ルート」を見つけ出した時の達成感は格別だ。この中毒性の高さは、まさに時間泥棒と言わざるを得ない。
荒削りな部分はあれど、それを補って余りあるポテンシャル
アーリーアクセスということもあり、一部の環境でのパフォーマンスの不安定さや、コンテンツ量に物足りなさを感じる場面があるかもしれない。しかし、そんな些細な不満を吹き飛ばすほど、コアとなるアクション部分の完成度は圧倒的だ。
何より素晴らしいのは、ゲームを持っていない友人をブラウザ経由のリンク一つで即座に招待できるシステム。このハードルの低さが、コミュニティをさらに熱くさせている。
『SpeedRunners』の正統進化でありながら、全く新しい遊びを提供してくれる『Sprint City』。スピードを愛するすべてのプレイヤーに、この街の風を感じてほしい。
ゲーム概要
- タイトル: Sprint City
- 開発元: Second Stage Studio
- パブリッシャー: Second Stage Studio, Game Drive
- 発売日: 2026年3月31日
- 価格: ¥1,400
- ジャンル: シェアードワールド対戦型2Dプラットフォーマー
- 主な特徴:
- 慣性を活かした壁走り、グラップリング、レールグラインドによる流れるようなアクション
- 時間が体力となる、最大8人参加の過酷なマルチプレイヤー「Clockout」モード
- 探索、リーダーボード、チャレンジが混ざり合うシームレスなオープンワールド
- 毎日更新されるデイリーチャレンジとグローバルリーダーボード
- フレンドを即座に招待できる「Friend Link」機能
- ストアリンク: Steam:Sprint City