FPSにおいて「敵が見える」ことは当たり前だ。しかし、もし全員が「基本、透明」だとしたら?そんなユニークすぎるコンセプトを引っ提げて登場したのが、Turtlecode Labsが放つ新作『Ghost Gunners』だ。
本作は、単なるエイム力(狙い撃つ力)の競い合いではない。相手の居場所を予測し、自分の姿を隠し通す「静」と、一気に姿を現して火力を叩き込む「動」が激しく入れ替わる、極上の知略型シューターに仕上がっている。
隠れるか、暴くか。一瞬の油断が命取りになる透明人間たちの戦い

本作の最大の特徴は、プレイヤーがデフォルトで「透明」であることだ。走ったり、ジャンプしたり、攻撃を行ったりすると初めてその姿が露呈する。この「見えない相手と戦う」という感覚が、これまでのFPSにはない独特の緊張感を生んでいる。
特に面白いのが「ゴースト」の仕組みだ。一定時間ごとに各プレイヤーの現在地に影(ゴースト)が生成され、ミニマップに表示される。これが索敵の大きなヒントになるのだが、しゃがんでいる間はゴーストの生成が止まるため、あえて立ち止まって機を待つか、それともリスクを承知で移動して攻めるかという駆け引きが熱い。
実際にプレイしてみると、かつての国産名作オンラインFPS『ペーパーマン』を彷彿とさせるような、明るく軽快な操作感が心地よい。最近のFPSにありがちな「リアルすぎて動きが重い」というストレスとは無縁で、スピーディかつカジュアルに戦場を駆け回ることができる。
魔法の杖にミニガンまで?個性が光る多彩な武装

武器のラインナップも遊び心に溢れている。オーソドックスなアサルトライフルやスナイパーライフルはもちろん、圧倒的火力でなぎ倒すミニガン、さらにはファンタジー世界から飛び出してきたような「魔法の杖」まで登場する。
この杖を使った戦い方がまた面白い。サンダーロッドで雷を落としたり、サポートに徹したりと、FPSの枠を超えた立ち回りが可能だ。キャラクターによって異なるサブウェポンも戦略の幅を広げており、近接武器の剣で一気に間合いを詰める瞬間は、まさに「暗殺者」になったかのような高揚感を味わえる。
友人とのプレイで真価を発揮する「笑いと絶叫」のパーティー性
本作をプレイして一番に感じたのは、フレンドと一緒に遊んだ時の圧倒的な「盛り上がり」だ。
「え、そこにいたの!?」「今の絶対ラッキーだろ!」といった会話が自然と飛び交う。相手の姿が見えないからこそ、読みが当たって透明な敵を撃ち抜いた時の快感は、通常のFPSの何倍も大きい。逆に、すぐ隣を素通りされていた時の悔しさと笑いは、本作ならではの体験と言えるだろう。
マッチメイキング機能はあるものの、現状はフレンドを誘ってクローズドな環境でワイワイ遊ぶのがベストな楽しみ方だろう。デモ版のプレイヤーと一緒に遊べる仕様も、友人を誘いやすくて非常に好印象だ。
総評:FPS初心者から玄人まで楽しめる新感覚の知略戦

『Ghost Gunners』は、エイム一辺倒になりがちな現代のFPSシーンに一石を投じる意欲作だ。FPSに不慣れな人でも、アイテムを駆使した索敵や立ち回りで上級者を食うことができる。一方で、上級者はそのステルス要素を極限まで利用した高度な心理戦を楽しむことができるだろう。
現在はまだプレイヤー人口が爆発的に多いわけではないが、この唯一無二のルールと、懐かしくも新しい軽快なプレイフィールは、もっと多くの人に知られるべき価値がある。低価格でこれだけ濃密な体験ができるのなら、友人へのギフトも含めて「買い」の一本だ。
ゲーム概要
- タイトル: Ghost Gunners
- ジャンル: ステルス対戦FPS / アクション
- 発売日: 2026年2月6日
- 価格: 700円
- 対応プラットフォーム: PC(Steam)
- 開発/パブリッシャー: Turtlecode Labs
- 主なゲームモード:
- キャプチャー: ジェムを奪い合いポイントを競う
- デスマッチ: 目標キル数を目指す個人戦
- 爆弾解除: 設置側と解除側に分かれたチーム戦
- 殲滅戦: 相手チームの全滅を目指す
- 特徴:
- 全員が基本透明。行動によって可視化される独自のステルスシステム。
- 4秒ごとに生成される「ゴースト」を利用した索敵と心理戦。
- 警察、剣士、法師、牧師といった個性的なクラスと多彩な武器。
- 体験版ユーザーとのマルチプレイにも対応。
- ストアリンク: Steam:Ghost Gunners






