『Poppy Playtime』の世界を舞台にした協力型サバイバルホラー『Escape from Playtime』が、Steamで早期アクセス配信中だ。
プレイヤーはおなじみの「スマイリング・クリッターズ」となり、廃墟と化したプレイタイム社の工場へ潜入。徘徊する“失敗作”のおもちゃたちから逃げ回りながら、謎の声が求める資材をかき集めていく。
公開ロビーの追加や新たなロア要素の実装など、早くもアップデートが動き出している。Steamのユーザーレビューでは74%が好評(やや好評)となっている。
おもちゃの目線で廃工場へ。謎の声のノルマを運び出せ

本作の目的はシンプルだ。制限時間内に施設内を探索し、散らばったパーツや資源を拾ってトロッコへ運び込み、シフトごとのノルマを達成する。
依頼主は、自由と居場所を約束する正体不明の「声」。言われるがままに働くうちに、何のために、誰のために集めているのかという疑問がじわじわと膨らんでいく。
操作キャラクターは小さなぬいぐるみなので、しゃがむ・ジャンプする・よじ登るといった動作で、おもちゃならではの低い視点から工場を進む。『Poppy Playtime』本編で見覚えのある場所を、まったく違う目線で歩き回れるのがファンにはたまらない。
『Lethal Company』や『R.E.P.O.』に通じるノルマ回収型の協力ホラーに、スタミナを管理しながら登る要素を組み合わせた作りで、拾ったアイテムは納品するだけでなく、その場で使うことも可能。売るか使うかの判断が、毎回の探索に小さな駆け引きを生んでいる。
毎回姿を変える施設と、徘徊する“失敗作”たち

探索する施設は自動生成で、教室、倉庫、研究室、それらをつなぐ通路の配置がプレイのたびに変化する。同じ道順を覚えて効率化、というわけにはいかない。
施設を徘徊するのは、プレイタイム社で生み出された失敗作のおもちゃたち。懐中電灯の光の先に、ぎこちない笑顔の人形が立っていたときの心臓の跳ね方は格別だ。
戦って倒すゲームではないため、頼りになるのは道具とヒント、そして隠れ場所。敵の気を引いて別ルートへ抜けたり、狭い隙間に潜り込んでやり過ごしたりと、ひたすら知恵と逃げ足で生き延びる。
時折ギミックを解いて納品場所を開放するパズル要素もあり、ただ走り回るだけでは終わらない。
近接ボイスチャットが生む、悲鳴と笑いの協力プレイ

本作の真価が発揮されるのは、やはり仲間と遊んだときだ。最大8人でのオンライン協力プレイに対応し、人数が増えるほど探索範囲が広がり、予想外の出来事も起こりやすくなる。
近接ボイスチャットにも対応しているため、離れた仲間の声は聞こえず、近くで騒げば敵の耳にも届いてしまう。名案のつもりの作戦会議が、そのまま怪物を呼び寄せる合図になることも。
効率よく稼ぐには手分けして動く必要があるが、一人になれば当然危険も増す。仲間の悲鳴が遠くから聞こえ、慌てて駆けつけると、そこには誰もいない――そんなドタバタこそが本作の醍醐味だ。
公開ロビーとロアの追加で広がる工場の秘密

アップデートで公開ロビーが追加され、ロビーコードを共有しなくても2〜8人のグループに参加したり、自分でロビーを立てて仲間を募ったりできるようになった。フレンドと予定が合わないときでも、気軽にシフトへ出勤できるのはありがたい。
また、少人数でもシフトを最後までこなせるよう、セッションとシフトの時間調整も実施された。
ストーリー面では、工場内に謎めいたメモが12枚追加されたほか、壁の奇妙なポスターや、施設のあちこちに隠されたVHSテープも見つかるようになった。拠点「Perm-A-Lounge」のコンピューターでは進行状況や報酬を確認でき、プレイタイム社に隠された秘密や『Poppy Playtime』本編とのつながりを掘り下げていける。
今後はロア要素のさらなる追加、初心者向けのチュートリアル改善やガイド付きシフト、新アイテムやコスメティック、エモート、パズルやチャレンジの追加、敵の強化などが予定されている。
早期アクセスならではの粗さも

もちろん、早期アクセスらしい未完成な部分も残る。収録されているのは8人のキャラクターと1つのスターターエリア、複数のメインエネミーで、繰り返し遊ぶとボリューム不足を感じやすい。
ソロでも遊べるものの、人数が少ないほどノルマと制限時間の重圧は大きく、難易度はかなり高め。施設内で迷いやすく、マップが把握しづらい点も気になるところだ。
とはいえ、公開ロビーや時間調整のように、プレイヤーの声を受けた改善が素早く実施されているのは心強い。今後のアップデートで、どこまで化けるかに期待したい。
こんな人にオススメ

『Poppy Playtime』シリーズのファンなら、本編の舞台をおもちゃの目線で探索し、隠されたロアを掘り起こすだけでも十分に楽しめる。
『Lethal Company』『R.E.P.O.』のようなノルマ回収型の協力ホラーで、友人とワイワイ叫びながら遊びたい人にもぴったりだ。
一緒に遊べる仲間がいるなら迷わず誘いたい一本。ソロ中心の人は、公開ロビーを活用して見知らぬクリッター仲間とシフトに出てみてほしい。
ゲーム概要
- タイトル:Escape from Playtime(ESCAPE FROM PLAYTIME: A Smiling Critters Adventure)
- ジャンル:協力型サバイバルホラー(早期アクセス)
- 開発・販売:Mob Entertainment
- 発売日:2026年10月21日(早期アクセス)
- 価格:1,390円
- 対応OS:Windows
- プレイ人数:1〜8人(オンライン協力プレイ、近接ボイスチャット対応)
- 言語:日本語字幕対応(インターフェース・字幕対応。日本語音声なし)
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