凄惨な事件現場に立ち、五感と最新鋭のガジェットを研ぎ澄まして「死者の声」を聴く――。そんな硬派で本格的な科学捜査官体験を味わえるシミュレーターが登場した。JanduSoftがパブリッシングを手掛ける『FORENSIC – M.E. Protocol』は、プレイヤーが一人の法科学捜査官となり、数々の不可解な事件現場を調査して真実を突き止める捜査アドベンチャーだ。
暗い路地裏から静かな住宅街まで、用意されたシナリオはどれも一筋縄ではいかない。激情、報復、誘拐といった重厚でダークなテーマが絡み合う現場で、私たちは孤独な捜査へと身を投じることになる。
リアルな捜査プロセスがもたらす、至高の没入感

本作の魅力は、何と言っても徹底的にこだわられた「本格派」の捜査プロセスにある。ゲームを始めると、プレイヤーは機材が積み込まれた法医車両を拠点に、凄惨な事件現場へと足を踏み入れる。
捜査の基本は、とにかく現場を観察し尽くすこと。タブレットで現在の調査進捗や証拠の収集状況を確認しながら、不審な痕跡を探していく。怪しい血液の付着にはブラックライト(紫光灯)を照射し、体液サンプルを見つければ綿棒と試管を取り出して慎重に採取。さらに、弾痕があれば弾道測定器を用いて射撃位置を割り出していく。
現場に散らばる点と点の証拠を、自らの手で集めていくプロセスは、まるで本物の捜査官になったかのような錯覚を覚えるほどのクオリティだ。集めた証拠を車両の分析PCにかけ、その結果がタブレットに集約されていく瞬間は、知的な興奮が脳を駆け巡る。
ドローンに地上ロボ。ガジェットを駆使して死角を無くせ

人間の一歩では届かない場所にも、真実は隠されている。本作では、プレイヤーの頼れる相棒として「ドローン」や「カメラ付き地上ロボット」といった近代的なツールが登場する。
「屋上に何か落ちていないか?」「車の下の隙間に証拠が隠されていないか?」そう思ったら、迷わずこれらのメカを射出するべきだ。自らの足だけでなく、与えられたすべてのテクノロジーを駆使して現場を文字通り「丸裸」にしていく感覚がたまらない。見た目通りとは限らない事件の裏側を、ガジェットのレンズを通して暴いていくプロセスには、現代の科学捜査ならではのロマンが詰まっている。
制限時間なし。自分のペースで「現場」と対峙する贅沢

ありがちな「タイムオーバーによるゲームオーバー」は、このゲームには存在しない。あるのは、あなたと、数々の捜査ツール、そして目の前に横たわる未解決の謎だけだ。
現場の明るさは全体的にかなり暗めに抑えられており、目を凝らさなければ見落としてしまうような微細な手がかりも多い。だが、だからこそ時間をかけてじっくりと探索する価値がある。一歩ずつ、這いつくばるようにして証拠を集め、最終的に導き出したロジックで「完璧な法医学報告書」を組み上げたときの達成感はひとしおだ。
不親切に感じる部分や、一度に持ち運べる道具の制限といったもどかしさもあるが、それすらも「現場を荒らさないように慎重に動く」というリアルな緊張感へと昇華されている。手探りでシステムを理解し、事件の全貌を暴いたとき、プレイヤーは自身の「捜査官としての資質」を確信することになるだろう。

ゲーム概要
- タイトル: FORENSIC – M.E. Protocol
- 発売日: 2026年5月28日
- 価格: 1,700円
- 開発元: k148 Game Studio
- パブリッシャー: JanduSoft
- 対応言語: 日本語字幕対応
- ジャンル: 科学捜査シミュレーター / 謎解きアドベンチャー
- ストアページ: Steam ストアリンク





