カオスで美しい、あなただけのスラム街を作りませんか? 2025年5月29日に体験版が公開された『ShantyTown Demo』は、個人開発者Erik Rempen氏によるユニークなジオラマビルダーです。
プレイヤーは測量士となり、限られたスペースに建物を積み上げ、配管やネオンサインで隙間を埋め尽くし、半未来的で高密度な都市環境を作り上げていきます。「九龍城砦」のような混沌とした景観美に惹かれる人にはたまらない、この作品の魅力をお届けします。
「ごちゃごちゃ感」が気持ちいい! 垂直に広がる建築パズル

本作の最大の特徴は、その「密度」にあります。 通常の街づくりゲームでは区画整理や効率化が求められますが、『ShantyTown』ではその逆。「私搭乱建(勝手に建て増し)」こそが正義です。建物の屋上にさらに小屋を乗せ、路地裏に屋台をねじ込み、空いたスペースには植木鉢や洗濯物を配置する。垂直方向への拡張が推奨されるこのスタイルは、まるでパズルのような中毒性があります。
各ステージには「指定されたオブジェクトを全て配置する」といった目標があり、限られた土地をどう活用するかが腕の見せ所。しかし、そこに「正解」はありません。無秩序に見える配置も、あなたのセンス次第で生活感あふれる美しいカオスへと変貌します。
半未来的な世界観と、心地よいサウンド

舞台は半未来的な世界。フェリーターミナルに浮かぶ茶屋や、巨大なパイプラインに囲まれた歓楽街など、ロケーションは変化に富んでいます。 明るく鮮やかな色彩のアートワークは見ていて楽しく、環境音やBGMも非常にリラックスできるものになっています。時間を忘れ、ただひたすらにオブジェクトを配置し、眺める。そんなデジタルな箱庭療法のような癒やしの時間がここにはあります。
早期アクセスゆえの課題も、期待値は高い

体験版ということもあり、カメラ操作の挙動や一部のバグなど、洗練されていない部分も見受けられます。しかし、レビューでは「今までにないニッチなジャンル」「完成版が待ちきれない」といった好意的な意見が多く寄せられています。 特にSteam Deckでの動作改善や日本語対応など、開発者のアップデートへの意欲も感じられ、今後の進化に期待が持てます。
「Tiny Glade」や「Townscaper」のようなリラックスできる建築ゲームが好きで、かつサイバーパンクやスラム街の猥雑な雰囲気に魅力を感じるなら、『ShantyTown』は間違いなく刺さる一作です。まずは体験版で、この魅惑的な「ごちゃごちゃ建築」を体験してみてはいかがでしょうか。
ゲーム概要
- タイトル: ShantyTown Demo
- ジャンル: シミュレーション / ジオラマビルダー / リラックス
- 開発元: Erik Rempen
- パブリッシャー: Erik Rempen, Silk Softworks
- 体験版: 2025年5月29日
- 本編: 2026年4月17日リリース予定
- 価格: 未定
- 対応言語: 日本語、英語 他
- Steamストア: https://store.steampowered.com/app/3701340/ShantyTown_Demo?snr=1_7_15__13

