死霊術師(ネクロマンサー)のみなさん、朗報です。あの日々が帰ってきました。 死体を繋ぎ合わせ、未知の軍団を作り上げ、迫りくる敵をなぎ倒す。そんな背徳的かつクリエイティブな楽しみが詰まったシミュレーションゲームの続編、『Necrosmith 2』がリリースされました。
前作のシンプルながら中毒性の高いループはそのままに、新たな種族、巨大な「タイタン」、そして広大なバイオームが追加され、遊びごたえが大幅にアップしています。今回は、実際に筆者がプレイして感じた本作の魅力を、少しばかりの興奮を交えてお届けします。気がつけば数時間が溶けている、そんな「沼」への入り口へようこそ。
理想の「ボクの考えた最強のアンデッド」を作れる喜び

本作の最大の魅力は、なんといっても「アンデッドの組み立て」にあります。 頭、胴体、腕、足。戦場で拾い集めた様々なパーツを自由に組み合わせることができます。スケルトンの頭にハーピーの翼、そして足はオークの屈強な太もも……なんていうキメラも思いのまま。
「移動速度を重視して足を強化しよう」とか「とにかく火力が欲しいからドラゴンの頭を使おう」といった戦略的な思考はもちろん楽しいのですが、何より「見た目のインパクト」で選ぶのもまた一興です。自分の作り出した異形の軍団が、わらわらとタワーから出撃していく様を眺めるのは、ネクロマンサー冥利に尽きる瞬間です。
また、特定の組み合わせを見つける「シークレットレシピ」の要素も健在。手探りで最強の組み合わせを見つけた時の「アハ体験」は格別で、つい「あと1回、あと1体だけ」とプレイを続けてしまいます。
タワーディフェンスとしての忙しさと、巨人の爽快感

ゲームプレイの基本は、タワーディフェンスとRTS(リアルタイムストラテジー)の融合です。 プレイヤーはタワーを守りながら、生成したアンデッドたちに指示を出します。「資源を集めろ」「敵の巣を叩け」「タワーを守れ」。前作よりも指示出しのAIや挙動が改善されており、より戦略的に戦況をコントロールできるようになりました。
マップは自動生成されるため、プレイするたびに地形や資源の配置が変化します。山脈や溶岩地帯といった障害物をどう乗り越えるか、アンデッドたちの適応能力(移動タイプ)を考えるのも重要な戦略です。
そして今作の目玉となるのが「巨人(タイタン)」の存在です。 通常のアンデッドとは一線を画す巨大なユニットを召喚できた時の全能感は凄まじいものがあります。敵の群れを蹂躙し、タワーを脅かすボス級モンスターと殴り合う姿は圧巻。もちろん、敵側も巨大モンスターを繰り出してくるため、後半の画面はまさに怪獣大戦争の様相を呈します。このカオスな・ビジュアルこそが、本作のハイライトと言えるでしょう。
プレイ後記:手軽さと奥深さが同居する良作

実際に遊んでみて感じたのは、このゲームが持つ「手軽さ」と「奥深さ」の絶妙なバランスです。 操作自体はマウスメインでシンプルですが、タワーのアップグレード、テクノマジックの研究、そして無数のパーツ収集と、やるべきことは山積みです。最初は敵の猛攻にあっけなくやられてしまうこともありますが、持ち帰った資源でタワーを強化し、再挑戦するローグライク的な成長要素がモチベーションを維持させてくれます。
ドット絵のクオリティも高く、ちょこまかと動くアンデッドたちのモーションは見ているだけで楽しいですし、相棒(?)の猫とのやり取りも癒やしポイント。
確かに、後半になるにつれて敵の数が膨大になり、難易度も跳ね上がります。しかし、それをねじ伏せるための「最強のキメラ」を考案し、アップグレードを重ねて突破した時のカタルシスはひとしおです。価格もお手頃で、サクッと遊ぶつもりがガッツリ遊んでしまう、非常にコストパフォーマンスの高い一作だと感じました。
創造性を刺激する死体いじりと、手に汗握る防衛戦。あなたも禁断の秘術で、世界を恐怖(と笑い)に陥れてみませんか?

ゲーム概要
- タイトル: Necrosmith 2
- ジャンル: ネクロマンサーシミュレーター / タワーディフェンス / ローグライク
- 開発元: Alawar
- パブリッシャー: Alawar
- 発売日: 2024年3月27日
- 価格: ¥920
- 対応言語: 日本語字幕対応
- ストアURL: https://store.steampowered.com/app/2277320/Necrosmith_2/






