「真実はそこにある」――そんな言葉に胸を躍らせたことはないだろうか。
今回紹介する『UFOPHILIA』は、まさにその真実を追い求める一人称視点の心理ホラーゲームだ。プレイヤーはUFO現象に取り憑かれた調査員となり、異常現象が報告されるエリアへと足を踏み入れる。
世間では「エイリアン版Phasmophobia(ファズモフォビア)」とも呼ばれている本作だが、実際にプレイしてみると、そこにはマルチプレイのワイワイ感とは対極にある、骨の髄まで凍るような「孤独」が待っていた。深夜、ヘッドフォンをしてプレイした筆者の体験をもとに、本作の魅力をお届けする。
静寂と孤独が支配する、深夜のエイリアンハント

ゲームの目的はシンプルだ。現場に潜入し、超常現象の証拠を集め、そこに潜むエイリアンの種類を特定し、最終的に「撮影」すること。
装備品はEMF(電磁場)検出器、ガイガーカウンター、暗視カメラなど、オカルトファンならニヤリとするラインナップが揃っている。だが、本作はシングルプレイ専用。後ろを守ってくれる相棒はいない。頼れるのは手元の頼りない懐中電灯と、自分の度胸だけだ。
現場に到着すると、風の音や不自然な静寂が耳を打ち打つ。音響設計が非常に優秀で、遠くで枝が折れる音や、正体不明のノイズが聞こえるたびに心拍数が上がる。筆者はホラーゲームには慣れているつもりだったが、目に見えない「何か」に監視されている感覚は、幽霊とはまた違ったSF的な不気味さを醸し出していた。
「撮影」こそが最大の難関? 命がけのスクープ合戦

調査は段階(フェーズ)を踏んで進む。まずは証拠を集めてエイリアンを特定するのだが、ここからが本番だ。特定したエイリアンをカメラに収めなければならない。
相手は知的生命体であり、こちらの様子を伺っている。中には攻撃的な種族もいれば、こちらの恐怖心を弄ぶようなタイプもいるという。暗闇の中でカメラを構え、決定的な瞬間を待つ緊張感は筆舌に尽くしがたい。
正直に言うと、カメラのピント合わせや判定はかなりシビアだ。「今撮れただろ!?」と叫びたくなる瞬間もあったが、それが逆に「未知の生物を相手にしている焦燥感」をリアルに演出しているようにも感じられた。
粗削りだが光る「ロマン」と「恐怖」の原石

本作はランダム生成システムを採用しており、プレイするたびにエイリアンの種類や出現ポイントが変化する。セオリーが通用しないため、常に新鮮な恐怖を味わえるのが強みだ。
アイテムスロットが少なく、ツールを持ち帰るために何度も往復する必要がある点など、システム面にやや不便さを感じる部分はある。しかし、それすらも「たった一人で準備する心細さ」として恐怖のスパイスになっている。
バグや挙動の怪しさはインディーゲーム特有の「愛嬌」として受け入れられるなら、この価格帯(1,500円)としては十分すぎるほどのスリルとロマンが詰まっている。
『X-ファイル』や『サイン』といったSFホラー映画の雰囲気が好きな人、そして何より、孤独な夜に未知との遭遇を果たしたい命知らずなゲーマーには、ぜひこの恐怖を体験してほしい。ただし、アブダクション(誘拐)されても、誰も助けには来ないが。

ゲーム概要
- タイトル: UFOPHILIA
- ジャンル: 一人称視点心理ホラー / シミュレーション
- 発売日: 2026年1月29日
- 価格: ¥1,500
- 開発元: k148 Game Studio
- パブリッシャー: JanduSoft
- 対応言語: 日本語(字幕)、英語、他
- ストアURL: https://store.steampowered.com/app/3851320/UFOPHILIA/





