1990年にPCエンジンで発売された唯一の公式ゲーム『シティーハンター』が、約35年の時を経てついに復活を遂げた。当時の熱狂をそのままに、現代のプレイヤーに向けた快適な機能を追加して蘇った本作。今回は、懐かしさと新しさが融合したこのレトロアクションゲームの魅力をお届けする。
シンプルながらも奥深いレトロアクションの味わい

本作の基本は、冴羽獠を操作して進むオーソドックスな横スクロールアクションだ。銃を片手に迫りくる敵を倒し、ドアを行き来してアイテムを探索しながらステージの奥を目指していく。
マップの構造は少し迷路のようになっており、当時のゲームらしい手探り感が味わえる。敵キャラクターが原作には登場しないようなオリジナルの兵器だったりと、ツッコミどころもあるかもしれない。しかし、それも含めてレトロゲームならではの愛嬌として楽しめるはずだ。獠の軽快なアクションと、サクサクと進むテンポの良さは、今遊んでも十分に没入できる仕上がりになっている。
現代のプレイヤーに寄り添う便利なサポート機能

今回のリマスターにおいて最も高く評価したいのが、現代の環境に合わせた遊びやすさの向上だ。
いつでも記録できるセーブ機能や、ミスをしてしまった際に時間を少し前に戻せる「巻き戻し機能」が搭載されている。アクションゲームに不慣れな人でも、このサポートを駆使すれば理不尽なゲームオーバーに悩まされることなく、安心してストーリーを進めることができる。歯ごたえを求めるゲーマー向けの高難易度から、純粋に世界観を楽しみたいファン向けの難易度まで、幅広い層が遊びやすいよう調整されている点も素晴らしい。
「Get Wild」が流れた瞬間の圧倒的な高揚感

そして、本作を語る上で絶対に外せないのが音楽だ。ゲームをプレイ中、あのTM NETWORKの不朽の名曲「Get Wild」のメロディが流れた瞬間、思わずコントローラーを握る手に力が入ってしまった。
この楽曲が鳴り響くだけで、画面の中のドット絵が一気にアニメの名シーンと重なり、テンションは最高潮に達する。さらに、当時の空気感を楽しめるギャラリーモードや多彩な言語オプションなど、シティーハンターという作品への愛を感じるボーナス要素も随所に散りばめられている。
総評:ファンなら迷わず新宿へ向かえ

ゲーム全体のボリューム自体はコンパクトで、数時間程度でエンディングまで駆け抜けることができる。最新の複雑な大作ゲームに慣れていると少しあっさりと感じるかもしれないが、当時の思い出をそのまま現代の環境で鮮やかに蘇らせてくれる価値は計り知れない。
手軽にサクッと遊べるアクションゲームを探している人、そして何より、獠や香たちと共に青春を過ごしたファンにとっては、間違いなく手元に置いておきたいノスタルジックなタイムマシンだ。
ゲーム概要
- タイトル: シティーハンター
- 発売日: 2026年2月25日
- 価格: ¥3,960
- 開発元: SUNSOFT, Red Art Games
- パブリッシャー: SUNSOFT, Clouded Leopard Entertainment
- 対応言語: 日本語、英語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語
- ストアリンク:
- Nintendo eShop: https://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000111617
- Steam: https://store.steampowered.com/app/3984650/_/
- PlayStation Store: https://www.playstation.com/ja-jp/games/city-hunter/








