豪華な館に集まった使用人たち。しかし、その中には鋭い「短剣(ダガー)」を忍ばせた暗殺者が紛れ込んでいる――。
今回紹介するのは、2026年1月21日にリリースされたばかりのソーシャル・ディダクション(人狼系)アクションゲーム『Forks and Daggers』だ。本作は、中世の屋敷を舞台に、掃除や料理といった「奉仕」に励むフォーク(使用人)側と、それを密かに抹殺していくダガー(暗殺者)側に分かれて戦うパーティーゲームとなっている。
まずは、この混沌とした館の様子をこちらの映像で確認してほしい。
静寂を切り裂く絶叫と笑い!予測不能な裏切り体験

実際にプレイしてみてまず驚いたのは、その「自由度の高さ」と「カオスな空気感」だ。
従来の人狼系ゲームといえば、議論による推理がメインになりがちだが、本作はもっと直感的で肉体派。怪しい奴がいれば、落ちているフライパンや棒を掴んで投げつけることができる。そう、この館にあるものは、すべてが武器になり得るのだ。
掃除をしていたはずの仲間が、次の瞬間には背後から襲いかかってくる。その緊張感はかなりのものだが、どこかコミカルな挙動のおかげで、悲劇というよりは「笑える大乱闘」に近い。暗殺者として潜伏している際の、獲物を狙うヒリヒリした感覚は病みつきになること間違いなしだ。
敗北すらも遊びに変える「ネコとネズミ」のシステム

多くのパーティーゲームにおいて、序盤で脱落してしまうことは退屈を意味する。しかし、本作はその問題を「リスポーン」という形で鮮やかに解決している。
暗殺者に倒されたプレイヤーは、そのままゲームから除外されるのではなく、ネコやネズミといった動物として転生するのだ。この状態でも館を徘徊し、いたずらを仕掛けたり、生き残っている仲間をサポートしたりと、最後までゲームに干渉し続けることができる。
「死んだ後の方が楽しいかもしれない」と思わせるこの仕掛けは、友人との集まりにおいて最高のスパイスになる。誰もが最後まで主役でいられる設計には、開発者の深いホスピタリティを感じざるを得ない。
環境そのものが牙を剥く!戦略的なトラップ攻略

舞台となる広大な館には、いたるところに環境トラップが仕掛けられている。これらを熟知し、創造的に敵を排除するのも本作の醍醐味だ。
単純な暗殺だけでなく、仕掛けを起動して事故を装うなど、戦略の幅は広い。マップの構造を覚え、どこで誰を仕留めるか。あるいは、どこで身を守るか。プレイを重ねるごとに「館の主」としての練度が上がっていく感覚が心地よい。
一部では「一撃のダメージが大きすぎる」といったバランス調整への要望や、マップのバリエーションを求める声もあるようだが、それも本作が持つ「予測不能な爆発力」の裏返しと言えるだろう。何より、アップデートに意欲的な開発チームの姿勢には期待が高まる。
総評:友情を壊し、再生させるための最高の一本

『Forks and Daggers』は、単なる推理ゲームではない。それは、中世という舞台を借りた「究極のコミュニケーションツール」だ。
たとえ暗殺者に裏切られたとしても、その後の動物プレイで笑い飛ばし、次のラウンドでは逆に誰かを「ダガークラブ」へ勧誘する。そんなループが、気付けば数時間をあっという間に奪い去っていく。
友達と声を掛け合いながら、あるいは見知らぬ誰かと疑心暗鬼に陥りながら、この狂った晩餐会に飛び込んでみてはいかがだろうか。そこには、忘れがたい混沌と、最高の「裏切り」が待っているはずだ。
ゲーム概要
- タイトル: Forks and Daggers
- 開発元: Brightvoid Interactive
- 発売日: 2026年1月21日
- 価格: 1,200円
- 対応人数: 3~10人(オンライン協力・対戦)
- 主な特徴:
- 使用人と暗殺者に分かれて戦うソーシャル・ディダクション。
- 落ちているあらゆるオブジェクトを武器として使用可能。
- 死亡後はネコやネズミとしてリスポーンし、ゲームを継続。
- 環境トラップを利用した戦略的な排除が可能。
- プレイ中に新たな仲間を暗殺者側に引き入れる勧誘システム。
- 対応言語: 日本語字幕対応
- ストアリンク: Steamストアページ





