ページをめくり、失われた魔力を取り戻す。爽快な属性バーストが光る良作アクションRPG『魔法司書アリアナ ~七英傑の書~』レビュー #Ariana

ページをめくり、失われた魔力を取り戻す。爽快な属性バーストが光る良作アクションRPG『魔法司書アリアナ ~七英傑の書~』レビュー #Ariana

世界を構築する美しき「書物」の数々、そしてそこに秘められた魔力。本作は、本を愛し、本の世界を旅するすべてのプレイヤーに贈る、極上のファンタジーアクションRPGだ。コンパイルハート、アイディアファクトリー、ハイドの強力なタッグによって誕生した本作は、同社が得意とする至高の2D美術をこれでもかと詰め込んだ、まるで動く絵本のような一作に仕上がっている。

美麗な手描き風ビジュアルが織りなす世界観と、見た目からは想像もつかないほど爽快で頼もしい魔法コンボバトル。今回は、実際にその美しい書物の中にダイブし、世界の綻びを修繕してきた筆者が、そのプレイフィールを淡々とお伝えしていく。

こちらの公式映像から、アリアナの華麗なアクションとその世界観をまずは確認してほしい。

改ざんされた歴史を正す、若き司書官の孤独な使命

物語の舞台は、魔力の源泉である「七英傑の書」によって世界の秩序が保たれた魔法世界。ある日、何者かによってこの大切な禁書が改ざんされ、世界から魔力が消え去ってしまう。プレイヤーが操作する主人公「アリアナ」は、本の中に入ることができる特別な魔法を持った司書官だ。彼女は失われた魔法を取り戻し、図書館に隠された大いなる謎を解き明かすため、1人書物の中へと旅立つ。

ゲームの進行は、拠点となる図書館から、水、火、風、地などの属性を持つ「七英傑の書」の幻界へと潜入する形で進む。各書物の中には独立した小さな物語が描かれており、ページを読み解くように進む線性的なステージ構成だ。特筆すべきはステージ切り替え時の演出で、エリアを移動するたびに「ページがめくれる」ような美しいアニメーションが挟まれる。世界観と完全にシンクロしたこのギミックは、本当に自分が本の中で戦っているかのような高い没入感を与えてくれた。

MP制限なし! 圧倒的火力で魅せるノンストップ魔法コンボ

本作最大の魅力は、なんと言ってもその戦闘の快適さと爽快感にある。驚くべきことに、このゲームには魔法使いキャラクターにありがちな「MP(魔力制限)」の概念が一切存在しない。すべての魔法は純粋にクールダウンタイム(リキャスト時間)のみで管理されている。

主副の2つのスロットに最大6つの魔法をセット可能で、近接の「剣魔法」からド派手な広範囲の「遠隔属性魔法」まで、ボタン一つで流れるように切り替えられる。手数が途切れることなく、強力なスキルを次々と叩き込める戦闘スピードは、遊んでいて文句なしに気持ちがいい。

バトルをさらに熱くさせるのが「属性バースト」システムだ。敵の弱点属性を突いて攻撃をヒットさせ続けると、ゲージが最大に達した瞬間に大爆発が巻き起こる。この爆発は周囲の魔物をも巻き込み、連鎖的に大ダメージを与えるため、群がる敵を一網打尽にしたときの全画面が数値で埋まるカタルシスは格別だ。また、回復魔法もリソース無制限でクールダウンごとに使用できるため、アクションが苦手なプレイヤーでもストレスなく「最強の法爷(魔法使い)」になりきって無双できる絶妙なバランスとなっている。

変化するステージと能力開花の達成感

各書物の内部には「修繕ポイント」と呼ばれる空間の裂け目が存在し、ここを攻略することが目的となる。修繕ポイント内では、制限時間内に魔物を全滅させる戦闘チャレンジや、ちょっとしたパズル要素など、通常の道中とは一味違うテンポの良いバトルが展開される。

また、本作には探索による「能力ロック」の要素が盛り込まれている。例えば、風の書をクリアすれば「2段ジャンプ」が解放され、土の書をクリアすれば「下地への叩きつけ」が可能になるといった具合だ。これにより、一度クリアしたステージに新しいアクションを持って戻ることで、それまで届かなかった隠し通路や宝箱、未発見の修繕ポイントにアクセスできるようになる。マップの未探索エリアが上色され、鮮やかな色彩を取り戻していく視覚的な達成感も、全収集を目指すコレクター魂をくすぐる良いエッセンスだ。

美麗な皮に包まれた、軽快に遊べるJRPGの新たな形

一部、後半のステージで敵のバリエーションが色違い(換皮)に偏りがちであったり、強制戦闘のテンポにやや大雑把な調整を感じる部分もある。しかし、それを補って余りあるほど、アリアナをはじめとするキャラクターの3Dモデリングや手描きの立ち絵がとにかく可愛い。さらに、フルボイスで展開されるメインストーリーの配音も非常にクオリティが高く、耳も目も幸せになれる。

硬派で高難易度な死にゲーとしての探索アクションを期待すると少し肩透かしを食らうかもしれないが、美少女が派手な魔法を狂い咲かせ、数値をインフレさせて敵をなぎ倒す「爽快な2DアクションRPG」を求めているなら、本作は間違いなく至高の選択肢だ。ページを開く手が止まらなくなる感覚を、ぜひ味わってほしい。

ゲーム概要

  • タイトル:魔法司書アリアナ ~七英傑の書~
  • ジャンル:サイドビューアクションRPG
  • 発売日:2026年4月29日
  • 価格:4,950円(税込)
  • 開発元:Idea Factory, Compile Heart, HYDE, Inc.
  • パブリッシャー:Idea Factory International, Inc.
  • 対応言語:日本語(字幕・音声対応)
  • ストアリンク:Steam ストアページ

魔法司書アリアナ ~七英傑の書~

  • 発売日2026年4月29日
  • 開発Idea Factory, Compile Heart, HYDE, Inc.
  • 販売Idea Factory International, Inc.
  • 価格¥ 4,950
  • 言語🇯🇵 日本語対応

魔法とアクションを組み合わせて戦うサイドビューアクションRPG 様々な特徴を持つ多彩な魔法と、空中コンボやチャージ攻撃といった豊富なアクションを組み合わせて戦おう

ゲーム説明

司書官「アリアナ」の使命は、改ざんされてしまった七英傑の書を修繕すること。本の中に入るという特別な司書官魔法を駆使することで、アリアナは無事全ての書を修繕し、図書館に秘められた謎を解き明かすことができるか?【ゲーム概要】●魔法とアクションを組み合わせて戦うサイドビューアクションRPG様々な特徴を持つ多彩な魔法と、空中コンボやチャージ攻撃といった豊富なアクションを組み合わせて戦おう●バースト攻撃がバトルのコツ魔法にはそれぞれ属性が存在する。敵に魔法を何度もヒットさせることで、属性バーストが発動!付近の敵も巻き込んで大ダメージを与えよう!様々な特性を持つ魔法を駆使し、魔法コンボをたたき込む事が鍵となる!●修繕ポイントを攻略しよう英傑の書の中に点在する修繕ポイントを攻略し、改ざんされた書を修繕しよう。修繕ポイント内では、制限時間やパズル要素などいつもと違ったバトルが体験可能!●フォームチェンジでさらに強く英傑の書を修繕する事で、その書の魔法を最大限に引き出すことが可能!一時的に属性をその身に宿し、強化された魔法や属性武器の攻撃を使いこなそう!
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Steamユーザーレビュー

概ね好評

ポジティブ 79.29% (全 140 件 / 👍 111 件)

ゲーム情報(IGDB)

  • 対応プラットフォーム PS4 / PC / PS5 / Switch
  • ジャンルプラットフォーム / RPG / アドベンチャー
  • テーマアクション / ファンタジー
  • プレイモードシングルプレイ
  • 視点横スクロール
  • 外部評価 76.5 / 100 (2件)

The Librarian Ariana’s mission is to repair the Seven Hero Codices, which have been altered. Due to the terrible damages, magic has vanished from the world.

By utilizing special Librarian magic that allows her to enter Codices, Ariana seeks to mend the books to bring back magic. Can Ariana safely repair each tome and unravel the mysteries hidden within the Library?

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