果てしない暗闇と、耳元で響く自分の呼吸音。1万1000年以上のコールドスリープから目覚めたプレイヤーを待ち受けていたのは、見渡す限りの見知らぬ異星の海だった――。
ZeroByteが手掛ける新作海洋SFサバイバルRPG『Sinking Eternity』の体験版を先行プレイ。美しくも容赦ない深海サバイバルの手触りをお届けする。
『Sinking Eternity』の息をのむような美しい水中世界と緊迫のゲームプレイはこちらから
五感を支配する、息が詰まるほどのリアルな水中体験

本作の最大の魅力は、プレイヤーの五感に訴えかける徹底した没入感だ。冷たい金属のきしみ、ダイビングスーツ内に響く荒い呼吸音、そして周囲を取り囲む異星の海洋生物たちの気配が、3Dオーディオによって生々しく再現される。この圧倒的な孤独感の中で、暗闇の奥から何かが近づいてくる感覚は、ホラーゲームにも匹敵する緊張感をもたらしてくれる。
発光する鮮やかな深海植物の美しさと、かつてここで何かが起きたことを示す荒廃した人工物のコントラストが描き出すビジュアルも素晴らしく、ただ潜っているだけでも探索欲が刺激される。
水圧と浮力、重力が牙をむく独自シミュレーション

単なる水中散歩だと思っていると痛い目を見る。本作には厳格な物理システムが導入されており、水圧や浮力がダイレクトにアクションに影響を与える。装備が重くなれば動きは鈍くなり、酸素残量を常に気にかけなければならない。
何より、危険を察知して慌てて急浮上すると、視界が急激に歪み激しい減圧症の症状に襲われる仕様は、まさに「深海のリアル」を突きつけられる瞬間だ。この容赦ない緊張感設計には思わず息を呑み、一瞬の判断ミスが生死を分けるスリルに心拍数が跳ね上がる。
スキルの成長がもたらすサバイバルRPGの面白み
難易度は高めだが、ただ理不尽なわけではない。本作にはサバイバル、エンジニアリング、そして水泳といった能力を高めるスキルツリーが用意されている。
潜水を繰り返し、拠点となる島で素材をクラフトし、装備をアップグレードしていくことで、昨日までは水圧に潰されていた水深2500m以上の深淵へと少しずつ歩みを進められるようになる設計は、確かな達成感を与えてくれる。
操作性やインベントリ管理に潜む課題

一方で、気になる点もある。ゲーム序盤の挙動は意図的に「重く、遅く」調整されており、スピーディで軽快なアクションを好む層には、このもどかしさがストレスになるかもしれない。
また、限られた容量をやりくりするグリッド式のインベントリUIはかなり煩雑で、敵性生物に追われるような極限状態において直感的な操作を妨げる要因になりがちだ。リアルさの追求が、時にプレイアビリティを犠牲にしている印象は否めない。
広大な深淵への期待と、未だ見ぬ脅威

今回の体験版は15〜20分程度のボリュームに制限されており、基本的な素材集めやシェルター建築の基礎を確認するにとどまる。
製品版で本格化する「空腹や渇きの管理」、生命線となる島での「シェルター建築の拡張」、そして深海に潜む「未知の巨大生物との死闘」がどのようなバランスで牙をむいてくるのか、その全貌は未だベールに包まれている。装備強化に向けた素材集めの作業感がどう調整されるかも含め、今後のゲームバランスの仕上がりに大いに期待したい。
ゲーム概要
- タイトル:Sinking Eternity
- ジャンル:深海オープンワールドサバイバルRPG
- 開発・販売元:ZeroByte
- 発売予定日:2026年第3四半期
- 対応プラットフォーム:PC (Steam)
- 言語対応:日本語対応未定
- ストアページURL:https://store.steampowered.com/app/3715810/Sinking_Eternity/





