暴力と腐敗が渦巻く極彩色の近未来都市「クサン」。獣人たちが蠢くネオン街を舞台に、義手を駆使した圧倒的スピード感と死線スレスレの緊張感が交錯するトップダウンシューター『Kusan: City of Wolves』の体験版をプレイした。なお、待望の本編(製品版)は2026年7月31日に発売が予定されている。
本作の基本骨格は、一撃離脱と死のリスクが隣り合わせのハードコアな見下ろし型アクションだ。しかし、単なるフォロワーにとどまらない独自のメカニクスとグラフィックのこだわりが随所に散りばめられている。アドレナリンを急上昇させるビジュアルと重厚なサウンドトラックがプレイヤーの集中力をどこまでも研ぎ澄ませる。
ミリ単位の判断とパリィが明暗を分ける極限の戦闘

立ち回りの基本は超高速のアプローチと即死級のダメージリスクだ。敵の攻撃判定はシビアで、一瞬の判断ミスやエイムのブレが文字通り「即死」へと直結する。だが、主人公である元兵士の傭兵「ジン」が持つサイボーグ義手のアクションが、このシビアな戦闘に圧倒的な爽快感をもたらしている。
溜めパンチによる豪快な打撃や、敵の弾丸を直接打ち返す緻密なパリィ、さらにはナイフの投擲や遠距離攻撃といった豊富な選択肢が用意されている。敵の配置や間合いを一瞬で見極め、一撃を叩き込んで次へと繋ぐ一連のシーケンスが決まった瞬間の脳内物質の分泌量は異常なレベルだ。単なるボタン連打では決して突破できないが、動きの精度が高まるにつれてプレイヤー自身のアドレナリンが加速していく感覚を味わえる。
スキルカスタマイズとテトリス型インベントリがもたらす戦略性

本作のゲームプレイをさらに深く進化させているのが、拡張性の高いビルド要素だ。戦闘で得たリソースを投入して解放するスキルツリーと、マス目にブロックをはめ込んでいくテトリス風のインベントリシステムが組み合わさっている。
単にキャラクターのステータスを上げるだけでなく、「どのような立ち回り(パリィ重視、投擲特化、機動性重視など)でマップを攻略するか」をプレイヤー自身が能動的に構築できる設計となっている。リトライを繰り返しながら自分のスタイルに合ったカスタムを見つけ出し、洗練された立ち回りで部屋を一掃できた時の達成感は格別だ。
ハードボイルドな世界観と刺激的なコミック演出

ドット絵による精密な戦闘画面と、ストーリー合間に挿入されるシネマティックなコミック風演出のコントラストが実に鮮やかだ。ディープなサイバーパンクの雰囲気が溢れるクサン街で繰り広げられる過酷な陰謀劇は、スタイリッシュなグラフィックと相まって独特の没入感を生み出している。
さらに全編を彩る韓国ヒップホップ界の重鎮Loptimistによる重厚な808トラックが、ゲームプレイのテンポと完璧に同調。ビートに合わせて死線を駆け抜けるプレイフィールは癖になる完成度を誇る。高難易度ゆえにリトライ回数は跳ね上がるが、即時リスタートの快適さも手伝い、「もう一度だけ」とプレイを止められなくなる中毒性を備えた一作だ。
ゲーム概要
- タイトル:Kusan: オオカミの街(Kusan: City of Wolves)
- ジャンル:トップダウン・バイオレンスアクションシューター
- 開発元:CIRCLEfromDOT
- パブリッシャー:PQube
- 本編発売予定日:2026年7月31日
- 対応言語:日本語字幕対応
- 本編ストアURL:https://store.steampowered.com/app/1714510/Kusan?snr=1_5_9__415





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