文明が崩壊し、酸性雨や異常気象が猛威を振るう荒廃した世界。そんな過酷な環境で、土を耕し、作物を育て、ドローンと共に家を拡張していく横スクロール型の終末農業シミュレーション『Doloc Town』が、ついに正式版1.0へ到達した。
早期アクセス開始直後からSteamで「圧倒的に好評」を獲得し続けていた本作。1年以上の開発期間を経てメインストーリーが完結し、農業の自動化システムや広大な新エリア「旧市街の廃墟」を引っ提げて待望の完成形を迎えた。
文明の廃墟で生きる「居心地の良さ」と進化を遂げた探索の没入感

本作の最大の魅力は、終末世界特有の哀愁と、ピクセルアートで描かれる心温まる生活感が見事に融合している点にある。
プレイヤーは荒廃した谷間にある集落「Doloc Town」へ迷い込み、ゼロから農場を築き上げることになる。横スクロールの画面でプラットフォームを積み上げ、家や畑を上へ上へと伸ばしていく建築システムは非常にユニークだ。
環境は決して優しくない。作物を傷つける酸性雨や照りつける太陽が襲いかかる。しかし、その異常気象すらもエネルギーに変換するテクノロジーが存在する。雷を回収して電力を蓄え、豪雨で畑を一気に潤すといった、環境逆転のサイエンス感がたまらなく爽快だ。
相棒となるドローンを連れての探索も時間を忘れる。正式版1.0で追加された「旧市街の廃墟」では、新NPCや新たなモンスター、未踏の探索ポイントが待ち受ける。新アイテム「ウォークマン」でお気に入りのカセットBGMを聴きながら、廃墟に眠る失われた技術を探し求めるサイクルは、時間を吸い尽くすほどの強い中毒性を持っている。
序盤のストレスを解消!自動化とQoL改善で覚醒する新たな終末ライフ

正式版1.0最大の目玉と言えるのが、農業の「自動化システム」だ。
全ノードが解放された産業スキルツリーを駆け上がり、ドローンや電力を駆使して種まきから収穫までを完全自動化可能。手作業で泥に塗れる泥臭い序盤から、一大プラントのオーナーへと昇華していく成長プロセスは、ゲーマー心をくすぐる素晴らしいゲームデザインと言える。
さらに今回のアップデートでは、早期アクセス時に指摘されがちだった「序盤の資金不足」が大きく緩和された。クエストのコイン報酬増加や提出報酬のアップにより、序盤からスムーズに農場拡張へ移行できる。
アイテムのスタック上限が「999」へと爆発的に増加した点や、段ボール箱に入れたままアイテムを提出できる機能、主人公の移動速度向上、水をくむ手間を省いた井戸など、細やかなQoL(快適性)の改善も徹底されている。
不満点を挙げるとすれば、日本語ローカライズがベータ版段階のため、一部テキストに不自然な部分や表記の揺れが見受けられる点だ。しかし、開発側は今後のテキスト改善を明言しており、プレイ自体を阻害するほどではない。
現在Steamでは正式リリースを記念して、8月20日まで20%OFFの1,600円(税込)で購入できる特別セールが実施されている。
手描きの美しいドット絵、情感豊かなサウンドトラック、そして完結を迎えた奥深いストーリー。圧倒的なボリュームと洗練されたシステムを備えた『Doloc Town』の「完成形」を、ぜひお得なこの機会に確かめてほしい。

ゲーム概要
- タイトル: Doloc Town
- ジャンル: 終末世界2D横スクロール農業シミュレーション・アドベンチャー
- 対応ハード: PC(Steam)
- 発売日: 2026年8月5日
- 価格: 2,000円(※8月20日まで20%OFFの1,600円)
- 開発元: RedSaw Games Studio
- パブリッシャー: Logoi Games , Pathea Games
- 言語対応: 日本語対応(字幕・ベータ版ローカライズ)
- ストアページ: https://store.steampowered.com/app/2285550/Doloc_Town/







