霧深き港町「グリムショア」でホットドッグ店を開業した主人公。しかし、開業早々に肉の仕入れ先を失い、資金も底をついてしまう。そんな絶望的な状況で手にした解決策は、夜な夜な墓地へ向かい「新鮮な肉」を調達してミートグラインダーにかけることだった――。
昼のまったり調理と、夜の不穏な調達が生む独特なゲームサイクル

本作の基本構造は、日中の店舗運営と夜間の材料調達を繰り返すルーティンワークです。
昼間の営業パートでは、ソーセージを焼き、パンを切り、フライを揚げて客の注文通りに提供します。一般的なレストランシミュレーターのような厳しい時間制限タイマーが存在しないため、慌てずマイペースに調理を進められる点が快適です。
一方で夜になると空気は一変します。冷凍庫の肉が尽きれば、ショベルを手に霧の墓地へ忍び込み、警官の目を盗んで肉を調達しなければなりません。手に入れた素材をグラインダーでミンチにし、翌日の仕込みを終えたときの背徳感と達成感は、本作ならではの独特な味わいを生み出しています。
荒削りなローポリが生み出すブラックユーモアとカオス

初代PlayStation時代を彷彿とさせる荒いポリゴンとテクスチャは、グロテスクな題材を適度に中和し、ダークコメディとしての軽妙さを引き立てています。
街を探索して集めた奇妙な素材から調合する「特製ソース」も面白い試みです。客に提供すると爆発したり、卒倒して金をばら撒いたりと、ブラックなリアクションを楽しめます。
気になる点と今後のポテンシャル
メインストーリーは2〜3時間程度で完結するため、物語のボリュームや結末の展開にはやや物足りなさを感じる部分もあります。また、清掃作業やゴミ処理の取り回しなど、細かなUIや操作面での課題も見受けられます。
しかし、開発チームはロードマップを公開して積極的なアップデートを進めており、今後のコンテンツ拡張や利便性向上に期待がかかります。

こんなプレイヤーにオススメ
- PS1風のレトロホラーやローポリの質感が好きな人
- 時間制限に追われず、自分のペースで作業系シミュレーションを楽しみたい人
- B級ホラーやブラックユーモア溢れるインディーゲームを探している人

ゲーム概要
- タイトル:Meat Grinder: Hotdog Simulator
- ジャンル:シミュレーション / アドベンチャー / ホラー
- 開発元:Panic Panda
- パブリッシャー:Ultimate Publishing, Ultimate Games S.A., PlayWay S.A.
- プラットフォーム:PC (Steam)
- 発売日:2026年8月11日
- 価格:1,050円(税込)
- 言語対応:日本語字幕対応
- ストアページ:https://store.steampowered.com/app/3994680/Meat_Grinder_Hotdog_Simulator/






