電脳空間で繰り広げられる思考のハッキング。ローグライク×戦略探索『Into The Grid(戦術マトリックス)』プレイレビュー #intothegrid

電脳空間で繰り広げられる思考のハッキング。ローグライク×戦略探索『Into The Grid(戦術マトリックス)』プレイレビュー #intothegrid

ウィリアム・ギブスンの小説に憧れ、サイバーデッキを背負って電脳空間(マトリックス)へダイブする夢を見たことはないだろうか?もし答えがイエスなら、このゲームはあなたのためのものだ。『Slay the Spire』のようなデッキ構築型ローグライクの戦略性と、テーブルトップゲームのようなマップ探索の緊張感が見事に融合した『Into The Grid』。本作は単なるカードバトルにとどまらず、プレイヤーを真の「ハッカー」へと変貌させる没入感を持っている。

Flatline Studiosが開発・販売を手掛ける本作は、2025年11月10日に早期アクセスを開始したばかりだが、すでにジャンルファンの熱い視線を集めている。今回は、実際にこのデジタル迷宮に潜り込み、企業サーバーの深淵を目指した筆者のインプレッションをお届けしよう。

デッキ構築と「歩数」のジレンマが生む緊張感

本作の最大の特徴であり、他の同ジャンル作品と一線を画しているのが「マップ探索」のシステムだ。従来のローグライクカードゲームでは、分岐するルートを選択して進むのが一般的だが、『Into The Grid』では六角形のグリッドで構成されたマップを自由に移動できる。

しかし、ここには巧妙な罠がある。「自由」には代償が伴うのだ。プレイヤーが1マス移動したり、ノード(部屋)でハッキングを行ったりするたびに、敵のシステムによる「追跡レベル」が上昇していく。このレベルが上がると、敵が強化されたり、新たな警備プログラムが出現したり、あるいは脱出ルートが封鎖されたりする。

「あのアイテムショップに行けばデッキを強化できるが、警報レベルが上がってボス戦が地獄になるかもしれない……」

このジレンマがたまらない。すべての部屋を回ってリソースを回収するのか、それともリスクを避けて最短ルートで深層を目指すのか。一手一手が文字通り命取りになる緊張感は、まさに極秘任務を遂行するハッカーそのものだ。このリスク管理の面白さは、一度味わうと病みつきになる。

「VIM」が切り開く逆転の一手

戦闘はオーソドックスなターン制カードバトルだが、ここにも独自のスパイスが効いている。それが「バーチャルメモリ(VIM)」システムだ。カードを使用(プレイ)すると、そのカードに応じたVIMが蓄積されていく。この溜まったVIMを消費することで、キャラクター固有の強力な「コマンド」を発動できるのだ。

例えば、手札が事故を起こして防御カードがない絶体絶命のターンでも、前のターンまでに溜めておいたVIMを使ってドローを加速させたり、敵の行動を妨害したりすることで窮地を脱することができる。カードの効果とコマンドのシナジーが噛み合った瞬間、脳内でドーパミンが溢れ出すのを感じるだろう。

また、敵の攻撃アニメーションやUIが一人称視点で描かれているのも素晴らしい。敵対的なプログラム(ICE)が画面の向こうからこちらに襲いかかってくるような演出は迫力満点だ。ただ数字を減らすだけの作業ではなく、サイバー空間での「死闘」を演じている感覚を強く与えてくれる。

洗練されたサイバーパンクの美学

ビジュアルとサウンドについても触れておきたい。ネオンカラーが煌めくUI、無機質ながら美しいグリッドマップ、そしてバックで流れる高揚感のあるSynthwave。これらすべてが、『Android: Netrunner』や往年のサイバーパンク作品へのリスペクトに満ちている。

早期アクセス段階ということもあり、キャラクター数や敵の種類などコンテンツのボリュームにはまだ伸びしろがある。また、難易度は決して低くなく、初心者は最初の階層を突破するのにも苦労するかもしれない。敵の火力が容赦ないため、リソース管理に失敗すれば即座にゲームオーバーだ。しかし、その「容赦のなさ」こそが、この殺伐とした電脳世界には相応しいとも感じる。

早期アクセスながら感じる「傑作」の予感

総じて『Into The Grid』は、既存のデッキビルダーの枠組みに「探索リスク」という新たなレイヤーを加えることに成功している。理不尽な運要素で負けるのではなく、自身の「欲張りすぎた探索」が敗因になることが多いため、悔しさの中にも納得感があり、「あと1回だけ」とリトライしてしまう中毒性がある。

開発チームはユーザーフィードバックに積極的で、バランス調整やコンテンツ追加も精力的に行われているようだ。現時点でも十分に楽しめるが、今後のアップデートでさらに深みを増していくことは間違いないだろう。思考を加速させ、グリッドの深淵へと飛び込みたいゲーマーには、迷わずおすすめしたい一作だ。

ゲーム概要

  • タイトル: Into The Grid(戦術マトリックス)
  • ジャンル: ローグライク・デッキビルダー、ストラテジー
  • 開発・パブリッシャー: Flatline Studios
  • 発売日: 2025年11月10日(早期アクセス)
  • 価格: ¥1,700
  • 日本語対応: UI・字幕対応
  • ストアURL: Steamストアページへ

戦術マトリックス

  • 発売日2025年11月10日
  • 開発Flatline Studios
  • 販売Flatline Studios, Gamersky Games
  • 価格 -20% ¥ 1,700 ¥ 1,360
  • 言語🇯🇵 日本語対応

このサイバーパンク・ローグライク・デッキビルダーでハッカーの達人になろう。 サイバースペースの危険を探検し、悪の企業と戦おう。 強力なプログラムのデッキを構築してアップグレード。 パークやスキルをアンロックして、敵をデジタルで破壊しよう。 グリッドに飛び込もう。

ゲーム説明

ローグライク・デッキビルダーとテーブルトップ・ボードゲームのハイブリッドがどんなものか、考えたことがある? その答えがここにある: 「イントゥ・ザ・グリッド」は、アクション満載のカードバトルと、資源管理による戦術的なマップ探索が楽しめるゲームだ。私たちは、各カードが効果を発揮するためにプレイされると同時に、「バーチャルメモリ」(VIM)を生成するユニークなデュアルリソースシステムを設計しました。このように、最適でないハンドでも勝つことができる。 VIMを駆使して戦闘中コマンドを発動して、敵の防御を破ろう!「コマンド」を活用しよう。「コマンド」はアンロック可能で強力で勝敗を分けるスキルだ。賢く選択して、適切なデッキに入れて、決定的な勝利のために戦略的にデプロイしよう。 「ザ•グリッド」とは、インフォメーションが存在する無限のデジタルランドスケープだ。富と危険に満ち、賢い者だけが活躍できる場所だ。このジャンルでは見たことのない深みを体験できるだろう。一挙手一投足を、最後の一手であるかのように考えなきゃ。最後になる可能性があるからだ。戦うか、逃げるか?この地域を探索するのは今か、後か?すぐに現金化するか、それともさらに大きな報酬のために、持ち続けるか?選択も結果もあなとのだ。 「ザ•リポ」はあなたの武器庫で、その中のプログラムカードは武器だ。探検しながら新しいプログラムを手に入れて、使えないプログラムを廃棄して最高のプログラムをアップグレードしよう。ユニークなコンビを探し、究極のパワーをアンロックしよう。 ハッカーとして、コンソールは心身のエクステンションだ。ハードウェアモッドやパークをアンロックして、自分のプレイスタイルに合わせるコンソールをカスタマイズしよう。スキルを磨けば磨くほど、選択肢が広がっていく! 「イントゥ・ザ・グリッド」には4人の個性的なキャラクターが登場し、それぞれが独自のストーリー、ゲームプレイ、アートなどある。
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Steamユーザーレビュー

非常に好評

ポジティブ 84.68% (全 222 件 / 👍 188 件)

ゲーム情報(IGDB)

  • 対応プラットフォーム Linux / PC / Mac
  • ジャンルRPG / ストラテジー / インディー
  • テーマSF
  • プレイモードシングルプレイ
  • 視点一人称

Become a master hacker in this cyberpunk roguelike deckbuilder. Explore the dangers of cyberspace and fight evil corporations. Build and upgrade a deck of powerful programs. Unlock perks and skills, and unleash digital hell on your enemies. Dive into the grid!

プレイ中人数

現在 3 人がプレイ中

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最大: 10人 / 直近21回分

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