8年の歳月を経てついに1.0正式リリースを迎えたVRアクションパルクール『Hyperstacks』。弾幕を掻い潜りながらフィールドを飛び回り、自らの手でステージを作り出せる期待の新作を早速プレイしてきた。
疾走感と即興性が交錯する高密度VRパルクール

本作の最大の魅力は、グラップリングフックやジップライン、テレポーターを駆使して高速移動する爽快感にある。高所から飛び降り、ワイヤーを引っ掛けて勢いよく空間をスイングする感覚は、VRならではのダイナミズムに満ちている。
目の前に迫る弾幕や接近する敵をいなしつつ、瞬時の判断で移動ルートを組み立てるプレイ感は極めて刺激的だ。近接武器で打ち払い、拳で叩き伏せ、マップのギミックまで利用して切り抜けたときの達成感は癖になる。
個性豊かな住人たちと挑むハンドメイドな課題

キャンペーンモードでは、味のあるキャラクターたちからクエストを受けながら進行する。各ステージは戦闘、パルクール、ロジックパズルの3要素が巧みに組み合わされており、チュートリアルから段階的にアクションを学べる設計だ。
終盤の難易度上昇はかなり歯ごたえがあり、プレッシャーの中で正確な操作を求められる場面も増えてくる。しかし、仕掛けを理解し身体が思い通りに動いたときの感覚は、まさにVRアクションの真骨頂と言える。
無限の可能性を秘めたレベルエディター「Greenlink」

本作を語る上で外せないのが、開発者と同じツールを使ってステージを作成できる強力なレベルエディターの存在だ。視覚的な接続システム「Greenlink」により、シンプルなスイッチ仕掛けから複雑な動くからくりまで直感的に構築できる。
自作のステージを世界中のプレイヤーに共有できるだけでなく、すでにコミュニティによって多数のオリジナルレベルが投稿されている。 Mario Maker を彷彿とさせるこの仕組みにより、キャンペーンをクリアした後も無限に遊べるポテンシャルを秘めている。
総評:VRアクションの新たなスタンダードになり得る一作

広大なキャンペーンでじっくりストーリーを追いたい層にとっては、もう少し公式ステージのボリュームが欲しくなるかもしれない。しかし、疾走感あふれるアクション性、自由度の高いパルクール、そしてプレイヤーの手で拡張し続けるコミュニティコンテンツの融合は極めて高品質だ。新しい刺激を求めるVRゲーマーには間違いなくおすすめできる一冊である。
ゲーム概要
- タイトル: Hyperstacks
- ジャンル: VRアクションパルクール / レベルエディター
- 対応プラットフォーム: Steam VR / Meta Quest
- 発売日: 2026年7月30日
- 開発元: Squirrel Bytes
- パブリッシャー: Squirrel Bytes
- 価格:
- Steam版: 2,600円
- Meta Quest版: 3,400円
- 言語対応: 日本語字幕対応
- ストアページ:

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