Celestial Studioが開発する新作サンドボックス・ローグライク『Dinotica(恐竜ユートピア)』が、Steamにて早期アクセスを開始した。本作は早期アクセス開始後、プレイヤーのフィードバックを受け、よりユニークで作品のビジョンを的確に表現するとして、旧称の『Dino Topia』から現名称へと変更された経緯を持つ。
拠点作り、農業、そして恐竜との生活

本作の目的は、古代の獣によって破壊された集落を再建し、自分だけの恐竜の楽園を作り上げることだ。プレイヤーは資源を収集し、新たな技術を解放することで、拠点を自由にデザインし、拡張していく。農業では、恐竜の仲間たちの力を借りて作物を植え、育て、収穫し、豊かな農場を築き上げることが可能だ。
40種類以上の恐竜を育て、発見する楽しみ

冒険の舞台となる島には、40種類以上もの個性豊かな恐竜たちが生息している。プレイヤーは彼らを育て、孵化させることで仲間にできる。恐竜たちはそれぞれ独自の能力やスキルを持ち、繁殖を通じて新たな種や特性、カラーバリエーションを発見する楽しみも本作の大きな魅力となっている。
ローグライクなダンジョンと奥深い戦闘

冒険の舞台は拠点だけにとどまらない。プレイヤーは恐竜の仲間たちと共に、自動生成される謎多きダンジョンへと挑むことになる。戦闘は弾幕シューティングのような激しいものとなり、39種類の「トーテム」と70種類の「レリック」を組み合わせることで、プレイヤー独自の戦闘スタイルを構築できる。4つの異なる環境、3つの難易度、そして60種類ものユニークなボスがプレイヤーを待ち受ける。
レビュー:危険な香りのする”時間泥棒”ゲーム、現る

本作のゲームサイクルは中毒性が高い。基本的な流れはシンプルだ。ローグライクなダンジョンに潜って資源や恐竜のタマゴを手に入れ、拠点に帰還。手に入れたもので施設を拡充し、タマゴを孵化させて新たな仲間を迎え、戦力を増強する。そして、さらに高難易度のダンジョンへ……。この繰り返しが、なぜこれほどまでにプレイヤーを惹きつけるのか。
その答えは、恐竜たちの育成と拠点運営の奥深さにある。ダンジョンで手に入れたタマゴから生まれる恐竜は、それぞれ拠点での作業スキルと戦闘スキルの両方をランダムで所持している。より効率的な拠点を築くための作業員、ダンジョン攻略の要となる戦闘員、どちらを求めるにせよ、理想のスキル構成を求めてタマゴを孵化させ続ける「厳選」作業が始まる。この厳選が、またとんでもない沼なのだ。愛らしい恐竜たちが自分の指示で働き、拠点が豊かになっていく様を眺めているだけでも、時間はあっという間に溶けていく。

もちろん、他の人気作の要素を随所に感じることは否定しない。だが、それは決して模倣ではなく、様々な面白い要素を「恐竜」という最高のテーマで見事に融合させた結果だと感じた。何より、自分だけの恐竜チームを育て上げ、共に戦うという体験は、何物にも代えがたい魅力がある。
早期アクセスゆえの不安定さや、一部の翻訳が完全でないといった点は散見されるが、開発チームは非常に意欲的で、頻繁なアップデートが行われている。この荒削りな部分も含めて、今後の進化を見守るのが楽しみで仕方がない。恐竜が好き、拠点作りが好き、そして時間を忘れて何かに没頭したい。そんなゲーマーにこそ、この底なしの”恐竜沼”をおすすめしたい。
ゲーム概要
- タイトル: Dinotica 恐竜ユートピア
- 発売日: 2025年8月12日
- 開発元: Celestial Studio
- パブリッシャー: XA Studio
- プラットフォーム: PC (Steam)
- 価格: 2,000円
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