「Vampire Survivors」の登場以来、雨後の筍のように増え続けるサバイバー系(弾幕サバイバル)ゲーム。見下ろし型視点で敵の大群をなぎ倒す快感は普遍的なものですが、そろそろ「もう一味違う体験」を求めているゲーマーも多いのではないでしょうか。
そんな中、Midhard Gamesから2025年10月18日にリリースされた『Adrenaline Rampage』は、このジャンルに強烈な「縦の動き」を持ち込みました。一言で表現するなら、往年の「ラン&ガン・アクション」と、サバイバー系ローグライクの悪魔合体。
足場を飛び移り、ダッシュで敵弾をすり抜け、全方位から迫るテクノゾンビを粉砕する。タイトル通りアドレナリン全開の本作を、実際にプレイした感触を交えてレビューします。
平面から立体へ。ジャンプが拓く新たな「生存戦略」

本作最大の特徴は、サイドビューの2Dプラットフォーマー形式を採用している点です。従来のサバイバー系ゲームでは、移動は基本的に平面上の「逃げ」に使われていました。しかし本作では「ジャンプ」と「高低差」が加わることで、アクションの次元が一つ増えています。
敵は左右からだけでなく、空からも、足元のプラットフォームからも湧き出てきます。プレイヤーは自動射撃を行うキャラクターを操作し、二段ジャンプやダッシュ(エネルギー消費制)を駆使して、敵の包囲網を突破しなければなりません。
足場が崩落するギミックや、狭いエレベーター内での死闘など、ステージ構成自体がプレイヤーを殺しにかかってくる緊張感は、単なる「避けゲー」以上の没入感を生み出しています。
「逃げるな、急げ!」 縮小するゾーンとポータルへの疾走

本作のゲームループは、30分間生き残るタイプではなく、ステージクリア型に近い構成です。各エリアで一定時間生き残るか条件を満たすと「ポータル」が出現。制限時間内にそこへ飛び込まなければなりません。
モタモタしていると、バトロワゲーのように赤いゾーンが画面を侵食し、プレイヤーを追い詰めます。この「狩る時間」と「逃げる時間」のメリハリが素晴らしく、常に動き続けることを強制されるため、ダレる暇がありません。
1ステージあたりのプレイ時間は短く、サクサクと進むテンポの良さも魅力。Steam Deckでの動作も快適で、携帯機で「あと1ステージだけ」と繰り返してしまう中毒性があります。
進化する武器、広がるビルド、そして拠点強化

ローグライクの醍醐味であるビルド構築もしっかり搭載されています。レベルアップ時に3つの選択肢からスキルや武器を選び、特定の組み合わせで武器を「進化」させるシステムはお馴染みのもの。しかし、横スクロール画面で巨大化した武器が敵を消し飛ばすビジュアルは圧巻です。
また、ハブエリア(拠点)での永続的な強化要素も充実しています。敵を倒して得たエネルギーを使ってステータスを底上げしたり、新たなキャラクターをアンロックしたりと、周回プレイへのモチベーション維持もバッチリです。現時点ではキャラクター数などに若干の物足りなさを感じるかもしれませんが、それぞれのキャラが全く異なる武器と挙動を持っているため、プレイフィールは新鮮です。
総評:アクション好きのための「能動的」サバイバー

『Adrenaline Rampage』は、サバイバー系ジャンルに「プラットフォーマー」というスパイスを加えることで、より攻撃的で能動的なゲームプレイを実現しました。
ドット絵ではなく、リッチな3Dグラフィックとラグドール物理演算を採用している点も高評価。敵が爆発で吹き飛ぶ様は見ていて爽快です。難易度は少々高めで、特に後半のボスラッシュや弾幕回避は手に汗握る難しさですが、それを乗り越えた時の達成感は格別。
「ただ歩き回るだけのヴァンサバ系には飽きた」というアクションゲーマーにこそ、ぜひ遊んでほしい一作です。
ゲーム概要
- タイトル: Adrenaline Rampage
- ジャンル: アクション / ローグライク / プラットフォーマー / サバイバー
- 開発元: Midhard Games
- パブリッシャー: Midhard Games
- 発売日: 2025年10月18日
- 価格: ¥ 1,700
- 対応言語: 日本語字幕対応
- Store URL: https://store.steampowered.com/app/2419720/Adrenaline_Rampage/






