Webゲームメディア編集部です。 今回は、2025年11月25日に早期アクセスを開始したばかりの『Umigame』を紹介します。 一見すると、よくある見下ろし型のアクションローグライクに見えるかもしれません。しかし、本作はそこに「タワーディフェンス」の戦略性を巧みに融合させた、一味違うスパイスの効いた作品です。 呪われた沼地を舞台に、水の精霊となってタレット(ガーディアン)を配置し、弾幕を避けながら敵を殲滅する。このヒリつくような戦場へ、実際に飛び込んでみました。
ただのハクスラではない、「配置」が戦局を左右する戦術性

本作最大の特徴であり、筆者がプレイして最も唸らされたのが「ガーディアン」システムです。 通常のローグライクアクションであれば、プレイヤー自身の操作テクニック——回避やエイム——が全てです。もちろん本作でもそれらは重要ですが、それ以上に「どこにガーディアン(砲台)を置くか」が生存のカギを握ります。
マップ上の特定ポイントに、毒を撒く植物や、自動射撃を行うキノコのようなガーディアンを設置する。これだけで、単なる殴り合いが「誘導と同調」のゲームに変わります。「敵をこの狭い通路に誘い込んで、ガーディアンの集中砲火で溶かす」といった戦略が決まった時の脳汁が出る感覚は、他では味わえない快感です。 アクションの爽快感と、タワーディフェンスの「詰将棋」的な思考がリアルタイムで進行する忙しさは、心地よい中毒性を生み出しています。
容赦ない沼地の洗礼と、それを乗り越えるビルド構築

「早期アクセスだし、雰囲気ゲーかな?」と高をくくっていましたが、難易度はなかなかに硬派です。 敵の弾幕は激しく、初期状態のプレイヤーは脆い。油断すると一瞬でHPが蒸発します。しかし、だからこそローグライク特有の「ビルド構築」が輝きます。
プレイするたびにランダムで入手できるスキルやアイテム。これらをどう組み合わせるか。例えば、自身の攻撃速度を極限まで上げて手数で圧倒するのか、それともガーディアンの強化に全振りして自分は回避に専念する「他力本願ビルド」を目指すのか。 特に「ガーディアン同士をレーザーで繋ぐ」といったシナジーが発動した瞬間、画面上の制圧力は跳ね上がります。この「弱い状態から徐々に理不尽な強さへと成長していく」過程こそ、ローグライクの醍醐味であり、本作はそのツボをしっかりと押さえています。
協力プレイで加速するカオスと友情

本作はソロでも十分楽しめますが、真価を発揮するのはやはり2人協力プレイ(Co-op)でしょう。 1人が敵のヘイトを集めてタンク役になり、もう1人が後方から魔法とタレットで支援する。あるいは、2人ともガーディアン特化にして画面を弾幕で埋め尽くす。 意思疎通がうまくいけば最強のデュオになれますが、連携が崩れれば共倒れ。そのカオスな状況すらも笑い合えるのが魅力です。
現時点では早期アクセスということもあり、マッチング周りやUIの挙動に荒削りな部分は見受けられます。しかし、それを補って余りあるポテンシャルと、「あと1回だけ」とリトライしてしまう魅力がこの沼には潜んでいます。 開発元のNimblegamesはフィードバックにも積極的なようなので、今後のアップデートでさらに化ける可能性が高い一作と言えるでしょう。
ゲーム概要
- タイトル: Umigame
- ジャンル: 協力型アクションローグライク / タワーディフェンス
- 開発元: Nimblegames (Antoine & Luc)
- パブリッシャー: Nimblegames, Phoenix Game
- 発売日: 2025年11月25日
- 価格: 1,700円
- 日本語: 字幕対応
- Steamストアページ: https://store.steampowered.com/app/2985450/Umigame/






