2025年6月26日、ウクライナのインディースタジオTriomatica Gamesが贈るパズルアドベンチャー『Boxville 2』がリリースされました。本作は、2022年に発売され、その独特なアートスタイルと世界観で多くのファンを獲得した『Boxville』の続編です。
主人公は、ダンボール箱の街「Boxville」に暮らす空き缶。花火の打ち上げ失敗で行方不明になった友人を助けるため、プレイヤーは彼(?)と共に街の外へと冒険に出ます。手描きアニメーションのような温かみのあるグラフィックと、言葉を使わずにイラストだけで語られるストーリーは健在。今回は、実際にこの愛らしい世界を旅してきたプレイレポートをお届けします。
「マシナリウム」の再来? 手描きアートが織りなす癒やしの空間

ゲームを開始してまず目を奪われるのは、その美しいビジュアルです。ダンボールや空き缶、廃材で作られた街並みは、どこか懐かしく、そして温かい。 ポイント&クリック型の冒険は『マシナリウム』を彷彿とさせますが、独自のキャラクターデザインとコミカルなアニメーションが、『Boxville』ならではの個性を確立しています。
キャラクターたちは言葉を話しません。代わりに、フキダシの中に絵を描いて意思疎通を図ります。「これを持ってきて」「あれを動かして」といった要望を、プレイヤーは絵から読み解き、街に散らばるアイテムを使って解決していくのです。このノンバーバルなコミュニケーションが、国境を超えて誰にでも楽しめる普遍的な魅力を生み出しています。
パズルは前作より進化、しかし一部には「ムーンロジック」も

続編というだけあって、パズルのバリエーションは豊かになりました。 アイテムを組み合わせたり、環境を利用したり、時にはミニゲームに挑戦したり。難易度は程よく、解けた時の「なるほど!」というアハ体験は格別です。
ただし、一部の謎解きには少し頭を悩ませる場面も。レビューでも「ムーンロジック(奇妙な理屈)」と評されるような、少し直感的ではない解法を求められることがありました。とはいえ、エリアが限定されており、手持ちのアイテム数も多くはないため、総当たりや試行錯誤で十分に突破可能です。
短くも濃密な数時間。週末の夜長にぴったり

クリアまでの時間は3〜5時間程度とコンパクト。しかし、その密度は濃く、満足感は十分にあります。 友人を救うための冒険は、街の外へと広がり、新たなロケーションや個性的なキャラクターたちとの出会いが待っています。暴力表現はなく、誰もが安心して楽しめる内容なので、お子様と一緒にプレイするのもおすすめです。
1,000円という手頃な価格で、心温まる冒険と程よい脳トレを楽しめる『Boxville 2』。忙しい日常を忘れて、箱と缶の世界で癒やされてみてはいかがでしょうか?
ゲーム概要
- タイトル: Boxville 2
- ジャンル: アドベンチャー / パズル / ポイント&クリック
- 開発元: Triomatica Games
- パブリッシャー: Triomatica Games
- 発売日: 2025年6月26日
- 価格: ¥ 1,000
- 対応言語: 日本語、英語 他(ゲーム内は言語非依存のイラスト表現)
- Store URL: https://store.steampowered.com/app/3131280/Boxville_2/







