砂の海を巨大なカニ型の乗り物「クラブクロローラー」で進み、奇妙なクリーチャーや敵勢力と戦う。そんな独創的なビジュアルが目を引く『DuneCrawl』がリリースされました。本作は、最大4人での協力プレイを軸に据えた、オープンワールド・アクションアドベンチャーです。
退廃的でありながらどこか愛嬌のある世界観、そして「仲間と役割を分担して巨大な乗り物を操る」という、かつての協力型ゲームが持っていた純粋なワクワクが詰まった一作となっています。
クラブクロローラーという名の「我が家」を守り抜く快感

本作の核となるのは、間違いなく巨大なクラブクロローラーでの冒険です。これは単なる移動手段ではありません。移動、攻撃、防衛、そして休息の場でもある、プレイヤーにとっての「動く要塞」です。
協力プレイでは、誰が舵を取り、誰が大砲を撃ち、誰が損傷した脚を修理するかといった役割分担が自然に発生します。この絶妙な忙しさがたまりません。敵のクロローラーとの接敵時、仲間に「左舷に砲弾装填!」と叫びながら自分は舵を切り、飛んできた弾丸で壊れたパーツを叩いて直す。このドタバタ感こそが本作の真骨頂です。
カニの脚にスパイクを付けたり、かわいい帽子を被せたりといったカスタマイズ要素もあり、冒険を続けるうちにこの鉄の塊に言いようのない愛着が湧いてきます。

徒歩と騎乗、二つの視点が織りなす探索の深み
広大な砂漠には多くの島やダンジョンが点在しており、カニから降りての探索も重要な要素です。徒歩でのアクションは等身大の戦いとなり、二本足での立ち回りが求められます。ここで役立つのが、砂漠に生息するバグ(虫)たちの存在です。
ビートルやスコーピオンといった生物に跨り、敵陣を蹂ンジする感覚はクラブクロローラーとはまた違った爽快感があります。特に複数人で一匹の虫に相乗りして突撃する光景は、本作ならではのシュールで楽しい瞬間です。
アクション自体は比較的シンプルにまとまっており、普段あまりゲームをしない層とも気軽に遊べる難易度に調整されています。そのシンプルさが、かえって「次はあの島へ行ってみよう」という純粋な探索意欲を削ぐことなく、最後までプレイヤーを牽引してくれます。
荒削りな部分すらも「味」に変える体験

正直に言えば、挙動に少しクセがあったり、地形に引っかかったりといった「インディーゲームらしい」荒削りな部分は散見されます。しかし、それすらも「おい、カニがスタックしたぞ!」「どうにかして引っ張り出せ!」といった仲間内での笑い話に変わってしまうような、不思議な包容力がこのゲームにはあります。
効率を求めて黙々と進めるのではなく、時には楽器を奏でてバフをかけ合い、時には意味もなくカニをデコレーションする。そんな「遊び」の時間を許容してくれる温かさがあります。ボリュームも、数日間、友人たちと濃密に遊ぶにはちょうど良いサイズ感で、価格以上の「思い出」が残るはずです。
一人で遊ぶ際もゴーストの仲間が手伝ってくれますが、やはり本質は誰かと肩を並べて遊ぶことにあります。最近、誰かと笑いながら遊べるゲームを探しているなら、この砂の海への招待状を受け取ってみてはいかがでしょうか。

ゲーム概要
- タイトル: DuneCrawl(デューンクロール)
- ジャンル: オープンワールド・アクションアドベンチャー
- 対応プラットフォーム: PC(Steam)
- 発売日: 2026年1月5日
- 価格: 2,300円
- プレイ人数: 1~4人(ローカル/オンライン協力プレイ対応)
- 主な特徴:
- 巨大なカニ型車両「クラブクロローラー」の運用とカスタマイズ
- 多様な武器(バズーカ、ハープーン等)や装備品によるキャラビルド
- 砂漠の生物に騎乗する「バグライディング」システム
- ハンドメイドで作り込まれたオープンワールドの島々やダンジョンの探索
- ストアリンク: Steam Store






