武器を持たず、敵の攻撃をすべて「跳ね返す」ことで戦う。そんなストイックかつエキサイティングなローグライクアクション『Ricochet Raven』がSteamで早期アクセスを開始した。開発はKaosrio。サイドビューの高速アクションと、パリィ(受け流し)によるカウンターの爽快感が融合した一作だ。

攻撃手段は「反射」のみというストイックな設計

本作の最大の特徴は、自ら直接攻撃する手段を持たないことだ。敵が放つ弾丸や遠距離攻撃を、タイミングよく弾き飛ばして敵に叩き込む。この「Deflect or Die(弾くか死ぬか)」という極限のルールが、プレイヤーの集中力を一気に引き上げる。
空中で弾き返せばダッシュがリセットされ、そのまま空中を縦横無尽に駆け巡る。このチェインダッシュが決まった時の高揚感は、他のアクションゲームではなかなか味わえない中毒性がある。操作感には独特の癖があるが、慣れてくると画面内を跳ね回るカラスの動きが、自分の指先と完全にシンクロしていくのがわかる。
41種類の「羽」で構築する独自のビルド

ローグライクとしての深みも備わっている。道中で手に入る「アップグレード・フェザー」は現在41種類用意されており、これらを組み合わせることでキャラクターを強化していく。単なる反射の威力を上げるものから、立ち回りを劇的に変えるアビリティまで様々だ。
実際にプレイしてみると、一筋縄ではいかない難易度に驚かされるだろう。しかし、死ぬたびに「次はこう動こう」「あの羽を優先的に取ろう」という改善点が明確に見えてくるため、ついつい「もう一回」と手が伸びてしまう。シンプルながら洗練されたビジュアルと、疾走感を煽るサウンドトラックも、このリトライを後押ししてくれる。
荒削りながら光る原石のポテンシャル

現在、本作は早期アクセス段階にあり、1つの環境と7種類の敵、そして強力なボスが実装されている。ソロ開発ということもあり、一部の操作系統に微調整の余地を感じる場面もあるが、プレイヤーからのフィードバックを反映させるロードマップも公開されており、開発者の熱意が伝わってくる。
「パリィの瞬間のカタルシス」を追求したいアクションゲーマーにとって、本作は非常に価値のある体験になるはずだ。このカラスがどこまで高く飛べるのか、今後のアップデートが楽しみでならない。
ゲーム概要
- タイトル:Ricochet Raven
- 発売日:2026年4月21日
- 開発・パブリッシャー:Kaosrio
- ジャンル:ハイスピード・サイドスクロール・ローグライク
- 価格:1,050円
- 対応プラットフォーム:PC(Steam)
- 言語:英語(日本語非対応、ただしアクションメインのためプレイに支障は少ない)
- 特徴:攻撃手段は「反射」のみ。41種類のアップグレード、高速チェインアクション。
- ストアリンク:Steam: Ricochet Raven







