『Path of Exile』や『Diablo』のような奥深いハック&スラッシュのビルド要素と、『Hades』のようなスピーディーで緊張感あふれるローグライトアクションが融合したインディータイトル『Striving for Light』。
手描きによる独特のビジュアルスタイルと、プレイヤーの選択によって形状を大きく変える前代未聞の「無限拡張スキルツリー」を引っ提げ、ダークファンタジーの新たな挑戦作として登場した本作の魅力に迫る。さらに、開発を後押しする最新DLCの情報もお届けする。
毎回姿を変える、あなただけの無限スキルツリー

本作の最大の特徴であり、プレイヤーを最も狂わせる要素が、ランダムに生成・拡張されていくスキルツリーだ。
一般的なARPGのように決められたツリーをなぞるのではない。レベルが上がるたびに未開の地が拓かれるように新たなノードが出現し、ランダムな能力が提示される。近接攻撃特化にするか、遠距離から手数を稼ぐか、あるいは強力なペット(お供のニワトリの大群すら作れる!)を引き連れて戦うか。すべては刻々と変化するツリーと、プレイヤーの即興の判断に委ねられる。
さらに、道中で手に入る「スキルジェム」を組み込むことで、ツリー自体の構造を自らの手で作り変えたり、不要な経路をリロールして強引に理想のルートへ繋ぎ直すといった「ツリーのクラフト」までもが可能。この圧倒的な自由度とローグライト特有のランダム性が、毎回の冒険(ラン)を完全にユニークなものへと変貌させている。
緊迫のデュアル戦闘とシビアな一撃の重み

戦闘システムは、マウス&キーボードやコントローラーによる照準合わせを重視したツインスティックシューターに近い操作感を採用している。
特徴的なのは、近接武器と遠距離武器をリアルタイムで切り替えながら戦う「デュアルリソースシステム」だ。近接攻撃はスタミナ(持久力)を、遠距離攻撃はマナ(エネルギー)を消費するため、一方の資源が枯渇すれば、もう一方の武器に切り替えて戦うといった動的な立ち回りが求められる。
放置や無双が許されないシビアなゲームバランスも特徴だ。プレイヤーの初期ライフはわずかな「ハート(盾)」で表され、数回被弾するだけで容易に命を落とす。常にダッシュ(回避)のタイミングを見極め、敵の激しい弾幕やエリアに仕掛けられた凶悪なトラップを紙一重でかわし続ける緊張感がある。後半、こちらの火力がインフレして画面がエフェクトで埋め尽くされるなか、トラップ一つで大ダメージを受けたときの心臓の跳ね上がり方は、まさにローグライトの醍醐味と言える。
荒削りながらも中毒性の高い、新たな時間泥棒

実際にプレイを重ねるほど、このゲームの持つ「あと1回だけ……」と思わせる底なしのループ性に引きずり込まれていく。
確かに、インディーゲームらしい硬さや、文字通り命取りになるレベルの強烈なトラップ配置、後半の画面の見づらさなど、好みが分かれる荒削りな部分は存在する。しかし、そんな不満を完全に吹き飛ばすほど、ビルドがカチッと噛み合った瞬間の「脳汁が出るような爆発的な火力」と、キャラクター育成の面白さがズバ抜けているのだ。難攻不落のピナクルボスや無限に難易度が上がるリフト(ダンジョン)に挑み、何度も全滅しながら永続強化を進めていく過程は、ハクスラ中毒者にはたまらない。
特筆すべきは、死亡時に「エコー武器」として自分のメッセージを刻んだオリジナル装備をクラフトし、それを他のプレイヤーの世界へドロップさせられる非同期のオンライン要素。自分の生きた証が誰かの冒険を助け、あるいは誰かの育てた強力なキャラクターの幻影がこちらの前に立ちはだかるという、ダークな世界観にマッチしたシステムが秀逸だ。開発陣の熱意がダイレクトに伝わってくる、まさに「隠れた名作」と呼ぶにふさわしい一本だ。
ファン必携、世界を彩るサポーターパックDLCが登場

本作をさらに深く楽しみたいプレイヤーに向けて、継続的な開発を直接支援できる「Supporter Pack DLC」がリリースされた。
本DLCはゲームプレイの有利不利には影響しない純粋なコスメティック(外見変更)アイテムの詰め合わせとなっており、28種類以上の豪華なスキンや視覚効果が収録されている。背中に装備できるスタイリッシュな翼やバックパック、頼もしく後ろをついてくる愛らしいミニペット、歩いた地面に個性を残す足跡エフェクトなど、手描きの世界観をよりリッチに演出する要素が満載だ。
さらに、キャラクターの周囲に惑星や蝶の群れを巡らせる美麗な「キャラクターオーラ」や、ボスやエリート敵を討伐した際に敵をコウモリに変えて消し去る派手な「フィニッシュエフェクト」も追加される。ワンオペあるいは極少人数の意欲的な開発姿勢を応援しつつ、自らのキャラクターをダークに、あるいは煌びやかに飾り立てる絶好の機会となるだろう。

『Striving for Light』ゲーム概要
- タイトル: Striving for Light
- 開発 / パブリッシャー: Igniting Spark Games
- 発売日: 2025年7月11日
- 価格: ¥ 2,000
- 対応言語: 日本語字幕対応
- ジャンル: ローグライト・アクションRPG
- ゲームシステムの特徴:
- 進行ルートに応じて動的にランダム生成・拡張される「無限スキルツリー」
- 独自の特化ツリーを持つ9つのプレイアブルなキャラクタークラス
- 戦闘中に近接と遠距離をリアルタイムで切り替えるデュアルリソース戦闘
- 77種類以上のユニーク武器ベースと、能力をカスタマイズ可能なクラフトシステム
- リフト、マッピング、ピナクルボスラッシュなどの豊富なエンドゲームコンテンツ
- シーズン制リーダーボードおよびローカル協力プレイ対応
- 他プレイヤーの世界に自作の武器やキャラクターのエコーを残せる「遺産」システム
- ストアページ: Steam ストアリンク
追加コンテンツ情報
- DLCタイトル: Striving for Light – Supporter Pack DLC
- 発売日: 2026年4月24日
- 価格: ¥ 905
- コンテンツ内容:
- ゲームプレイに影響しない28種類以上の限定コスメティック・スキン・エフェクト
- 背面アクセサリー(翼、根、バックパックなど)
- プレイヤーに追従するミニペット
- 移動時に地面を彩る足跡エフェクト
- 独自の存在感を放つキャラクターオーラ(闇、輝き、惑星、蝶の群れなど)
- ボスやエリート撃破時に発動する特別なフィニッシュエフェクト
- DLCストアページ: Steam DLCストアリンク






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