混沌の銀河をサバイブせよ!艦隊育成とリアルタイム戦略が融合したSFノマドRTS『Space Menace 2』プレイレビュー #spacemenace2

広大な宇宙、蠢く無数の派閥、そして深宇宙から迫る未知の脅威。SFファンなら誰もが一度は憧れる「一介の傭兵から成り上がり、自分だけの巨大艦隊を率いる」というロマンを真っ向から形にしたSFリアルタイムストラテジー(RTS)が登場した。

Only4Gamersが手掛ける『Space Menace 2』は、限られたリソースの中で自らの艦隊を拡張し、激動の銀河を渡り歩く、中毒性の高い宇宙戦闘RTSだ。

始まりは小さな2隻から、銀河を揺るがす一大勢力へ

プレイヤーは、どの主要派閥にも属さない独立組織のルーキー艦長として銀河に放り出される。最初に与えられるのは、頼りない小規模な2隻の戦艦のみ。ここから各ステーションの駐地でミッション(日志)を請け負い、報酬となるクレジットを稼ぐ泥臭い下積み生活がスタートする。

ゲームプレイスタイルは、まさに「宇宙の何でも屋」だ。特定の派閥に加担して敵対陣営を叩き潰すこともあれば、危険なセクターをパトロールすることもある。仕事をこなせば対象の派閥からの信頼と名声が得られるが、当然、敵対する派閥からは命を狙われる。この錯綜する勢力図の中で、どこと手を組み、どこを敵に回すかという綱渡りのようなパワーゲームが非常にスリリングで面白い。

パズルのように試行錯誤する「艦船カスタマイズ」が熱い

本作の面白さの核であり、最も時間を泥棒される要素が「艦船のモジュール編成」だ。

手に入れた戦艦や宇宙ステーションは、マス目で区切られたスロット構造になっており、ここに武器や装甲、動力源などをはめ込んでいく。スロットには役割ごとに色分け(武装、補助、エンジン、コアなど)がされており、限られたスペースに何をどう配置するかが艦長としての腕の見せ所となる。

強力な大口径レーザーを積みたいが、それには膨大な電力を食うコア電池が必要になり、今度は防御シールドのスペースが削られる……といったジレンマが常に付きまとう。この、まるでアタッシュケースの中身を綺麗に整理しながら最強のビルドを模索するようなパズル的楽しさは、一度ハマるとキリがない。同レベルの装備を合成して強化するシステムもあり、前作以上に機能美を追求した自分だけの「最強の要塞」を作り上げる喜びに満ちている。

弾幕が飛び交う、緊張感抜群のリアルタイム宇宙戦

ひとたびセクター間をジャンプし、戦闘に突入すれば、画面は一気にSF映画さながらの激しい戦場へと変貌する。

飛び交う無数のミサイル、自艦を守るドローン群、そして空間を切り裂くレーザー。戦術的な位置取りや、どの敵艦から集中砲火を浴びせるかといったリアルタイムの状況判断が勝敗を分ける。時には同盟軍の艦隊が共闘してくれることもあり、彼らを肉壁にしながら自軍の損害を抑えて漁夫の利を狙うような、ずる賢い立ち回りが決まった瞬間は最高に気持ちが良い。

戦闘で得た報酬で、さらに大型の星艦を購入し、装備をアップグレードして、より高難度のエリアへ挑む。この「戦闘、収穫、カスタマイズ」のサイクルが生み出すグルーヴ感は極めて強力だ。

荒削りだからこそ、無限の可能性を秘めた宇宙

個人開発(インディー)タイトルということもあり、UIの導線やゲーム内のチュートリアルテキストの多さなど、初動で少し不親切に感じる部分があるのは事実だ。また、艦隊が強くなりすぎると一時期に単調さを感じる場面もある。

しかし、開発者はプレイヤーの声に非常に耳を傾けており、アップデートの頻度も高い。最近ではモッディング(Mod)への対応も進んでおり、コミュニティの手によって新しい艦船や機能が追加されつつある。Diabloのようなハクスラ的ビルド構築と、じっくり腰を据えて楽しむ宇宙RTSが見事に融合した本作は、SFストラテジー好きなら間違いなく価格以上のポテンシャルを感じられる一本だ。

ゲーム概要

  • タイトル:Space Menace 2
  • ジャンル:SFリアルタイム戦略(RTS) / 宇宙戦闘シミュレーション
  • 開発元・パブリッシャー:Only4Gamers
  • 発売日:2025年7月25日
  • 価格:1,200円
  • 対応言語:日本語字幕対応
  • ストアページ:Steam ストアリンク

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