独自の進化を続ける「サバイバー系(Vampire Survivorsライク)」ジャンルに、また一つ強烈な個性を放つタイトルが登場した。それが2026年6月2日に早期アクセスが開始された『Dino-Ducks Mayhem』だ。本作は恐竜化したアヒル(Dino-Duck)を操作し、迫り来る敵の群れを銃火器でなぎ倒していくツインスティック・シューターである。
まずは、爆発と混沌に満ちた本作のゲームプレイ映像をチェックしてほしい。
アヒルを引き連れ、戦場を地獄の爆発で満たす快感

本作の最大の特徴は、主人公である「恐竜アヒル」の後ろに最大4羽の子アヒル(ダックリング)を引き連れて戦う「ダックビルダー」システムだ。
プレイヤー自身がツインスティックで狙いを定めて撃ちまくる傍ら、頼れる(そして最高にキュートな)子アヒルたちは自動で周囲の敵を攻撃し、資源を貪欲に回収してくれる。この主従による波状攻撃が本作のコアであり、他のサバイバー系とは一線を画す楽しさを生み出している。
ウェーブをクリアするたびに経験値を獲得し、ステータスを強化。さらに道中で手に入る素材を使って武器を合成し、より強力な上位武器へとビルドを組み上げていくプロセスは、一度ハマると止め時が見つからない。
限界知らずのステータス爆上げがもたらす極上のトリップ感

実際にプレイしてみると、序盤の立ち上がりこそややスローペースに感じられるものの、中盤以降の「ビルドが噛み合った瞬間」の爆発力が凄まじい。
本作が素晴らしいのは、パッシブアイテムの所持数に制限がない点だ。資金が許す限り同じアイテムを何度でも購入してスタックできるため、攻撃力や手数が文字通り無限にスケールしていく。
終盤にもなれば、画面全体がエフェクトと爆発で埋め尽くされ、敵が一瞬で消し飛ぶ文字通りの「ゲーム崩壊(ゲームブレイク)」状態へ突入する。この時の全能感と脳汁の出方は凄まじく、思わず画面に向かって「これだよ、これ!」と叫びたくなるほどだ。美麗に描かれたアヒルたちのハチャメチャなアニメーションや小気味いい効果音も、このカオスな爽快感をいや増している。
早期アクセスゆえの粗削りな部分と、それを補って余りあるポテンシャル

一方で、現時点では早期アクセス初期ということもあり、UI(ユーザーインターフェース)の利便性やコントローラー操作時のメニュー画面の演出には素朴さが残る。宝箱を開けた際などの演出がもっとド派手になれば、さらに中毒性が増すだろう。また、終盤のド派手なエフェクト祭りによって、動作がやや重くなる場面も見受けられた。
しかし、それらの粗削りな部分を差し引いても、メインキャラクターと子アヒルの組み合わせによって変化する武器のクラフトツリーや、底なしのインフレ要素がもたらす中毒性は本物だ。今後のアップデートでは完全オートエイム機能の実装なども予定されており、さらなる進化が期待される。
「手軽に、しかし圧倒的な火力で敵を蹂躙したい」というサバイバー系フリークにとって、本作は今すぐライブラリに加えるべき、ポテンシャルに満ち溢れた一作だ。

ゲーム概要
- タイトル: Dino-Ducks Mayhem
- ジャンル: ツインスティック・シューター / ローグライト・サバイバー
- 開発・パブリッシャー: Duckosaurus Games
- 発売日: 2026年6月2日(早期アクセス)
- 価格: 1,700円
- 言語対応: 日本語非対応(英語のみ)
- 配信プラットフォーム: PC(Steam)
- ストアページ: Steam ストアリンク






