強烈な個性を放つインディーゲームがまたひとつ、Steamの海から飛び出してきた。その名も『Dino-Ducks Mayhem』。
本作は、恐竜のような力強さとアヒルの愛くるしさを併せ持つ「ディノ・ダック」を操作し、迫りくる敵の群れをなぎ倒すツインスティック・シューターだ。昨今のトレンドである「Bullet Heaven(ヴァンサバ系)」の要素を色濃く反映しつつ、独自の「ダック・ビルダー」システムを搭載。爆発と弾幕、そしてキュートなアヒルたちが画面を埋め尽くす、文字通りのメイヘム(大混乱)を体験できる。
アヒルを率いて生き残れ!戦略性とカオスが同居する「ダック・ビルダー」

今回の体験版で真っ先に目を引いたのは、単に敵を撃つだけではない、最大4羽の「子ダック」を従えて群れ(Flock)を構築する独自のビルド要素だ。
プレイヤーが操作するメインのディノ・ダックは、ツインスティック操作で精密に敵を狙い撃つ戦闘担当。一方で、背後に連なる子ダックたちは、周囲の資源を自動で回収したり、近寄る敵を撃退したりと献身的にサポートしてくれる。
実際に動かしてみると、この役割分担が実に小気味よい。自分が回避と主砲に専念している間、後ろでチマチマと働くアヒルたちが愛おしく、彼らを強化して「最強の群れ」へと育て上げる過程には、従来のシューターにはない育成の楽しさが詰まっている。
鍛冶とメタ進行が生む、やめどきを見失う中毒性

ウェーブをクリアするたびに得られる経験値でステータスを強化し、新たな装備を手に入れる。このサイクルは非常にテンポが良く、デモ版ながら気づけば「もう1回だけ……」と指が動いてしまう。
特筆すべきは「鍛冶(Forging)」のシステムだ。道中で手に入れた破片(Shards)を使い、武器をアップグレードしたり、独自の強力な武装を鍛え上げたりすることができる。武器のバリエーションやビルドの広がりは、製品版への期待を抱かせるに十分な手応えだ。
ビジュアルの可愛さに油断するな!手に汗握る本格弾幕アクション

グラフィックは3Dのカートゥーンスタイルでまとめられており、一見すると非常にほのぼのとしている。SMGを抱えた小さなアヒルがヨコヨコと歩く姿には、思わず笑みがこぼれてしまうだろう。
しかし、その中身は硬派なアクションだ。画面を覆い尽くすほどの爆破エフェクトと敵の猛攻は圧巻で、一瞬の油断が命取りになる。特に爆発系の敵や弾幕を回避する感覚は、アクションゲームとしての手触りが非常に鋭く、ツインスティック・シューターとしての基礎体力の高さを感じさせた。
一部、視認性やバランス面で粗削りな部分は見受けられたが、それすらも「カオスな楽しさ」として飲み込んでしまうパワーがこのゲームには宿っている。
総評:アヒルと恐竜の化学反応がもたらす新感覚の爽快感

『Dino-Ducks Mayhem Demo』は、可愛いキャラクターに反して、非常にエネルギッシュで満足感のあるシューティング体験を提供してくれる。
「Bullet Heaven」系のジャンルに、自ら狙いを定める「ツインスティック」の操作性と、仲間を増やす「分隊ビルド」の概念を持ち込んだ点は非常にユニークだ。派手なエフェクトに包まれながら、愛するアヒルたちと共に戦場を駆け抜ける快感は、一度味わうと癖になる。
カオスでキュートな戦場で、あなたも自分だけの最強のアヒル軍団を率いてみてはいかがだろうか。
ゲーム概要
- タイトル: Dino-Ducks Mayhem(体験版)
- 開発・パブリッシャー: Duckosaurus Games
- 本編発売日: 未定
- ジャンル: ローグライク・アクション / ツインスティック・シューター
- プラットフォーム: PC(Steam)
- 主な特徴:
- 最大4羽の子ダックを編成する「ダック・ビルダー」システム
- 精密な射撃が楽しめるツインスティック・コントロール
- 破片を使用して強力な武器を生み出す鍛冶システム
- ウェーブ間のステータス強化とメタプログレッション
- 製品版ストアリンク: Steam:Dino-Ducks Mayhem
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