かつて『Warcraft』や『Diablo』、『League of Legends』といった名作に携わったベテラン開発陣が集結するOne More Gameが、ついに放つ新作ローグライトTPS『SWAPMEAT』。早期アクセスを経て1.0正式版へと肉が熟成された本作は、ビジュアルもシステムも、とにかく「肉(MEAT)」尽くしの一本だ。
倒した異星人の部位をその場で奪う狂気のゲーム性

プレイヤーはRangus Corp.の変幻自在のエージェント「Squishy」となり、奇妙な変異モンスターが蠢く惑星へ身を投じる。
最大の特徴は、敵の頭、胴体、脚をちぎり取り、その場で自分の肉体へと文字通り「スワップ(換装)」できる点だ。手に入れた部位によってアビリティが即座に変化するため、戦況に合わせた素早い適応が求められる。
トリプルジャンプが可能な脚で戦場を跳び回ったかと思えば、次の瞬間には周囲にグレネードを撒き散らす七面鳥の頭を装着している。このカオス極まるビルド構築こそが本作のコアであり、中毒性の源泉だ。
スピード感あふれる戦闘と押し寄せる混沌

戦闘のベースは非常にハイスピードで、かつての名作アリーナシューターを彷彿とさせる操作感がある。そこに『Risk of Rain 2』のようなローグライトの文脈と、大量の敵を捌くCo-opシューターの緊張感がブレンドされている。
刻一刻と迫る制限時間のなかでメイン目標をこなしつつ、ランダムイベントやサブクエストに手を出すかどうかのタイムマネジメントが熱い。
ランダムドロップに一喜一憂し、今ある肉の組み合わせでどう生き残るかをアドリブで組み立てていく感覚は、ローグライトファンなら間違いなく脳汁が出るポイントだろう。ハイスピードな戦闘とカラフルでポップな90年代風のビジュアルが合わさり、画面内は常に情報過多なお祭り状態だ。
荒削りな部分も含めて愛せる「肉」の魅力

一方で、高難易度モードにおける部位バランスや、ソロプレイ時の目標達成タイマーのシビアさなど、やや大味に感じる部分もある。ドロップの運に左右されすぎる局面や、ビルドのシナジーが噛み合わないもどかしさを感じることもあるだろう。
しかし、それらを補って余りあるほど、本作が持つ強烈な個性と勢いは凄まじい。拠点に戻って集めた資源で永続アップグレードを解放し、少しずつ強力な武器やパークを揃えていく育成要素もしっかり用意されており、気がつけば「もう1回だけ……」と出撃を繰り返してしまう魅力がある。
何より、ゲーム全体から漂うどこかマぬけたブラックユーモアと、豪華スタッフ(『Hades II』のAustin Wintory氏がコンポーザーとして参加!)による極上のサウンドトラックが、この悪趣味で最高に楽しい体験を極上のディナーへと仕立て上げている。フレンドを誘って4人でカオスなマルチプレイに飛び込めば、爆笑と絶叫の渦に巻き込まれることは確実だ。

ゲーム概要
- タイトル:SWAPMEAT
- ジャンル:ローグライトアクションTPS
- 発売日:2026年6月17日
- 開発・パブリッシャー:One More Game
- 価格:1,980円
- 対応言語:日本語字幕対応
- プレイ人数:1〜4人(オンラインCo-op対応)
- プラットフォーム:PC / Mac(Steam Deck Verified対応)
- Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/2790700/SWAPMEAT/






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