青い海、白い砂漠、そして鳴り響く心地よい波の音。日常の喧騒を忘れ、誰もが憧れる理想のリゾート地をゼロから作り上げる快感が、ここにはあります。Beardroid Gamesが手掛けたシミュレーションゲーム『Tropical Resort Simulator』は、単なる施設配置型の経営ゲームにとどまらない、圧倒的な「当事者感」と「中毒性」を兼ね備えた南国ライフを満喫できる一本です。
気がつけば朝になっている、恐るべき時間泥棒ゲーム

本作の魅力は、何と言っても「やりたいことが次から次へと溢れ出てくる」絶妙なゲームサイクルにあります。最初は誰もいない寂れた海岸からスタートし、ビーチチェアやタオルをレンタルすることからビジネスが始まります。島で採れる新鮮なフルーツを収穫し、魚を釣り、自らの手で地元の料理やカラフルなカクテルをクラフトして観光客をもてなす。この一連の流れがとにかく直感的で、動かしているだけで妙に心地よいのです。
リゾートの評判が上がるにつれて解放される要素も爆発的に増えていきます。巨大なウォータースライダーを設置したり、お土産用の可愛いハットを自作して販売したり。客が増えて手が回らなくなれば、清掃員やシェフなどのスタッフを雇って自動化を進める楽しさもあります。
「あと1日だけ営業を進めて、あの施設を建てたら寝よう……」そう思ったはずが、時計の針はすでに数時間進んでいる。そんな強烈な中毒性に満ちています。
経営だけじゃない、ジェットスキーで駆けるオープンワールド冒険譚

本作を他のシミュレーターと一線を画す存在にしているのが、島全体を舞台にしたアドベンチャー要素です。序盤からなんとジェットスキーに乗って広大な海へと繰り出すことができ、島の周囲に隠された謎や、古代の宝の気配を感じさせるワクワクするストーリーが用意されています。
海に飛び込んでハープーン(銛)で魚を突いたり、深く潜って新鮮な食材をかき集めたりする楽しさは、まるでサバイバルアドベンチャーゲームを遊んでいるかのよう。時にイルカがジェットスキーのすぐ横を並んで泳いでくれる演出などもあり、南国の空気感へのこだわりには思わず感情が昂ぶります。コジー(居心地の良い)な癒やしと、未知の領域を切り開く冒険心のバランスが見事です。
開発陣の熱量がリアルタイムで伝わる、進化し続ける楽園

インディーゲームらしい荒削りな部分や、NPCの挙動に少し愛嬌のある不具合が見られることもありますが、それすらも笑いに変えてくれるのが本作の懐の深さです。何より特筆すべきは、開発チームの圧倒的なユーザーファーストの姿勢です。コミュニティからのフィードバックに対する修正パッチの速さは驚異的で、プレイヤーと共にゲームをより良くしていこうという情熱がダイレクトに伝わってきます。遊ぶたびに快適さが増していくその姿を見ていると、このリゾートをさらに大きく育てていきたいという愛着が湧くこと間違いなしです。
最大4人までのオンライン協力プレイにも対応しているため、フレンドと一緒に役割分担をしながらワイワイ島を拡大していくのも最高の体験になるでしょう。日常のストレスを忘れ、南国の太陽の下で思いっきり泥臭く、そして最高にロマン溢れるリゾート経営に浸ってみてはいかがでしょうか。

ゲーム概要
- タイトル: Tropical Resort Simulator
- 開発元 / パブリッシャー: Beardroid Games
- 発売日: 2026年5月21日
- 価格: 1,600円
- 言語対応: 日本語字幕対応
- ジャンル: 南国リゾート経営シミュレーション / オープンワールドアドベンチャー
- プレイ人数: 1〜4人(オンライン協力プレイ対応)
- ストアページ: Steam ストア URL







