150km/h超の剛速球が目の前に迫り、スタジアムを包む地鳴りのような歓声が耳を揺さぶる――。Meta Quest 3 / 3s向けにリリースされた本格派VRスポーツ『IRUSU CRICKET VR』は、まさに球場へ身を投じたかのような没入感をもたらす注目のタイトルだ。
物理演算をフル活用した1:1のバットトラッキングに加え、本格的な審判判定システム(DRS)まで網羅された本作。世界的な人気を誇るクリケットの醍醐味を、最新VRハードの性能を限界まで引き出して再現している。
手元に伝わる「打球感」が癖になる物理シミュレーション

実際にVRヘッドセットを装着し、バットを構えてピッチに立つ。相手投手が腕を振り下ろした瞬間、ダイナミックなモーションでボールが手元へ伸びてくる。振り抜いた瞬間の手応え――ハプティクス(振動フィードバック)の感触がとにかく心地よい。
芯で捉えたクリアなインパクトと、エッジにかすった時の鈍い感触が見事に打ち分けられており、本当に木製バットでボールを捉えたかのような錯覚に陥る。スイングの強さや角度、打点(スイートスポット)の位置が直接打球の軌道と飛距離に反映されるため、適当に振り回すだけではスタンドインしない絶妙な手ごたえがある。
リアルな戦術とハイテク審判システム(DRS)の臨場感

対戦相手となるAIの挙動も非常にスマートだ。プレイヤーの打撃傾向に合わせて球種やコースを変えてくるだけでなく、守備陣(フィールダー)がボールに向かって滑り込み、ギリギリのキャッチを見せるシーンもしばしば見られる。
さらにゲームを盛り上げるのが、スタジアムの大型ビジョンに映し出される「DRS(審判ビデオ判定システム)」の演出だ。アウトかセーフか、球審の判定にチャレンジした際、ホークアイ(軌道予測)やスニスコ(音響判定)がCGでドラマチックに可視化される。このテレビ中継さながらの緊張感は、スポーツVRとして実に満足度が高い。
課題と伸びしろを含めたアーリーアクセスの現状

現時点ではアーリーアクセス段階ということもあり、プレイヤーの習熟度やプレイ環境(アタッチメント使用など)によっては、細かなトラッキング感度やUIの磨き込みに課題を感じる部分もゼロではない。
しかし、開発元がコミュニティのフィードバックを積極的に取り入れ、頻繁なアップデートを行っている姿勢は評価できる。ネット練習場でのフォームチェックから、世界の有名スタジアムを舞台にした本格マッチまで、基本となるゲーム骨格はすでに非常に高い水準で仕上がっている。
VRスポーツファンなら触れておくべき一作

短時間でサクッと遊べるクイックプレイから、じっくり挑めるキャリアモードまで幅広く用意されており、クリケットのルールに詳しくないプレイヤーでも純粋な「バッティングアクション」として熱中できる。完璧な打球を放ち、観客席から大歓声が湧き上がった瞬間の爽快感は格別だ。手軽に本格的なボールゲームの爽快感を味わいたいVRゲーマーには、自信を持っておすすめしたい。
ゲーム概要
- タイトル:IRUSU CRICKET VR
- ジャンル:VRスポーツシミュレーション
- 対応プラットフォーム:Meta Quest 3 / Meta Quest 3s
- 発売日:2026年6月18日
- 開発元:Irusu International
- パブリッシャー:Irusu Studios
- 価格:1,600円
- 言語対応:日本語非対応(英語等)
- ストアURL:https://www.meta.com/ja-jp/experiences/irusu-cricket-vr/35374249182188461/






